怒涛のグッズ
（4）
昔はコレでも夢だったのよ
箱の中に立てられた台紙が目に入った。何年か前のワンフェスの某ブースでのことだった。
チックルのツインテールと思しきモノが目に入ったからなのだが、
思い切り良く引き上げたら、「うわああああああ」
…それは、地獄地震の中、下半身を無くした死体を引きずり出した逞馬竜
のそれと同じ叫び声だったろう。
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箱の中に立てられた台紙が目に入った。何年か前のワンフェスの某ブースでのことだった。
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魔女っ子チックル腕時計型玩具（仮） それは時計だった。バッテリーも歯車もない時計だった。 |
ご覧のとおり、絵柄はダイナミックプロ絵のチックルとチーコの2種。
その上針の色が緑・赤2種に、ベルトが赤・ピンク・水色3種。 組み合わせ上、3×2×2＝12種が存在することになる。台紙付きに出会えた俺は幸運としか言いようがないだろうさ。ああ、そうとも幸運なんだよ！ なあ！そうと言ってくれ！（みんなの目を見ながら） |