駄位納密苦日記2008年4月

2008.4/20(日) そこそこゲッター更新。

「怒涛のゲッター」コーナーにコレクション追加。あわせてちょっと構成変更。

▼永井豪・石川賢とダイナミックプロファン仲間であり、世界一のマジンガーファンにしてコレクターであった英 総之介氏(サイト:ZGDマジンガー研究機構)が命を落とされてから早2週間が経とうとしている。

彼は最前線を行っていた。自他共に認める狂的コレクターであった。自分のようなそういうコレクターがマジンガーでもそれ以外でも出てこないコトを寂しがっていた。俺にも「ココまで来てくださいよ」と誘われたりもしたが、残念ながら俺は彼ほどの一直線な愛は持ち得なかったと思う。

「何かできなかったのか」「何か聞けなかったのか」。自分の行動に対する「なぜ」がとめどなく回っていた。とにかく収まりきらないモノを抱えて翌週行われた追悼会にも、足を運んだ。彼を知る者は大体同じ感情をもっていたのを確認した。結果。この厳然たる事実にこれ以上言葉を重ねる気はない。そんなコトで彼を消費したくないのかもしれない。

▼とはいえ、残された方はそれでも前向きにやるしかなく。久しぶりにコレクションを眺め回すコトで、とりあえず自己確認したり。やっぱり人間、最後は自分が大事なのだ、残念ながら。

というコトで、せめて慢性的にサボり気味だったサイト更新なんかに手をつけてみたりした。今回は雑貨と紙モノ。『ゲッターロボ全書』(双葉社)の俺のコーナーには載っていないモノを中心にアゲてみました。もっとアゲたかったんだけど、時間切れー。

ゲッターグッズは今も次々と出ているが、俺は1970年代の当時モノがやっぱり好きなんだなあ、と再確認。あの頃の鷹揚さ、細かく詰められていない商品群が好きなんだねえ。パチと正規のハードルの低さよ!

▼…で、喪に服すどころか、この期間ですらやっぱりタイトーの「スーパーロボニクス・ゲッター1」をネットで狩ったりして。



ネット上や雑誌に出ていた試作版の写真がコレ。で、マンガ版やテレビ版・OVA版からオリジナルアレンジモノまで相当数が出ているゲッターだけに、ココであえて出してくる以上何が違うんだろう?てのを知りたくて、迷わず購入。

他のゲッターのフィギュアとは違い、かなり上方に伸びた角部分や、顔の窓の「眉」部分と眼のカンジ、さらには窓を顔の前面に全て集め、板のような顔そのものを表現している。こりゃ1974年の石川賢版をモデル化したのか〜と思って狩ってみたら。



予告どおり、彩色版とお約束のブラック成型版。試作機がなくてほっとする。

体型は割合寸胴気味のカンジがマンガ版ぽい。やや手足が末端肥大気味だが、近年の流行を見ると違和感のないアレンジだと言える。全体のフォルム自体は気に入ったぜっ。素材はソフビ。ソフビだから袋入り。そしてタグつき。完璧ともいえる。ただコレ、ゲーセンでは取りにくいだろうなあ…。(もはやそこで戦う気力は残っていない)

手にして「アレッ?」となったのが、この顔つき。原型の面影がないよ…?顔も立体的にまとめられ、眼は平成に入ってからの石川賢的アレンジ。両目を結ぶ黒い線が「サーガ版」というカンジだね。「眉」に至ってはチェンゲ版をベースとしつつ大きく上に伸びている、他にないアレンジ。

一体何があったのだ…?いや造型自体は好きだからいいけどさ。細部が甘いのは元々期待してなかったんで、とりあえず保留。気になるのは、肩のトマホーク射出口が間違っているところ。ゲッター1は尖ってないんだけども。(ただタグの絵に流用されてるイラストのように、賢ちゃんが後年自ら間違ってるからしょうがない…苦笑)耳アンテナくらいはもう少しシャープに長いのがいいが、それは自分でやった方がいいのか?この際。

でもそれより原型版も欲しいなあ。

2008.4/25(金) わあびっくりした更新。

いやあ、今日の今日まで『餓狼伝説 戦慄の魔王街』の大都社版がリストから漏れているコトに気付かなかった。かなりびっくりだ。…というワケで、リスト修正。

あわせて、今までリストに入れていなかったゲッター関連のスパロボやOVA関連マンガで、気づいたモノを追加。まだ本棚や箱の中に隠れているかもしれないが、比較的原作やダイナミックさんに近いところを取り急ぎアップ。ただ今後、スパロボからの派生作品は長谷川裕一氏のモノ以外はほぼアップしないと思う。4コマとかあるけどねー。ちょっとねー。

それと、「ゲッターコレクション」から特に石川賢先生の手になるゲッターロボ関連マンガだけに絞ったリストに行けるようにしたです。今後ココは構成変えるかも知れないけど、それに先立っての暫定的な処理のつもり。

▼さて…実は本日が当サイト「ビバ!ダイナミック」がプレOPENしてちょうど10年目!この時はまだTOPが存在せず、石川賢先生のリストが正常に表示されたのみのアップでしたよ。正式に「ビバダイ」として稼動を始めたのは6月のコトでした。

いやあ、始めた当初は10年先なんて全く考えていませんでした。このサイトを開いて、楽しいコト、嬉しいコト、とてつもない出来事、哀しいコト…色々ありましたが、やはりやってて良かったです。何よりも、永井豪先生や石川賢先生、桜多吾作先生などダイナミックプロの現役・OBの諸氏にお会いできたのが一番です。それに加えて、我がコレクションがいくつかのムックや書籍などのお役に立てたコト、少しはご恩返しになったかな…?

そして、同じダイナミックファンの方々とお知り合いになれたコト、本当にありがたいです。皆様、今後とも宜しくお願い申し上げます。


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