Chapter Four

第4話


はい! 元気かい?
やっとネットワークゲーム「My Way」ができあがった。
フロントパネルを見てくれ。なかなかそれらしいカオしているだろ。

Fig. 1



なんだい、ケバ過ぎて目が疲れるって?

言い訳じゃないけど、戦いが込み入ってくると、この配色ができた道を引き立たせてくれるように思うんだ。例えば赤紫が勝った例だけど、どう、道筋を追いやすくないかい?

Fig. 2



こんな風に黒い部分を交互に選んでいって赤紫色は上下、水色は左右対面をつなげようとするゲームだ。当然、相手がつなげにくいようにブロックもできる。上をクロスできないからどちらか一方しか対面をつなぐことができないんだ。

ネットで遊ぶときには、どっちがクライアントになるか決めておいてクライアントがサーバーのアドレスを入れて接続する。ネットにつなげていないときはプラクティスを選べば一台のPCで遊ぶこともできるようになっている。一人二役で遊んでも片方で手をぬかなければどっちが勝つか、なかなか分からないもんだぜ。

Fig. 3



このゲームを作りはじめたのは、講談社現代新書 図形遊びの世界 (野口 広 編)を見ていて"ふむふむ"と思ったからなんだが、興味のある人はぜひ手にとってみなよ。グラフ(線で書いた図形)のパズルについて書いてある章(P115 に説明のある「橋かけ」)で、黒丸と白丸が互い違いに書かれているところに、順番に線を入れていく遊びだ。どうやったら表現力の豊富とは言えないLabVIEWで作れるかを考えたあげく、丸は四角に、線も四角に変形して作ったのがMy Wayのボードになっている。

Fig. 4



ゲームの入力は簡単にできないといけないな。このボードをマウスでクリックするだけで入力できるようにするには、インテンシティグラフの上にブーリアンの配列を重ねて、ブーリアンの配列を透明にする、って知ってた?

Fig. 5



これはあまり勧められない方法だけど、時々こんなことをやって表現力不足をおぎなわないといけないのは、マウスの座標を返してくれるファンクションが標準で付いてないからだよな。ブーリアンを配列にすると機械的動作を選ぶことができなくなってしまうから自分でリセットをかける必要があるし、黒い部分以外は押されても無視するためのマスクもかける必要がある。

今日はこんなところでやめておくけど、誰か動作確認をしてくれる人はいないかな?
MacQuadra840AVとPC-Windows95をネットにつなげて確認はしたが、場数をふまないといまいち心配だよな。大橋が無料で郵送してくれるっていっているから、彼にメールを出してくれれば5人ぐらいには送れると思うよ。万が一希望者が多過ぎたときは、ネットで動作確認できる人を優先にしたいと思う。彼のアドレスは ohashi@mac.email.ne.jp だよ。

Bye!

Nigel Yamaguchi


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