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まわりが明るくて目覚めると9時頃。昨夜入手した情報では、明石海峡大橋をくぐる時間帯である。神代氏は起きないのでそのまま残し、ひとり甲板へと出る。既に前方には端の姿が見えていた。5月のツーリングで利用したタコフェリーとすれ違ったのち、橋の下をくぐる。見れば、上部甲板も鈴なりの人だった。
六甲アイランドにはほぼ定時着。予告をうけて車両甲板に降り、ロックを解除する。毎度ながらまわりでハーレーが爆音を響かせるなか、気付くとすぐ前に強者がいた。長崎市ナンバーの50ccスクーターである!完敗である。
いよいよあとは帰宅への道中である。空模様が気がかりなだけではなく、天白区の安冨氏を訪ねることになっていた。それほど余裕があるというわけでもなかった。
阪神高速湾岸線から六甲アイランドを抜けて本州に上陸。そのまましばらく東へ向かい、西宮浜で一般道へ降りる。ブランチをどうしようかと迷いつつ東へ向かうなか、尼崎のザ・めし屋へ入る。初めて利用したが、カフェテリア方式で楽しい。惜しむらくは、ついついいろいろなものを食べてしまうことであろうか。
12:10、小雨もあがったところで再出発。たっての願いで、名阪経由としてもらう。まずは松原まで利用する阪神高速の入口を探す。国道2号線に案内表示がないはずはないと信じて進むうち、塚本まで来てしまった。乗務で何度か通った料金所から池田線へと進んでゆく。環状線へ合流し、夕陽丘を経由して松原線へと繋ぐ。曇りがちの天気は雨が心配だが、体力の消耗は防ぐことができる。松原本線料金所を通過し、香芝PAでようやくトイレ休憩。あわせ、神代氏が少し早めの給油。
ここから東の西名阪道は本線料金所が続く。バイクにとって料金所での収授は乗用車の何倍も面倒である。郡山・天理とバリアを越えて、いよいよ高規格国道・名阪道路へと至る。このルートを選んだ最大の理由は、天理から一気に山手へ駆け上がるところにある。予想通り、とても気持ち良い。気持ち良いのだが、こんな時に限って雨が降ってくる。私も雨武装を整える。
針ICからはバイクでも二度目の道のり。思えば去年の9月、初めての遠乗りで志摩へ行った帰りになぜか吉野を経由し、ここから名阪国道に入ったのだった。すごい行程だ(笑)。
相変わらず戦闘状態の名阪国道。流れに逆らわない程度の速度でクルーズする。伊賀上野を抜けてから関までが案外遠いが、関JCTを通過して亀山PAに14:35着。香芝から約70分であった。再び安冨氏に現在位置通告。
トイレ休憩ののち出発。次第に、愛車の10000km達成が近づいてくる。オドメータとキロポストとを照合しながら見落とさないように懸命である。15:01、9999kmから10000kmに変わる瞬間を無事確認することが出来た。
御在所SAで5Lほど補給給油。満タンにしても良いのだが、高速道路上は高いので岐阜までのガソリンを十分に確保して出発。もうここまで来れば先が読めてくるが、家に帰るまでが遠足、気分を引き締めて再び本線に出る。
桑名東ICからは、乗務以来の行程。なんだか新鮮であった。木曽三川を渡り、やや混み合いだした道を進むと、やがて名古屋西JCT。まっすぐ進路をとり、名古屋高速に入る。新洲崎もそのまま突破し、吹上を越えて、四谷終点まで進む。
ここから道馴染みのある神代氏の先導で安冨氏宅を目指す。途中神代氏が給油したスタンドではダウト発見。さて、どこでしょうか?(^^;;
安冨氏宅に16:22着。ここで、彼から譲渡していただくカラープリンタの確認と梱包を行う。予想以上に鮮明な刷りだしに興奮する。デジカメともども、ナイスな武器をgetした。
発送かたがたマクドナルドで夕食を食べ、再び安冨邸へ。嵐のように現れて嵐のように去ってゆく我々であった。お邪魔しました>安冨家のみなさん
名古屋ICまでの道のりがわからないので、IC近くまで神代氏に先導してもらう。梯団走行もここまで。お互いの安全を祈って別れる。
東名高速道路を西へと向かう。途中、守山PAあたりでひとしきり雨が降ってくる。念のために合羽を着ておいて助かった。カンの良さに感謝をしつつ、小牧ICから名神高速道路、一宮JCTから東海北陸自動車道に進路をとる。安冨邸でゆっくりくつろがせていただいたお陰か、途中休憩なしでそのまま岐阜各務原ICを降りる。21号線から岐南ICで156号、さらに岐阜東西通り〜鶯谷TNを経由し金華橋経由で、いつも利用しているセルフスタンドに到着。ここで満タンまで給油。御在所の5Lも計算に入れると、ここまでの燃費は22.33km/Lであった。
クールダウンするかのようにまったりと環状線を走り、下宿へ無事到着。楽しい夏休みに終わりを告げたのであった。
今回のツーリングは、フェリーや宿、食事など綿密な計画を立てて出発したが、なかなか時間通りには進まなかった。原因は、九州である。なにも九州が悪いわけではない。我々が、九州のデカさを甘くみていたためであった。ここまで心底思うこともそう多くはないであろう。「九州は、とにかく大きい」
結果、果たすことの出来なかった野望も少なくないが、次回の楽しみを残してきたということにしておこうと思う。九州も、とても素敵なところだ。
同行の神代氏をはじめ、お世話になったみなさんに篤く感謝をして、この旅行記を締めくくろう。
地点 着時刻 発時刻 日走行 trip1 給油 長良 8:45 0.0 7.7 垂井 9:30 9:45 28.7 36.4 鳥居本 10:30 10:50 58.4 66.1 田辺天一 13:20 13:45 152.9 160.6 生駒北田原 14:07 14:15 167.1 174.8 日本橋 14:55 16:10 195.0 202.7 交科博 16:25 17:10 201.3 209.6 南港 17:25 212.7 220.4 別府 6:30 0.0 220.4 湯布院給油 7:40 7:49 25.4 0.0 245.8 23.34km/L 黒川温泉 9:50? 11:09 101.3 阿蘇Eneos 11:51 128.2 道の駅大津 13:06 157.5 熊本大甲園 14:50 182.9 宇土Jusco 15:17 198.9 天草・天門橋 16:40 227.7 龍ヶ岳工場 18:12 275.9 栖本給油 18:34 290.5 0.0 257.4 25.89km/L 泉屋旅館 19:33 324.7 34.2 泉屋旅館 8:10 0.0 34.2 鬼池港 30.9 富岡港 9:08 9:45 48.9 茂木港 10:57 48.9 長崎福砂屋 11:34 57.5 長崎四海楼 11:50 13:14 60.4 大村湾PA 14:39 117.6 川登SA 15:18 137.6 基山PA 16:07 204.7 博多区給油 17:05 220.6 0.0 251.0 21.86km/L 新門司港 20:30 323.1 102.5 六甲IS 10:50 0.2 102.7 尼崎めし屋 12:10 18.2 香芝SA 13:28 58.4 亀山PA 14:35 149.4 御在所SA 植田中央 16:09 220.1 安冨邸 16:22 223.1 黒野給油 290.3 0.0 393.0 22.33km/L