滝沢翼のひとりごと

「視線」

ふと視線を感じてふり返ると
あいつと目が合ってしまう

俺が部屋を掃除をしてる時
メシを作ってる時
テレビを観てる時

……

ああもう、めっちゃ恥ずかしいんだよ
その穏やかな笑顔でいつも俺の事を見てるから

あいつが何を言いたいのか
いくらにぶい俺だって気付いてるんだ

ごめん
甘えすぎだってわかってる

でもこの居心地の良い状態から前に進むのが怖いんだ
今はこのままでいさせてくれよ

後少しだけ
待ってくれる……よな?



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