2002九州横断旅行

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8月18日


 まわりが明るくて目覚めると9時頃。昨夜入手した情報では、明石海峡大橋をくぐる時間帯である。神代氏は起きないのでそのまま残し、ひとり甲板へと出る。既に前方には端の姿が見えていた。5月のツーリングで利用したタコフェリーとすれ違ったのち、の下をくぐる。見れば、上部甲板も鈴なりの人だった。
 六甲アイランドにはほぼ定時着。予告をうけて車両甲板に降り、ロックを解除する。毎度ながらまわりでハーレーが爆音を響かせるなか、気付くとすぐ前に強者がいた。長崎市ナンバーの50ccスクーターである!完敗である。
 いよいよあとは帰宅への道中である。空模様が気がかりなだけではなく、天白区の安冨氏を訪ねることになっていた。それほど余裕があるというわけでもなかった。
 阪神高速湾岸線から六甲アイランドを抜けて本州に上陸。そのまましばらく東へ向かい、西宮浜で一般道へ降りる。ブランチをどうしようかと迷いつつ東へ向かうなか、尼崎のザ・めし屋へ入る。初めて利用したが、カフェテリア方式で楽しい。惜しむらくは、ついついいろいろなものを食べてしまうことであろうか。
 12:10、小雨もあがったところで再出発。たっての願いで、名阪経由としてもらう。まずは松原まで利用する阪神高速の入口を探す。国道2号線に案内表示がないはずはないと信じて進むうち、塚本まで来てしまった。乗務で何度か通った料金所から池田線へと進んでゆく。環状線へ合流し、夕陽丘を経由して松原線へと繋ぐ。曇りがちの天気は雨が心配だが、体力の消耗は防ぐことができる。松原本線料金所を通過し、香芝PAでようやくトイレ休憩。あわせ、神代氏が少し早めの給油。
 ここから東の西名阪道は本線料金所が続く。バイクにとって料金所での収授は乗用車の何倍も面倒である。郡山・天理とバリアを越えて、いよいよ高規格国道・名阪道路へと至る。このルートを選んだ最大の理由は、天理から一気に山手へ駆け上がるところにある。予想通り、とても気持ち良い。気持ち良いのだが、こんな時に限って雨が降ってくる。私も雨武装を整える。
 針ICからはバイクでも二度目の道のり。思えば去年の9月、初めての遠乗りで志摩へ行った帰りになぜか吉野を経由し、ここから名阪国道に入ったのだった。すごい行程だ(笑)。
 相変わらず戦闘状態の名阪国道。流れに逆らわない程度の速度でクルーズする。伊賀上野を抜けてから関までが案外遠いが、関JCTを通過して亀山PAに14:35着。香芝から約70分であった。再び安冨氏に現在位置通告。
 トイレ休憩ののち出発。次第に、愛車の10000km達成が近づいてくる。オドメータとキロポストとを照合しながら見落とさないように懸命である。15:01、9999kmから10000kmに変わる瞬間を無事確認することが出来た。
 御在所SAで5Lほど補給給油。満タンにしても良いのだが、高速道路上は高いので岐阜までのガソリンを十分に確保して出発。もうここまで来れば先が読めてくるが、家に帰るまでが遠足、気分を引き締めて再び本線に出る。
 桑名東ICからは、乗務以来の行程。なんだか新鮮であった。木曽三川を渡り、やや混み合いだした道を進むと、やがて名古屋西JCT。まっすぐ進路をとり、名古屋高速に入る。新洲崎もそのまま突破し、吹上を越えて、四谷終点まで進む。
 ここから道馴染みのある神代氏の先導で安冨氏宅を目指す。途中神代氏が給油したスタンドではダウト発見。さて、どこでしょうか?(^^;;
 安冨氏宅に16:22着。ここで、彼から譲渡していただくカラープリンタの確認と梱包を行う。予想以上に鮮明な刷りだしに興奮する。デジカメともども、ナイスな武器をgetした。  発送かたがたマクドナルドで夕食を食べ、再び安冨邸へ。嵐のように現れて嵐のように去ってゆく我々であった。お邪魔しました>安冨家のみなさん
 名古屋ICまでの道のりがわからないので、IC近くまで神代氏に先導してもらう。梯団走行もここまで。お互いの安全を祈って別れる。
 東名高速道路を西へと向かう。途中、守山PAあたりでひとしきり雨が降ってくる。念のために合羽を着ておいて助かった。カンの良さに感謝をしつつ、小牧ICから名神高速道路、一宮JCTから東海北陸自動車道に進路をとる。安冨邸でゆっくりくつろがせていただいたお陰か、途中休憩なしでそのまま岐阜各務原ICを降りる。21号線から岐南ICで156号、さらに岐阜東西通り〜鶯谷TNを経由し金華橋経由で、いつも利用しているセルフスタンドに到着。ここで満タンまで給油。御在所の5Lも計算に入れると、ここまでの燃費は22.33km/Lであった。
 クールダウンするかのようにまったりと環状線を走り、下宿へ無事到着。楽しい夏休みに終わりを告げたのであった。

 今回のツーリングは、フェリーや宿、食事など綿密な計画を立てて出発したが、なかなか時間通りには進まなかった。原因は、九州である。なにも九州が悪いわけではない。我々が、九州のデカさを甘くみていたためであった。ここまで心底思うこともそう多くはないであろう。「九州は、とにかく大きい」
 結果、果たすことの出来なかった野望も少なくないが、次回の楽しみを残してきたということにしておこうと思う。九州も、とても素敵なところだ。
 同行の神代氏をはじめ、お世話になったみなさんに篤く感謝をして、この旅行記を締めくくろう。


旅行データ

地点		着時刻	発時刻	日走行	trip1	給油

長良				 8:45	  0.0	  7.7
垂井		 9:30	 9:45	 28.7	 36.4
鳥居本		10:30	10:50	 58.4	 66.1
田辺天一	13:20	13:45	152.9	160.6
生駒北田原	14:07	14:15	167.1	174.8
日本橋		14:55	16:10	195.0	202.7
交科博		16:25	17:10	201.3	209.6
南港		17:25		212.7	220.4


別府			 6:30	  0.0	220.4
湯布院給油	 7:40	 7:49	 25.4	  0.0	245.8	23.34km/L
黒川温泉	 9:50?	11:09	101.3
阿蘇Eneos		11:51	128.2
道の駅大津		13:06	157.5
熊本大甲園		14:50	182.9
宇土Jusco		15:17	198.9
天草・天門橋		16:40	227.7
龍ヶ岳工場		18:12	275.9
栖本給油		18:34	290.5	  0.0	257.4	25.89km/L
泉屋旅館	19:33			324.7	 34.2


泉屋旅館		 8:10	 0.0	 34.2
鬼池港				 	 30.9
富岡港		 9:08	 9:45	 48.9
茂木港				10:57	 48.9
長崎福砂屋			11:34	 57.5
長崎四海楼	11:50	13:14	 60.4
大村湾PA			14:39	117.6
川登SA				15:18	137.6
基山PA		16:07			204.7
博多区給油		17:05	220.6	  0.0	251.0	21.86km/L
新門司港	20:30		323.1	102.5

六甲IS			10:50	  0.2	102.7
尼崎めし屋		12:10	 18.2
香芝SA			13:28	 58.4
亀山PA			14:35	149.4
御在所SA			
植田中央		16:09	220.1
安冨邸		16:22		223.1
黒野給油			290.3	  0.0	393.0	22.33km/L

過去著述したものの


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