活動日誌


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10月10日 アルバム完成 (たつや@副会長)

昨年、私達の同好会で1つ進展があった。
それはテーマソングの完成である。
HPにも乗せている「ほしぞら」がそうである。

これに端を発し、次はアルバム制作という事になった。
夏中のレコーディングを終え、今日とうとう私達のアルバムが完成した。
ジャケットデザイン等に時間を費やしたが、待望の1枚である。

ジャケットデザインは同好会一の職人気質を持つエミ氏の手によるもので、アイデア満載のものとなった。

歌詞カード表 歌詞カード裏 CD表



肝心の内容は全10曲で、うち9曲が会長作曲、1曲が私作曲である。
以下に曲順と簡単な解説を載せておく。

1:ほしぞら
 70'sグループサウンズ風のソロが特徴の、我が同好会のテーマソング。
 四季の移り変わりを表現する、会長若かりし頃の楽曲。

2:The Woolpack
 副会長の初作品。邦題は「入道雲」。ハードロック風のリフをクリーンに表現。
 英語歌詞の歯切れの良さと勢いで駆け抜ける曲。

3:朝
 バックに流れる小気味良いストロークが特徴のロック風ナンバー。
 ストレートなエレキサウンドが物語の始まりを連想させる1曲。

4:流れ星
 アルペジオが冴える1曲。スローバラードが雰囲気を醸し出す。
 一瞬で消えていく流星に、未来への希望を乗せて歌った1曲。

5:桜
 女性ボーカルで切ない歌詞を表現した1曲。
 青空のように拡がるハイトーンボイスは曇りの無い乙女心その物。

6:桜雨
 メロディアスなソロとサビの拡がりが特徴の曲。
 アウトロの連続チョーキングは必聴。

7:思い出炭酸(ソーダ)
 これまでと一転して、カッティング中心の曲。
 ウクレレの音と夏らしいポップなリズムが頭に残る曲。

8:うつろい
 泣きメロと、哀愁あるアルペジオが淋しさを演出する1曲。
 昭和歌謡風のアレンジ。

9:カノープス
 会長と30年来の相棒ギター1本で、
 老星カノープスを自身に見立て歌い上げた渾身の1曲。

10:星空の下で
 毎週金曜夜に行われる、我が同好会の星例会。
 思わず、その情景が目に浮かぶような優しい曲。

ジャケット完成までの間、どうやら会長の元で新たな動きがあるようで、2ndアルバムの制作も考えていると聞く。
次のアルバムには、1stを踏襲しつつ、新しい試みも取り入れてみたい。

なお、もしこの活動日誌を見て聴いてみたいと思った方は、同好会宛にメールを下さい。


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10月8日 雲の上では流れ星が、部屋からは皆の歌声が...。

今日はジャコビニ流星群の極大日でしたが、秋雨前線が空に居座って、朝からあいにくの雨模様。

夜9時頃、「♪雨も降り飽きて風も止んだようだね♪」と吉田拓郎の曲を口ずさみながら、老犬のバクと自宅前の公園まで様子を見に行きました。
見上げた夜空は、灰色の雲が折り重なって星一つ見えません。しかたなく自宅に戻り、風呂にでも入ろうかと準備をしていたところ、外からバクと戯れるえみさんの声が聞こえてきました。
急いで外に出てみると、えみさんとたつや副会長、それにひろこさんが集まっていました。
「流星観測は無理ですね」と、皆あきらめ顔。
元々見られる可能性の少ないジャコビニ流星群なので、外れても大して気にするほどのことではなく、いつもの様に、世間話が始まりました。

先程外に出たときに、えみさんの部屋からギターの音色が聞こえていたので、「ギターの調子はどう?」と聞いてみました。「ネックが起きてきたみたいで、弦高が高くなってFコードが弾きにくくなってきた」とのこと。それを聞いて職人気質の私が我慢できるわけはなく、「すぐに調整しましょう」と言って、ギターを持って来てもらいました。
場所を、M家の別宅の一室でギターの練習やレコーディングに使わせてもらっている部屋に変えることになり、小雨の中を小走りで移動しました。

えみさんのギターは、オールドの東海楽器のキャッツアイで、高音が繊細で全体的に女性的な響きがします。
さっそく弦を外し、ネックの反りを調整し、弦高を下げるためにナットとサドルの底辺をサンドペーパーで慎重に削り、弦を元に戻し音程を合わせて見ました。弦高を0.5mm程度下げただけで、数段弾きやすくなりました。
弦は、マーチンのライトゲージを張っているので、エキストラライトならもっと弾きやすくなるよと薦めてみましたが、頑張り屋のえみさんは、Fコードでどうにか音が出ているから、このままライトゲージで練習するとのこと。いつもFコードは半バレーで手抜き演奏をする私とは大違い。見習わなくっちゃね。

この部屋には、もう一本ギターが置いてあるのですが(これもオールドのキャッツアイです)、ネックが取り付け部から起き上がってしまい、演奏に耐えられない状態なので、インテリアとして静かに眠ってもらっています。
このギターも眠らせておくには勿体ない良い音がするので、再度ネックを調整してみました。
ギターのネックには、反りを調整するために軽く曲がった金属棒が仕込まれていて、その金属棒を引っ張ってネックの反りを変えられるようになっています。
前に調整した時には、ネックの反りは調整可能範囲を超えてしまっていたので、もう使えないと判断したのですが、今回調整してみると、「バキッ」と気持ち悪い音がして僅かに反りが少なくなりました。
たつや副会長に弾いてもらったところ、十分に使えるとのこと。このギターの現役復帰が決まりました。

そうこうするうちにF家の皆さんも集まってきました。
そして、いつもの様にお菓子を食べお茶を飲み雑談が始まりました。
しばらくして、たつや副会長の弾くギターの音色に誘われて、皆の歌いたい気持ちが盛り上がってきたので、「残念歌声喫茶」*1を開くことになりました。
 *1 「残念歌声喫茶」=(観測が出来なくて)残念(代わりに)歌声喫茶(で楽しもう)

三百数十曲が載っている歌本を持って来て準備完了。
伴奏は、たつや副会長のギターが中心で、私もオマケ程度にギターを弾きます。
たつや副会長は、お気に入りのオールドのエレキギターを手入れてから、さらにギター演奏の腕が上がって、万年中級の私の演奏能力を遙かに凌駕しています。したがって、私の音は、時として邪魔をするだけなので遠慮がちに弾きました。(正直、弾けないコードが多かったです)

古い曲は、けいこさんと私が歌い、新しい曲は、ちさこさん、ともこさん、ひろこさんが歌いました。誰かさんの音痴な歌声に、えみさんは笑いながら、音程を伴奏に合わせるようにと指導してくれています。
お世辞にも上手いとは言えない歌声でしたが、大きな声で楽しく歌うことで、日々の憂さを晴らしました。

最後は「上を向いて歩こう」を皆で歌いました。
「♪幸せは雲の上に 幸せは空の上に♪」と歌い、今空の上ではジャコビニ流星群の流星雨が流れているかもしてないと想像しながら、歌っている皆の顔の輝きは流星にも負けないくらい綺麗だなと、うれしく思いました。

左手の指先が真っ赤になるまでギターを弾き続けた、たつや副会長ご苦労様でした。
また観測予定日が雨の時は、「残念歌声喫茶」で楽しみましょう。


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