Chapter Eight

第8話



やっとTiffSv.viとTiffRd.viの使用方法について書くところまで来た。
はじめに機能を簡単にまとめておこう。

TiffSv05.viは輝度グラフを8ビット画像ファイルとして保存するVIで、画像ファイルはモトローラバイトオーダーで非圧縮のTIFFファイルとして保存される。入力は入力ファイルパス、2次元配列、輝度グラフの属性節点で、出力は出力ファイルパスだ。

Fig. 1



TiffRd04.viは8ビット画像を輝度グラフに表示するVIで、画像ファイルはモトローラバイトオーダーで非圧縮のTIFFファイルとして保存されている必要がある。入力は入力ファイルパス、ルートパスで、出力は2次元配列と輝度グラフの属性節点だ。

Fig. 2



輝度グラフの属性節点に関しては両方のVIともにをきちんと接続しないと、わけの分からない画像になってしまうから注意が必要だ。この辺の事情は第6話でたっぷり書いたので必要なら読み返して欲しい。

Fig. 3



 

Fig. 4



ファイルサイズはTiffSv.viが331.9K、TiffRd.viが405.0Kとできるだけコンパクトにしたつもりだが、データサイズが大きいときLabVIEWのメモリが不足する事態となる危険がある。TiffSv.viは計算の最後に置かれることが多いため特に注意が必要だ。マンデルブローセットを探検していて600*600画素で計算させたとき、1時間かかってやっと計算が終わり、TiffSv.viが動き出してエラー!という経験がある。

Let's enjoy vi programing!

Fig. 5
LabVIEWで計算し、TiffSv.viで保存したマンデルブロー集合



See you!

Nigel Yamaguchi


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