どんどん ちびくろさんぼは すすんでいきました。すると ちびくろさんぼは またべつのとらにあいました。とらは いいました「ちびくろさんぼ おまえをたべちゃうぞ!」

ちびくろさんぼは いいました。「おねがい とらさん ぼくをたべないで。かわりに そことうちがわがまっかな すてきなむらさきいろのくつをあげるから」

けれども とらは「おまえのくつなんてなんのやくにたつのだ? おれは4ほんあしで くつは2つしかない。たらないぞ」と ふまんそう

でも ちびくろさんぼは いいました「あなたの みみにかぶせたらどうでしょう」

「なるほど」とらは いいました「それは たいへんいいかんがえだ。くつをよこせ。こんどは おまえをたべるのはかんべんしてやろう」

そして とらは かわいそうなちびくろさんぼの そことうちがわがまっかな すてきなむらさきいろのくつをはくと「おれは じゃんぐるで いちばんかっこいい とらだぞ」といいながらどこかにいきました