きょう、直達快速で
2008年5月1日
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人民帽、中山服、双喜の煙草 |
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見上げる人見下ろす人 |
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猫のいる小路 |
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エコな椅子 |
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今日も朝の散歩。猫を見つけてパチリ。あんこの入った揚げ餅とニラ花巻で朝食。なかなかうまい。退房(チェックアウト)を済ませ、バックパックを担いで駅まで歩く。駅までを駅北広場までと拡大解釈すればだが、8分というのはそれ程間違っていない。ただすごい人ごみで進むのが大変だ。地下道をくぐり表口で荷物を預ける。再び地下道をくぐり軽軌に乗る。ところが3号線と4号線を間違えて乗ってしまうという初歩的なミス。宝山路で3号線に乗り換え、東宝興路下車。横浜路を歩く。適当な小吃に入り、炒面と紅焼肉、そして三得利超爽。超爽―スーパードライといった意味か。多倫路は骨董や石を売る露店が並んでいるが、なんとなく綺麗すぎてイマイチそそらないので裏道を歩いていると、黒白猫が現れる。大人しいのでズイコー55mmに付け替えて撮影。寺が見えるので、表側に回ってみると教会だった。少し歩くと大きな通りに出た。四川北路だ。かつてお世話になった第一人民医院の分院がある。歩道には人が溢れる。顔が爛れている物乞いがいて、やるせない気持ちになる。オールおっちゃん編成のジャズバンドがいる。人形の手を引き散歩をする人がいる。かなりシュールな光景だが、籠の中の”在庫”を見て、ああ、物売りなんだとちょっと安堵する。でも、売っているという事は買う人がいるわけで、買った人はやはり手を引いて歩くのだろうか。ネットカフェを見つけたので、入ってメールをしようとするが、身分証がないと駄目だと断られる。魯迅公園に入る。ここは無料なので、地元の人の憩いの場となっている。アコーディオンや胡弓で唄う人たちがあちこちで塊を作っている。池では戦車型ボートから赤外線を命中させると虎が吼えたり噴水が上がったりするアトラクションがあり、さながら風雲たけし城である。あの頃、谷隊長と共に戦う事を夢見ていた貴方はぜひ魯迅公園へ。あるいは巨大なビーチボールを池に浮かべて中に入り転げまわるアトラクションもある。二人で入り、一人が走り出すともう一人はひっくり返されて大騒ぎだ。一方そんな騒々しい池の周りで愛を囁きあう二人や、一人釣り糸を垂れる人など楽しみ方が本当に自由だ。
虹口足球場から再び軽軌で火車駅へ。少し時間があるので、上島珈琲で時間を潰す。UCCではない、UBCである。珈琲はまだまだ高級品で一杯36元ほどする。それでいて、冰珈琲(アイスコーヒー)はあらかじめ砂糖を入れて出てくるのが残念だ。雑誌は外国のファッション雑誌や、日本の情報誌が置いてあったりする。荷物を受け取り、ネットカフェへ。今度は身分証はあるが、席がないと言う。仕方なく、国際電話屋を探すが、どの電話屋も国内専用だ。駄目元で一軒の売店で国際電話できるかと聞いてみると、できると言い、テレホンカードを取り出した。何のことはない、昔のように国際電話屋を使わなくても、公衆電話から掛ければいい訳だ。50元のカードを買い、公衆電話から掛けてみるとごく普通に繋がった。
上海の駅はやけに近代化されていて、屋台が沢山並んでいたコンコースは品揃えの余り良くないコンビニに変わっていた。せわしなくビールやつまみを買ってZ6次直達快速へ乗り込む。寝台は下段。とりあえず力波で駆けつけの一杯。上はずっとPSPをやっていて降りてこない中国の新しい若者だ。カーテンを閉めていると動いたのが分からないくらい静かに列車は動き出す。飛行機のようなPR誌が置いてある。歯ブラシセットなんかも付いている。少し落ち着いてから餐車へ。メニューは写真つきのわかり易いものになっている。ウェイトレスは大きな魚の揚げ物を奨めるが、64元もするのでこれは頼めない。魚香肉絲と炒め物を注文。もちろん青島。なかなかおいしい。かつて、メニューは手書きで没有が多く、味も当たり外れが多かったのに比べて、格段の進歩だ。青島だってもったいぶって小瓶だ。調子に乗ってあちこち写真を撮っていると、撮影禁止だと言われる。ところが、別の席の外人は席を立って記念写真なんか撮っているがスルーだ。その外人は例の魚を頼んでいる。お奨めを断ってウェイトレスの機嫌を損ねたか。仕方なくこっそりと写真を撮る。部屋へ戻って三得利。羊肉串だと思って買ったものは実は大豆の串だった。なかなかヘルシーでうまい。
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タキシードでお出迎え |
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シャッター音で一斉にこっちを見たりしたらちょっと怖い |
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こっちを見なくても十分に怖い |
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よくぞ生き残ったわが精鋭達よ |
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みんな楽しそうです |
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本当に楽しそう |
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北へ |
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その先の中国へ