Chapter Fourty

第40話



そろそろ面倒な説明は終わりにして、できあがったVIの全体像を見てみよう。

前に書いたようにVIの名前はWireFrameGraph.viにした。苦労したわりにはアイコンは今一つのできだ。グラフィックソフトからコピー&ペーストができればもっとバラエティに富んだアイコンが楽にできそうな気がするが、、、

VI階層でサブVIの関係を表示すると次のような25個のVIからなる。

視点の設定を"View Select"にしておくとViewSelect.viがポップアップしてマウスでインタラクティブに表示角度を指定することができる。今回のバージョンアップの目玉!

サブVIとしても簡単に使うことができる。x座標の開始点、xデータの個数、xデータの間隔、y座標の開始点、yデータの個数、yデータの間隔、各座標点のz値の2次元配列の順番にクラスターにまとめて接続する。クラスターの順序を間違えるとモチロンうまくいかないから注意が必要だ。

ヘルプ画面には使い方が表示されるが、サンプルとしてExWireFrameGraph.viを用意した。このサンプルを作りながらコネクターの配置やコネクター名、VI情報などの細かな微調整をした。

縁が四角なメキシカンハットは妙だ?

余談だが、BasicなどでForループを指定するのは
for i=I to N step S
Next i
の二行で済んでしまう。Gでも配線自体は苦労はない。でも、簡単なだけに、"何でこんなにスペースがいるのか"とか、"流れるように左から右へ配線したいのに折り畳まないと横に長くなり過ぎる"とか、"かけるやたすをいちいち持ってくるのはめんどうだ"、などなどの思いが、苦労を感じさせてしまっているのではないかな? 基本的な構成要素だけに改良による恩恵は大きいと思う。現在のNで指定する方法は初期値やステップを変える必要のない場合は直感的で素晴らしいのだが、、、

"i"の端子の拡張版として初期値とステップを入力できるようにしてくれると良いと思うのだ。デフォルトはそれぞれ0と1にしておけば拡張機能を使わないときは今まで通りの使い勝手のままだ。LV6????

llb形式には壊れたときに救いにくいといった面はありますが、1個のファイルにパッケージされるのでアップロードするときには便利です。裸だと2.3MBのものが1.4MBに圧縮されるし、、

重大なバグも見当たらなかったので、来週の週末にはinfo-lvに送ってアップロードしてもらおう。いつアップロードされるかは先方の都合なのでアップロードされたらinfo-labview-jでアナウンスすることにしよう。

See you!


Nigel Yamaguchi

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