駄位納密苦日記2004年5月

2004.5/29(土) 俺は絶賛する。

いやいやいや、観て来ましたよ!映画『キューティーハニー』! 新宿初日舞台挨拶もあわせて堪能して来ました。

>共に声援を送った皆様
おつかれさまでしたー!家庭には内緒云々言っておりましたが、 帰っても熱気覚めやらぬ俺は、自ら語ってしまいましたとさ(笑)

▼で、何はともあれ本編、庵野監督今までより明らかに、ワンステ ップ上の表現というか娯楽を目指しておられた模様。『エヴァ』に あったおたくへの親切心よりも、すっきりストレートなドラマで普 通の観客への愛つーんすか、「気持ち良さ優先」でしたな。

▼最近涙腺がゆるめなおじさんですが、アバンの展開から畳み掛け てのOPにいたるテンポ、絵のタイミング、高らかなサトエリの名乗 りという勢いはマジ気持ちよくて、みるみる涙が浮かんできました。 見たことのない、見てみたかったモノを観ると、ホント涙が浮かぶ んですよ。

実は少し心配していたサトエリが、この高らかな名乗りでちゃんと 「ハニーちゃん」に見えたんすよ、マジでマジで。

口さがないトコロでは、ストレートなセックスアピールのみを持っ てハニーかどうかなんていうツマラン会話も見受けますが、そうい う限りなく浅いところでどうこう言ってんじゃねーよ!てカンジ。 豪ちゃんヒロインのカラッとした明るさと裏面の陰も出てましたよ。 スタッフと出演者のコラボがハマってんでしょうなあ。

内容は初日だし、ネタバレもあるんでおいおいつーことで。細かい 解釈とか演出で色んな意見はあるんだろうけど、俺としては上映時 間中飽きるということが一度もなかったので、全面的に絶賛する こととする!もう1、2度は観たいなあ。

▼そうそう、片桐はいりさんのゴールドクロー!あたかも賢ちゃん デザインのパンサークローがそのまま実体化したような存在感! 二人が対峙した時に、海ほたるに出現する2個のコロコロ転がる 枯れ草(「鳥かご月見草」とか「悪魔のランタン」とかいう)! ああいうセンス好きです。

▼アニメパート、『フリクリ』のメンバーも重要だけど、『F』キャ ラデザイン・下笠さんの名前があって、勝手に盛り上がったり。

▼舞台挨拶は、及川ミッチーがええトコ取り。マイクが調子悪かっ たのは事故なのでしょうがないが、その後の対処が…。司会のおね えさん、それで展開が飛んだのか?質問が答えにくそうなモノばか りで、辛かった。サトエリが主役なんだぞ。

「今日まで号泣取っておけばよかった」というコメントが印象的で したよ。後、「1度と言わず、2度3度、4度、5度…」とか。

ミッチーファンの嬌声に対抗して、こちらのオヤジ隊も野太い歓声 を投げました。サトエリには「ハニーちゃーん!」永井豪先生には 「豪ちゃーん!」以下「夏っちゃーん!」「青児さーん!」。基本。 失敗だったのは「ハルコさーん!(フリクリ)」とタイミング外して 言えなかったくらいか。

豪ちゃん、気づいてくれたかなあ。

▼というワケで、DVD『メイキング・キューティーハニー』狩りまし た。本編観てから狩って正解。海ほたるの超合金カッターをまた見 物しに行きたくなりました。

▼『ハニー』上映前に付いていたプログラム、百瀬よしゆきさんの 短編アニメも細かいテイストと色使いが非常に興味深かったです。 延々コーヒーを運ぶウェイトレスとか。


つーワケで、新宿の真ん中でアイを叫んだおたくたち。
二人足りない。

2004.5/27(金) でるわでるわ。

つーコトで、2日後に映画『キューティーハニー』 が全国渋谷東急系にて一斉公開になるワケでございますが。何とか 初日舞台挨拶は見に行きたいぞ。

渋谷は10:30の回終了後、
出演者: 庵野監督、佐藤江梨子(以上予定)

新宿は12:00の回終了後。
出演者: 庵野監督、佐藤江梨子、市川実日子、村上淳、及川光博、 新谷真弓、永井豪(以上予定)

忙しいなあ、大変ですね皆様。

▼露出の仕方がうまかったっすね。テレビスポット、雑誌表紙、 ネット広告などパブの数々。コレだけサトエリハニー観てると、 いつの間にか当初の違和感消えて、良くも悪くも「慣れ」ますな。 (俺はサトエリと聞いて、否定的な気分にはならなかったけど)

▼書店やCD屋行っても、ハニーモノが目に入って来ます。キリが無い ので俺基準として、

<サトエリ--ハニー>軸と<映画--芸能>軸を俺内に設けて、 適度に判断しつつ狩ってます。信者としては徹底的なお布施を 求められてるが、人間、限界はあらあな。

▼『HONEY STYLE 映画キューティーハニーコンプリートブック』。
角川書店・「Newtype THE LIVE」7月号増刊。過不足なくカタログ化 されているため、情報誌としては十二分。写真も多いしね。

つーか金田ポーズを実際の人間が取る時代って、素晴らしい、そう 感じるパラパラアニメのために狩ったというのが本音。

▼KAWADE夢ムック・文藝別冊「総特集 庵野秀明」(河出書房新社)
庵野信者の諸兄ならむしろこっち。俺は信者じゃないけど。安野モヨ子 さんへのインタビュー&スケッチが充実。

▼『映画キューティーハニー小説版』(朝日ソノラマ・ソノラマ文庫)
永井豪・原作、著・鴉紋 洋。「あとがき」から読むという、本読み としては甘い誘惑に負けた状態。ただそこに「映画に忠実」と書かれ ていたので、映画見るまでは読まないことにした。1章だけ読んじゃっ たけど。ダメだ俺。

巻末にサトエリインタビューアリ。

しっかし幾ら普段、ココの品の動きが悪いからって、ジュニア小説棚 のしかも端っ子に立てておくなよ、ウチの最寄駅の書店。ハニーだぜ?

▼『佐藤江梨子写真集 ハニーフラッシュ』(マガジンハウス)。
そのくせこっちは目立つところにある。不条理な気がしたので、まだ 狩ってなかったり。まあマガジンハウスだし、映画よりはサトエリ ピックアップに傾いてるんだろうしな。いずれ。タイトルロゴがダイナ ミックプロ書き文字だったのはナイス。

「ダイナミックプロ・フォント」ってどっかで作ってくれねーかなあ。

▼雑誌「DVD Club」6月号。
表紙&カラー2ページ『ハニー』。付録DVDにはサトエリインタビュー収録。 アニメ(まんが)原作実写特集というコトで、 デビルマンも載ってたしね。何はともあれ押さえておいた。

▼倖田來未「LOVE&HONEY」(エイベックス)。
CCCDは一生狩るつもりがなかったのだけど、コレクターズアイテムとして。 馬鹿野郎、案の定俺のSOTECではかからなかったよ!VAIOでは聴けたけど。

歌自体は、ちゃんとハニーしてます。正直『F』のSARIAさんよりナイス。 DVDはビッグバンド風のセットデザインは悪くないのだけど、ハニーの妖し さがない上に、編集がもう一つゆるくない?

関係ないですが、ケースが非常に開け難く締め難いのは、コピーガードの せいか?(とか)

▼ハニーラッシュの一方で紙信仰者としちゃ、こっちこそ大切。
「モーニング」6/10(26)号『天空の狗』。砂の嵐にかくさーれた♪ 秘密を追う。麗くん先週から連呼してるけど、砂かけ婆好きなのか。 怨念の篭りどころが10年前の湾岸戦争という因果で、しかもそれを 和風妖怪モノに乗せるというのは、思いつきそうで思いつかないかな。

…しかしディスカッションドラマですね。早々と6月単行本1巻発売。

▼「デビルマン×キューティーハニー」vol.5。
牧野博幸さんの4コマ、「春の足音」が面白かったっす。しかし 豪ちゃんは血も涙もないです。いや両方とも画面にはあるけど。

今回はハニーお姉さま対けっこうのお姉さまが収録されてますね。 連載時の分割はやっぱりせわしないなあ。いやそういう連載だった んだけど。こうしてみると、個人的にはこの時期のタッチが一番 違和感あるな、やはり。(『凄ノ王・火神子』は好きだけど)

デビの方は無差別合体〜宣戦布告〜了がぎゃああまで。テンション がどんどん異様になっていくトコロですね。走ってます。 32話のトビラや35話・38話のカラーはやっぱり嬉しいですね。

ところでプレゼントコーナー。Cool Girlのハニーは何故あんなに アメリカ人好みの東洋人な顔してるんだろう?

▼全っ然、このサイトともダイナミックさんとも関係ない話題で 恐縮だけど、元祖ジェットコースタードラマ『もう誰も愛さない』 がDVD箱になると聞いてど吃驚。月日はヒトを丸くするなあ。

2004.5/26(水) MTVミュージック・アワードの入場見たんすけど。

いやテレビでね。お茶の間でね。倖田來未のあのドレスを見るなり、 カミさんと「うわお」。いや見えてますよ、倖田さん。

そのせいかどうか、いやそのせいだろうが、昨日はウチの検索ワード に「倖田來未 ドレス」「倖田來未 バスト」なんつーのが多くて 苦笑い。好きですね皆さん。ま、なんでも実際に彼女、乳には自信を お持ちのようで、「SPA!」誌などのインタビューでハニー向きの肉体を アピールされとりました。

テメエの番組録画したら、倖田ハニーのCMも録れててちょっと得した 気分です。

▼「手塚治虫マガジン」7月号(KKベストセラーズ)。
俺、『鉄腕アトム』で一番好きなエピソードが「ホットドッグ兵団」 の巻なんですよ。しかし何かと「レア」連発する見出し構成は相変わ らず安っぽさを感じさせますね。そういう下品さがなけりゃいい雑誌 なのに。

で、今月の『魔神王ガロン』。アセチレン・ランプの魔神「シエエ」 は凶悪なネーミングですね。腰抜けましたよ豪先生。しかし豪マンガ の宿命か、悪徳働く連中の方が魅力的です。ズローン!

2004.5/25(火) マンガ『神州纐纈城』1巻(講談社)。

出ましたねえ、良かった良かった。予め未完が約束されている 原作だけに安心して読めますね、わははははは。114ページの ト伝先生の「五臓丸というのを知っておるか」の目がラヴ。

とかいうフェティッシュな愛をさておいても、流石の原作。ぐ ろぐろげっちゃんだよなー、1巻クライマックスの尼さんの見せ 方最高っす、ゴトゴトゴト…うはあ。(分かんないヒトは読め)

高坂甚太郎始め3人により視点を置いたカンジが、賢ちゃんらしい っすね。月並みですが、ゲッターチームを連想したりして。

何度か見返して堪能中…に思わず床に落っことしてひん曲げて しまいました。虚無の神は俺にもう一冊は買えと申しておられ るようです。

後書き豪ちゃん。賢ちゃんとの思い出にかこつけて、今までタ ブーだと思ってた話が結構出てますねえ。いや俺『凄ノ王』は アレでアリだと思ってるんですが(「マンガジンマガジン 永 井豪」参照)。確かに絵の検証もしないでどこを誰が描いた、 なんて断言は避けたい。

▼「チャンピオンRED」7月号(秋田書店)。 『真説 魔獣戦線』「次号、クライマックス!」って言わなく ていいから。いつ終わっても大丈夫なように心積もりはしてる んだ俺。出し惜しみ無いまま突き進んできましたねえ。ようや く父子直接対決ですか!

源三ぱぱ以前とは形態が違うようですが、ライオン・ヘビ・サ イ・ゴリラ・ティラノサウルスともう一匹、ナニを飼っておら れるんでしょうか?カメ?バク?違うな。

▼『降魔伝 手天童子』。
ハニーフラッシュがきらめきましたよ。その一方で邪腕坊戦決 着。またもやある断片が見えないワケでもないですが(ってデ ビルマンの生首のコトだけじゃないよ。それだけで見切ったと か思うなよな)、アレンジとしてはアリでしょう。

つーか、今回の降魔の剣は何なのか、ドウジの業とは何なのか、 が明かされる重要編だ。

▼『永井豪エッチまんがセレクションZ』(リイド社)
このシリーズも3冊目。

他にも『スペオペ宙学(レズリング編)』『おいら女蛮』 『まぼパン』『リョコー少年団』『00学園スパイ大作戦』 『ぼくたちドーテー隊』という布陣。最近はピンでは出にくい が故に不当に高く感じるプレミアムに阻まれている作品でも、 こういうカタチで片鱗には触れられる。よきかなよきかな。

まーなんですか、『スペオペ宙学』採り上げる以上、アガゾス話に 触れたくなる欲望も理解できるんですが草野さん。ココは野暮天つ ーモンではないかと俺は思います。

それにしても『まぼろしパンティ』(ランジェリーマスクの回っての がOK!)にしろ『リョコー少年団』にしろ『00学園』にしろ、今回は 共作作品が多いっすね。

『アブNO学園』が世に出るための一冊だ った、と素直に思うのだった。つーか迂闊な評論を拒む面白さ。

▼『爆笑問題のススメ』。
札幌STVキー局の深夜番組。東京では日テレから深夜0:25〜 でした。ま、テレビという性格上、そんなに濃いものでは なかったっす。

いきなり渋滞話から始まったあたり、ちょっと引いたけども、 『ハレンチ学園』語りが最重要項目ととった番組陣に敬意を表 す。トランス話での太田のギャグ「アシスタント」には凍りつ いたよ俺(笑)。

「高校3年までオカズ」発言に太田の男を見ました。俺も見習わ ないと。彼より生まれるのが2年遅れた俺は、弁天ゆりこそ一生 モノのオカズとして。

2004.5/19(水) 『デビルマンCM』エキストラ募集!

…というメールが来たんだけども、資格は20代男女らしいので 俺不適格。というか、埼玉県入間に平日夜10時集合・朝3時終了 で交通費も出ない現場ってどーなのよ、つーのはテレビ屋の感覚 かなあ。

…ま、それでも行きたいって言うヒトはいるんだろうけど…。

▼特撮ニュータイプ7月号(角川書店)。
キューティーハニーとにかく大特集。こういう別冊付録って、 意外と後から古本屋で手に入れようと思うと無かったりするん だよな。よって買い。

しかしながら『ハニー』の歴史追うコーナーで、佐々木和志版 を『F』の正統版に認定してるのはどーなのよ。え?今そういう コトになってるんですか?

▼前日の庵野オールナイトにも昔取った杵柄で並びたくなる心 溢れるが、当日の舞台挨拶すらままならなさそうな状況。でも、 kikuchi宴会部長さんたち、オフ会方々行くんですよね?

サトエリに対する雄叫びは「ハニーちゃ〜ん!」でキマリ。で ないと舞台弾けないっすよ(はあと)。ああ雄叫びたい。

▼しかし出版情報読むと、ムック類が凄い勢いだなあ。

▼「Hobby Life」vol.1(KKベストセラーズ)。
前から出ていたホビームックが雑誌化したのかな?第一特集に 「永井豪クロニクル」。豪ちゃんインタビューがあったので狩る。

あえて進行形作品『魔神王ガロン』に絞った採り上げ方で、ホビ ー関係に繋げる構成自体はアリだと思うが、なんだか政治信条が 偏ったインタビュアーだなあと思ったり。誘導するような聞き方 が不快(編集のせいもあるんだろけど)。

ちなみにグレートマジンガーは早乙女博士じゃないから、と揚げ 足とってみたり。なにやらもう一つ腰据えて作ってる気配が欲し いな、この雑誌。

2004.5/17(月) 『新ゲッターロボ』#3、4見ましたよ。

#3「武蔵坊弁慶」、#4「三匹が行く」の2本。筆文字こだ わってるなあ。「いいじゃないか ゲッターだもの」とかい うサブタイがいずれ出そうな。

今回もキチンと見せてくれて、マジ面白いです。往々にして バラツキの出がちな海外発注分と国内で上げた部分の埋めよ うが無いテクの差の部分も、何とかうまく割り振ってこなし てて好感。

設定だけ見ると線が増えて、ディテールがうるさげに見える ゲッターロボですが、動いてみるとちゃんとシルエットを初 代ゲッターロボにしてて一安心。1の口んとこはドラゴンの 意匠だけどそんな違和感なくまとまってるんじゃないかな?

▼で、各話。

#3はウマナミ弁慶さんが大江山鬼のごとくで大暴れ(下半 身もな!)、しかしふらりと現れた旅の高僧に帰依して仏門 へ…しかし!って、オイいつの話なんだよこれは感が滲み出 ていて面白いです。円盤獣ギバギバ+ウルウル風の敵メカの 動きもイイですねえ。

#4はウッドドゥ+ラフレールなのかな、爆弾抱えた植物が 研究所を襲うっつー話。3つの心がひとつになれぇ〜ば〜。 隼人さん、なにやら地下にゲッター線がナニするブツがある とかないとか気付いたりして、謎が一つ増えましたよ。うつ むいた合体とドリルがステキ、2の戦いもちっと見たかったかな?

合間に挟まる竜馬コーナーは、ゲッターチームの声優さんが 3人揃い踏み。桃太郎出てもいいんじゃないか?弁慶と桃太郎 (『桃太郎地獄変』)の眉毛一緒だし。

▼今回のシリーズは、初代ゲッターの原作が持つよくこの3人 人類の味方になってくれたよなあ、というムードを第一に考え て、ケレン味とキャラが徐々に立ってくる具合が非常に宜しい です。

そこへ鬼という敵の謎(何しろ早乙女親子、日がな一日鬼のサ ンプル切り刻んでるしな)、今回提示されたゲッター線の謎 (今回、突然ゲットマシンのエネルギーが増大する描写が効果 を出している)、「ゲッターに見込まれた3人」というのがどう 展開して行くのか楽しみですね。

筋肉バカ一代気味の竜馬、何やかや言ってインテリだけに美味 しいトコを持っていきそうな隼人、復讐とコメディリリーフの 弁慶、とちゃんと3人立ってきました。

▼次回#5「鬼火」。新展開予告1カット目で隼人が最高の笑顔 とともに見てるあの緑の光はなんだい、オイ。ゲッター3も観ら れるみたいよ。

録画できないから、ホント久しぶりに目ェ見開いて、1カット たりとも逃さない心意気で見てます。

▼パッケージ、賢ちゃん描き下ろしだよ!みんな!

2004.5/14(金) ゲッターロボアーク、第一部・完!

連載時以来、もう一度見ることとなった<第一部・完>。 いやあ加筆分20ページ、これこの4倍のページ数では見た かったなあ。うん。

つーことで、カーン表紙登場もなかったっすねえ。合掌。

巻末ラフスケッチでは、吃驚の事実。ゲッターD2に秘めら れたなぞが!ああ!MEFさんのガレージキットもう一度眺め よう。(>その前に素組みくらいしろよ俺)

なので、とりあえず『アーク』のページいじりました。

▼『天空の狗』「モーニング」5/27(24)号(講談社)。
連載2回分で終わったのは、前回の性急振りと相まって残念。 セリフで説明された部分をもう少しじっくり絵で見たかった 気はします。

しかしエライ妖怪ですよ。毛玉の塊ですよ。このビジュアル は非常にイヤーンでありますな。

鞍馬蘭ちゃんのいい味も去ることながら、大粒の涙散らしつ つ泣きながら逃げ回る新平ちゃん、何とも情けなくてこのマ ンガの個性になりそうな予感。俺はOKよん。

▼そうそう、今週の「TV.Bros」もちゃんとおさえてますよ。
読んでたら職場で後輩に「北波的にはサトエリ、どーよ?」 と聞かれました。色んなあれやこれやを弁舌を70%押さえ気味 にて語り、納得してもらいました。

『デビ』の話をしようとも思いましたが、興味がなさそうなので やめました。俺正解。

2004.5/8(土) 『天空の狗』を読んでいると、

『ドロロンえん魔くん』のBGMが聴こえてきます。設定こそ共通点は ないものの、事件の前振りだと、サブタイトル前のアバンの曲とか、 次回に引っ張る時はCM前のアオリのブリッジとか。

▼『天空の狗』「モーニング」5/20(23)号(講談社)。
それにしても前半、凶悪なディスカッション構成ですねー。もう少し 『写らく』みたいにストーリーに織り込んで頂いた方が読みやすいと いう印象は相変わらず。単行本で一気読みすると違うんだろうけど。

蘭さん、タダの子じゃなかったっすね。キャラ紹介で「新平に興味シ ンシン」とのコト。…洋子はもう忘れられちゃうのか(笑)

▼「週刊少年チャンピオン」5/20(23)号(秋田書店)。
「久々にサトエリ(大意)」もいいんだけど、映画紹介コメントの 「豪ちゃんの傑作(大意)」もいいんだけど、チャンピオン編集部よ、 当の『ハニー』自体が御誌の連載だった事実を一切シカトしてるたぁ、 どういう了見だ!?

30年ぶりにチャンピオンにハニーが巻頭カラーで登板したんだぜ? なーんてジジイの妄言バラ撒いてみる。

▼「東映ヒーローMAX」vol.9(辰巳出版)
田中秀夫監督インタビューのために金を出したら、映画『デビルマン』 のパブ記事2ページもついてきた。が、すまん。俺は原作デビ映像化を 元々待ってなかったコトだけを付け加えたい。

つーか、田中組ってやっぱり熾烈だったのだなあ。もう少し具体的に 伺いたかった気がするのだ。特に『ズバット』と『宇宙刑事』あたり。

▼『P』1巻、ヤケが早そうなカバーだなあ。個人的には岩本佳浩先生 の『闘神デビルマン』が発売中止になったのに、コレが単行本として 発売されてるという世の中がキライだ。

2004.5/6(木) 「特撮エース」(角川書店)vol.3。

おまけのグドンとツインテールは言うまでもなく好きだが、例のごとく 甚だしく読みにくいので、雑誌部分を分離。前の2号分はうま くはがれたのに、今回は背表紙がぐにゃり。鬱。

▼ダメだ。バルタン星人の円盤動画を最もよく見られる回と言 えば#33「禁じられた言葉」だと気付いておられない、高田先生 の解釈は今回も俺ダメだ。

▼つーか「特撮黄金期」特集に『バトルホーク』案の定ナシ。 当然だが。しかし俺の<愛>へ、更に油は注がれる。

▼それはさておき伊藤伸平『キューティーハニー a GO GO』。

俺がこの先生のファンなのは、「国益」とかいう紙をデスクの 脇に貼る、そーゆーセンスなのだなあ。ケレン味だけでこれだ け押せ押せに出来る確信振りにはつくづくヤラレてます。一見 冷めたメタな手法やあっさりプロフェッショナルに仕事する キャラたちに乗り切れない読者もいるようだが、 俺は圧倒的に支持するのだ。

「きゃー キューティーハニー 助けて〜」…イイよ、イイよ。

2004.5/5(水) ひっさびさ更新。

うー、結局Winをアップ・デートしてたら、1作品しか上げられなかった。 今回は、 単行本に入っていない『あばしり一家』のお話でご機嫌を伺おうかという。 元の状態が悪いので、絵が潰れてるのは勘弁。

2004.5/2(日) GWですね。

ようやく完成・納品すれども、相手方がオヤスミ…というのは この業界ありがちなエスプリに満ちたジョーク。

某局で某有名女優さんが語りをする5分レギュラー制作中。
(『ヤサイ、サイタ。』>関東・関西のみ)

密かに俺がコンテ描いて、かつてリンクさせて頂いてた某氏に イラスト描いてもらったり、取材でメロンをゴチになったりと、 楽しんでるのも確かだ。来週は放送オヤスミで再来週あたりは 葱がうまいようだぞ。

…テメエの宣伝書き込みをサイトに上げるのって、リアルタイム 時は、こう見えてももう一つ抵抗があるのだけれど、5年も寝かす と日記の機能を果たしていることに気付くので上げておく。

▼『天空の狗』(モーニング21・22合併号 講談社)第4回。
センターカラーでシリアルキラーモノ開始。猫殺しが画像アッ プロードした事件があったなあ…と感慨に耽る。豪WORLD的には 猫を殺すヤツは許してはならないのだ。

てなところで、ようやく大まかな設定説明は終わったかな? 鞍馬蘭さん、イイです。錦織つばさ以来のショートシャギーつーか。

▼「ヤングマガジン」22・23合併号 講談社)。
安野モヨコ版『キューティーハニー(実写版)』見開き宣伝 イラストのために購入。やっぱり秋夏子の絵がしっくり来るね、 この方の絵柄は。

ついでに『けっこう仮面P』の最終章連載にも目を通す。『ブル ーソネット』をやりたいのかなあ、このヒトたちホントは。

『アゴなしゲン…』が地震ネタで面白い絵作り。

▼『新装版 けっこう仮面』(リイド社)
やっぱしオリジナルはくだらなくてイイわあ。

ちょうど半分収録。DVDのvol.2に合わせて『2』が出るのかなあ。 謎なのが、全サブタイトルが新たに付け直されていたコト。まあ いいんですが。

簡単に最初のJC版と比べてみたら、3ページほどの脱落見つけま した。特に「華やかなる招待(ガリベン人間・イガガリくんの巻)」 のトップページと「美しき容疑者(迷探偵・多羅尾番外登場の巻)」 のラストページが無いのはイタイ。

▼月刊[完全版]『デビルマン×キューティーハニー』vol.4(JIVE)。
悪いコトは言わん!『デビルマン』は講談社漫画文庫の現行版しか 持ってないという可哀想な諸兄は、絶対にこの号だけは押さえてお けいっ!

この号は文庫版からは余りにも理不尽なことにカットされている、 飛鳥了デーモンハンター編が入っている!イッちまったヤツのナイ スなキチガイ振りが見られるのはココだ!

それと、同じく文庫版ではラストに向けての展開が描き直されて いる、不良どもと明の出会いを描く蜘蛛デーモン編もオリジナル の姿だ。必須。

で、ハニーの方は「チャンピオン」版終了、「SPA!」版に突入し ましたね。俺は70年代絵柄の方が好きなだけに、ちょっと名残惜 しかったり。

ところでハニー映画解説の中で、パンサーどもが使う拳銃を「妙 に派手なデザイン」とか評してますが、あのルガーP-08は本来高 級将校あたりがインテリアに置くために作られたタイプをモデル ガン化したモノなんで、確かにそれを実用に供してるのは妙とい えば妙。だけど、豹の爪さんたちは元々高級品嗜好だしな。

▼「ピクトアップ#28 誰も知らないキューティーハニー」。
演劇ぶっく6月号増刊。副題「アニメが実写に変身するための紆余 曲折・4年間」。

関連ムックがこの先他に出るのかどうか知らないけど、インタビュ ー構成が面白かったっす。ガイナ顔したハニーの絵コンテをもっと 見たいなあ。パラパラマンガのためにもう一冊狩れってか(笑)

▼「手塚治虫マガジン」6月号。
リメイクでなく、続編であるコトが判明し、ビクーリ。ランプの 登場にもビクーリ。自身も手塚ファンでいらっしゃるだけに、話 よりどういうアレンジをして驚かしてやろうか、と先生お考えな のでは?などと考えすぎそうですよ、俺は。

▼「チャンピオンRED」6月号(秋田書店)。
もはや『魔獣』が先か『プラレス』が先かという構成になってき たな。まあいいけど。

『真説 魔獣戦線』第21話「神も悪魔も」。…ないものか? 巨大感を失わないレイアウトに感極まりますなあ。それにしても 出ましたね、「虚空」。これは…?四の五の言うより速く次回も 見たいんだってば。

『降魔伝 手天童子』第21話「鬼の街」。俄然面白くなってきま した。イヤ別に如月さんが開発した女性アンドロイドが登場した とかいう理由もあるにはあるけど、そういうオマージュ抜きにし て大状況と小状況がうまく絡んで流れ出してますねえ。

▼『AMON デビルマン黙示録』6巻。
最終巻。結局のところ、了目線で押し通された形となった模様。

あえて『デビルマン』を別の視点から構成するとなると、確かに 原作からの想像の余地が多い「サタンである了」つまり、サイコ ジェニーに消されていないサタンの自己から見るのが定石だ。そ こいらのブレがなかったのは、長い連載期間の割に作品として良 かった点。

事実豪ちゃんでも、後の時代に自作アプローチをする際は、そこ からしか切り込んでいない。ことほど左様に原作が明の物語とし て一本通っているからだろう。『ジャック』でも『デビレディ』 でも明は復活しても美樹が蘇らないのがその傍証といえるか。

ただ俺にとっては、その目線こそが蛇足に思われるのが悪い点。 簡単にいやあ、そこ膨らましてもなあ…つー印象は変わらない。 それ言っちゃうと全否定になっちゃうんだけども。

ただねえ、今度の映画は「それありき」でやっちゃってるフシ が見え隠れするのが、ウチのサイトで盛り上げない理由なんだ よな。正直言って。

多分、雑誌のインタビューで那須監督がやたらと了と明の 関係性に言及するのは、原作でなくこの作品の影響であるような 気がする。「飛鳥了がサタンである」ということを始めから 意識して原作を読むと、二人の関係に対する描写を加えたくなる かも知れない。だが、それはあくまで個々の読者の妄想である べきなんじゃないか?…などと、えっらそーに言ってみる。

しかしなんですか、各誌のパブ記事で出演者の若手インタビュー 載ってるけども、「演技は初めてなんですが」という出演者コメ ントは正直読みたくないなあ。酒井さんだけですか、経験者は。

▼つーところで、他にも色々狩ってるけど、レビューは一旦締め。

▼なんかすっげー虫の居所が悪い時に、ふざけた宣伝が あったので晒しておく。有名人みたいですね、このヒト。

2004.5/1(土) Web現代さん…。

かつて70年代東映動画ダイナミックアニメに深く深くリスペクトを 捧げた傑作、クリックまんが ってーのがあったんだけども、コレを手がけた越智一裕監督が、コレを ベースに構想も新たに発表する作品を発表することとなった。こりゃ 大いに期待。

んでもって、一月前の今日、連載サイトであるWeb現代の「e-manga」 にて大々的に発表と相成った。以下はそのコピー引用。

皆さま、覚えていらっしゃいますでしょうか。永井豪氏のスーパーな キャラクター、デビルマンが、マジンガーZが、グレートマジンガーが、 グレンダイザーが、ゲッターロボが……キリがありませんが、同じスク リーンの中で大暴れしたという奇跡の夏休み映画を。あの感動と興奮が、 2004年6月、ついにe-manga誌上でマンガに姿を変えて復活するのです!

その名も、『永井豪まんが外伝 ダイナミックヒーローズ超時空大戦』(仮)!

その名もって言っといて、(仮)ってのもアレですけどすみません。 原作はもちろん、永井豪氏。作画は、なんと当時の 監督・越智一裕氏。つまり「越智一裕とダイナミックプロ」という、夢の 製作陣なのです!

第1回でいきなり兜甲児、如月ハニー、不動明が登場しますよ!

その証拠に、製作中の第1話の一部を見ていただきましょう。1カ月間、 待ち遠しいですねっ!


てーか、越智監督当時は夢見る少年でしたよ。他にも何やかや聞こえて くるが、内容とは関係ないので、改めて心踊る一月を待とうと思うぞ。


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