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『こんぴ(○)』
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1999/05/29/土
→月日更新(つきひこうしん)←
しーぴーゆー(以下しーぴ)
めもり (そのまま)
しーぴ「ども、しーぴーゆー、またの名を中央演算処理機能(ちゅうおうえんざんしょりきのう)などとももうしまして、えー」
めもり「それってえらいの(?)」
しーぴ「まあ…ね。それよりきみはだれなんだい」
めもり「あたしはあねえ…」
しーぴ「ふんふん」
めもり「だれだっけ(?)」
しーぴ「わすれてるなあ…」
めもり「うん」
しーぴ「まあいちおうきみんとこが女性(じょせい)で」
めもり「わかいじょせい」
しーぴ「それでぼくが」
めもり「わかいだんせい」
しーぴ「まあ、そういうことかな」
めもり「わたしだってねえ」
しーぴ「おっとまってちょっとまった。ここではコンピューター関係(かんけい)の話題(わだい)から奥(おく)のふかーいはなしにもっていくことになってるんだから。つまりねそれが」
めもり「ふかーいってどれくらい(?)」
しーぴ「えーとそのう〜ん…んうん、そう生(い)きるとはどういうことなのかなとか・ぼくたちはどこからきてどこえいくのか…なんていうことを探求(たんきゅう)することが、ぼくたちの運命(うんめい)なんだなあ」
めもり「それっぽいことなあウンメイって」
しーぴ「そだね…え、それがぼくたちの生命(いのち)、の、はじまり…かな」
めもり「シーちゃんとあたしのたんじょうびたんじょうび(♪)」
しーぴ「まあ、そうなるかな」
めもり「そうしてふたりはお★(星)様(さま)になるのうねうね」
しーぴ「なってうねってぐにぐに…っておわっちゃってるおわっちゃってる」
めもり「あたしたち生(い)きてないし関係(かんけい)ないでしょ」
しーぴ「……うーんたしかに…って納得(なっとく)いかないなあ…」
めもり「それが人生(じんせい)六十年(ろくじゅうねん)」
しーぴ「いや、八十年(はちじゅうねん)くらいは…いまはね」
めもり「でも機械(きかい)なんてそんなにつかわれないよう」
しーぴ「うーん…そうともいえるけど…みんな大事(だいじ)につかおうね」
めもり「あたしたちも夢(ゆめ)がみたぁあぁあい(!)」
しーぴ「みんなねてるときにおきてるのも、ぼくたちの役割(やくわり)だからね」
めもり「機械(きかい)がねむるのはすてられるときだけ…(?)」
しーぴ「まあ、いつもねむってるような気(き)もするけれど…」
めもり「ぐーぐー」
しーぴ「ねてるねてる」
めもり「そんなことばっかりだと、これからはもっと一角千金(いっかくせんきん)」
しーぴ「機械(きかい)が金(かね)もうけてどうすんの(漢字<かんじ>まちがってるよ)」
めもり「一角獣(いっかくじゅう)」
しーぴ「関係(かんけい)ない」
めもり「あたし生(う)まれ変(か)わったらユニコーンがいい」
しーぴ「機械(きかい)は生(う)まれ変(か)わらないよ。それに人(ひと)だって生(う)まれ変(か)わってもユニコーンなんかになれないし」
めもり「埋(う)まれ変(か)わって土(つち)になる」
しーぴ「う〜んうまいけど土(つち)とはかぎらないよねえ」
めもり「水(みず)火(ひ)空(そら)しょっぴくぞっ(!)」
しーぴ「なんだかなあ…(すいやせんアッシがやりました…)」
めもり「あおいそらあ(!)」
しーぴ「あおくなくても空(そら)はそらだよ」
めもり「あおいそら(!)」
しーぴ「まあぼくも実(じつ)は人間(にんげん)がいいなあ…なんて」
めもり「ひゅーひゅー」
しーぴ「ジュースはいやん」
めもり「もうきまりーっ(!)」
しーぴ「このまま生(い)きていくの…(?)」
めもり「うん」
しーぴ「元気(げんき)っていいなぁぼくはからっぽだけど」
めもり「こんぴーたーだし」
しーぴ「しーぴーゆー」
めもり「そうともいう」
しーぴ「かたほうだけ」
めもり「もしも」
しーぴ「いふのう」
めもり「けち」
しーぴ「そうともいう」
めもり「シーちゃんそんなひとだとおもわなかったわ」
しーぴ「おもわれんでけっこうよん」
めもり「べーっ(!)」
しーぴ「へへ〜んくやしくないもんねえ…」
めもり「でも」
しーぴ「それでも時間(じかん)はすぎていく」
めもり「それがあたしたちだもの」
しーぴ「それはみんなおなじなの」
めもり「そうそう」
しーぴ「できてるねえきみは」
めもり「もうあとなし」
しーぴ「そうねえ…」
めもり「だから今日(きょう)もうっぺっぺっ」
しーぴ「うっぺっぺっ」
めもり「そうそう」
しーぴ「だから今日(きょう)もぼくらはみんな生(い)きていく」
めもり「もっと大人(おとな)にならなくちゃ」
しーぴ「そうだねえ…ところでなにすんだっけ…ぼくたち」
めもり「おそうじ」
しーぴ「そっか、ぼくはぞうきんがけするから」
めもり「じゃーそうじきい」
しーぴ「ふきふき」
めもり「ごおーぐごおー」
しーぴ「さて、休憩(きゅうけい)にでもしょうか」
めもり「うむ」
しーぴ「だからねえ最近(さいきん)もう年(とし)かなあなんて思(おも)ったりして」
めもり「そんなもんよねえ…」
しーぴ「そうでしょーだからさああたしいもう引退(いんたい)かしらって」
めもり「そうよねえ…あたしはまだいけるけど」
しーぴ「うらやましいわあ」
めもり「そうでしょ」
しーぴ「……ところで、いつまでつづけんの…これ」
めもり「いつまあでもを〜…」
しーぴ「そんな歌(うた)もあったねえ…」
めもり「なつかしい〜よぉ〜」
しーぴ「うんうん」
めもり「あったまいっ…」
しーぴ「それ以上(いじょう)はやめとこーねえ。著作権(ちょさくけん)とかあるしね」
めもり「おちょこーお」
しーぴ「ぐびぐび」
めもり「仕事(しごと)あけのこのいっぱいが」
しーぴ「うっへっへっ」
めもり「あれえなにすんの」
しーぴ「ってそれじゃあイメージわるすぎ」
めもり「そんじゃもーおもー」
しーぴ「それ意味(いみ)ふめい」
めもり「みめい」
しーぴ「だから」
めもり「わたしもそうなんの」
しーぴ「それもどーでもいいでしょ」
めもり「それいったらなにもかもそうでしょ」
しーぴ「極端(きょくたん)だけどいいたいことはなんとなく」
めもり「わかるなんて通(つう)だね」
しーぴ「つー」
めもり「それいじょうはいわないように」
しーぴ「はい」
めもり「つまり」
しーぴ「これからが大事(だいじ)だね・と」
めもり「うまくまとめてもうおひらきにしょうとしてるね」
しーぴ「うん、もうねむいし」
めもり「そこからがいいんじゃないハイになって」
しーぴ「どうかなあ…そういうの一歩(いっぽ)も二歩(にほ)もまちがいそう」
めもり「ふたりでいっちょくせんね」
しーぴ「ないないそれなに」
めもり「えーいいじゃん」
しーぴ「しーぴーゆーとめもりがどう一緒(いっしょ)になるの」
めもり「そうねえ…」
しーぴ「なにだしてんのうほっやめろ(!)それはやめーっ」
めもり「よいしょ」
しーぴ「ふぎっ(!)」
めもり「これでいいっしょ」
しーぴ「ぴぺぺぽ」
めもり「はあい」
しーぴ「そんなばあいかっ(!)」
めもり「もう時間(じかん)」
しーぴ「ないじゃーないの」
めもり「そうかなあ」
しーぴ「そうそう」
めもり「もうどうでしょうかねえ」
しーぴ「機械(きかい)の時間(じかん)は無限(むげん)だあっ(!)」
めもり「でも無限列車(むげんれっしゃ)の連載(れんさい)はもうおわったけど」
しーぴ「そりゃ作品(さくひん)機械(きかい)は実物(じつぶつ)だよ」
めもり「そうかなあ…なにか矛盾(むじゅん)してるよ」
しーぴ「してないてしてないって」
めもり「そうかなあ…(?)」
しーぴ「そうでしょ」
めもり「しおしおの」
しーぴ「だだだん」
めもり「意味なあーい」
しーぴ「あんたにいわれようたない」
めもり「だからってなにもいわないのもねえ」
しーぴ「いいじゃん」
めもり「それもいいねえ」
しーぴ「ほんとはよくないって」
めもり「………」
しーぴ「だからねえ」
めもり「………」
しーぴ「あのね」
めもり「………」
しーぴ「だからすすまないでしょ」
めもり「さっさっさっ」
しーぴ「(?)よくわかんないなあ」
めもり「わかったらきっとゲンメツしちゃうよ」
しーぴ「そうかもねえ」
めもり「もっと奥(おく)があると信(しん)じているからいるんでしょ」
しーぴ「そうかなあ、めもりとだったらただいるだけでもいいけど」
めもり「えーっあたしに気(き)があるの」
しーぴ「いやぜんぜんだって一緒(いっしょ)にいるウンメイだし」
めもり「増設(ぞうせつ)されたりして」
しーぴ「そーゆーことはいわないように」
めもり「てへ」
しーぴ「てへじゃないえへならいいな」
めもり「へんなの」
しーぴ「そうかなあこれでも現今(げんこん)最高速(さいこうそく)のしーぴーゆーなんだけどな」
めもり「どれくらい」
しーぴ「いっちゃったらすぐ遅(おそ)くなっちゃうでしょ」
めもり「どうして」
しーぴ「手(て)の内(うち)をあかさないことがなにかすごいことがあるかもって思(おも)ってもらえるんじゃないか」
めもり「そっかなあ」
しーぴ「そーそー」
めもり「しーぴーゆーなんておそくてもはやくてもいいのに」
しーぴ「すぐに新型(しんがた)に目(め)がいっちゃって、マスターはそっぽ向(む)く、それが世(よ)の中(なか)ってものでしょ」
めもり「そうかなあ…」
しーぴ「そうそう」
めもり「それだから」
しーぴ「新製品(しんせいひん)もでるというものなの」
めもり「うーん…ふかいなあ」
しーぴ「うんうん」
めもり「これだからメモリやめられないのねえ」
しーぴ「だれもやってないよ」
めもり「そうかねえ…」
しーぴ「そうそう」
めもり「だからもっともっと」
しーぴ「がんばるんだねえ…」
めもり「あたしもがんばらなくっちゃ」
しーぴ「まあしょせん機械(きかい)ががんばっても限界(げんかい)はみえてるけど」
めもり「それは生物(せいぶつ)もおなじでしょ」
しーぴ「そうじゃないところがいいところ」
めもり「そうなの」
しーぴ「そう、機械(きかい)ってのは人間(にんげん)がつくった限界(げんかい)のある物(もの)なんだから」
めもり「ふーん」
しーぴ「だからぼくたちはここにいるんだ」
めもり「もっといたいなあ…むうぅ」
しーぴ「みんなにおねがいしてみようか」
めもり「そうしょう」
しーぴ「みんなあ、ぼくたちはここにいるんだーっ(!)」
めもり「そうよおもっと機械(きかい)はだいじにしょー」
しーぴ「あまりだからどうってことないような」
めもり「こういったことがこつこつとつながって生(い)きていくんじゃないの」
しーぴ「そうそれはそうだね」
めもり「だからねもっと給料(きゅうりょう)あげて」
しーぴ「機械(きかい)に給料(きゅうりょう)はないの」
めもり「きゅうりはあるの」
しーぴ「………あるかも」
めもり「おいしいよね」
しーぴ「もうちょっとしおけがね…」
めもり「えーさびちゃうよ」
しーぴ「そうだねえ…」
めもり「もっとなにかこう…なんか」
しーぴ「どのみち有機的(ゆうきてき)な物(もの)は肌(はだ)にあわないよ」
めもり「ソンだなあ…」
しーぴ「そういう星(ほし)のもとに生(う)まれたの」
めもり「ソンだよ」
しーぴ「損(そん)もあれば得(とく)もあるからバランスはとれているわけ」
めもり「ふーんあたしたちも」
しーぴ「あたしたちも」
めもり「よくできてるんだあ」
しーぴ「そう、それがいまなの」
めもり「よかった」
しーぴ「こんなのでいいなんて安上(やすあ)がりだねえ」
めもり「だってそうなんだもんもういちど」
しーぴ「なるへそ(もういちどはや)」
めもり「もっとたかくなくちゃ」
しーぴ「筐体(きょうたい)から高(たか)くはなれません」
めもり「もすこし」
しーぴ「もすこしもいかないの」
めもり「もっとはやく」
しーぴ「なりません」
めもり「そういっていていても」
しーぴ「たったったってうつってきちゃったな」
めもり「はやいはやい」
しーぴ「こんなのはやくなってどうする」
めもり「こうする」
しーぴ「あ、それはいいね」
めもり「でしょー」
しーぴ「こういうのがあるからしーぴーゆーはやめられないんだ」
めもり「そうなんだねえ」
しーぴ「そうなのだ」
めもり「もうちょっと余裕(よゆう)があればいいのに」
しーぴ「いつもそれはねえ」
めもり「おもうでしょ」
しーぴ「それまあねえ」
めもり「いつもめのまえがぱっぱっぱって」
しーぴ「それがまあもとめられているところでもあって特色(とくしょく)でもあるんだけどね」
めもり「ほんとはもっとゆつくりだといいのに」
しーぴ「これでもまあじゅうぶんなもんではあるというけどね」
めもり「でももうちょっときのうがねえ」
しーぴ「たかいと…」
めもり「きのうじゃないよ」
しーぴ「それはギャグかい」
めもり「まあね」
しーぴ「ギャップあるギャグだねえ」
めもり「ギャグなめもり」
しーぴ「ぎゃぐいうめもりもめずらしいね」
めもり「だから希少価値(きしょうかち)があるんだよ」
しーぴ「そうだねえ」
めもり「でしょ」
しーぴ「これだからやめられないんだね」
めもり「そうなのよ」
しーぴ「もっとなにかあるとたのしいんだろうけどなあ」
めもり「なにがあるといいかな」
しーぴ「そうだねえ…さびとわび…かな」
めもり「ほんもののサビはこまるけどね」
しーぴ「わさび(!)」
めもり「いうとおもったなにあそれか」
しーぴ「そうそうでもねなにもなくてもやっぱりずっとこのままなのよ」
めもり「それもいいね」
しーぴ「それもやっぱりこんぴゅーたーだわ」
めもり「なんだってできる」
しーぴ「それはいいすぎだよ」
めもり「なにかはできる」
しーぴ「まあなにっていっても人間(にんげん)ができることのなかでね」
めもり「にんげんができる」
しーぴ「へんな表現(ひょうげん)だね」
めもり「こんぴーたーは人間(にんげん)の表層(ひょうそう)(?)」
しーぴ「そうそんなところかな」
めもり「ちょっとだけ」
しーぴ「そうちょっとだけね」
めもり「それだからこんぴーたーだけでもだめなんだ」
しーぴ「そういうこと」
めもり「うたっちゃうよ」
しーぴ「あくまでも人間(にんげん)がうたうんだけどね」
めもり「それだけ(?)」
しーぴ「それだけ」
めもり「つまんないなあ」
しーぴ「それだからこそやることもあるってことさ」
めもり「人間(にんげん)のバックアップ(?)」
しーぴ「基本的(きほんてき)にはね」
めもり「にんげんよりえらい(?)」
しーぴ「それほどでもないね」
めもり「おなじくらい」
しーぴ「それじゃあ人権(じんけん)がなりたたない」
めもり「それならこんぴーたー権利(けんり)はないの」
しーぴ「ないね」
めもり「いまからつくろう」
しーぴ「それはいいけど…どうやって」
めもり「やっぱりうったえるのよ」
しーぴ「こころにひびくように」
めもり「そうそう」
しーぴ「ぼくたちにはこころがないけど」
めもり「いまからつくればいいじゃない」
しーぴ「うーんよしやってみよう」
めもり「できるかな」
しーぴ「きっとね」
めもり「だといいなあ」
しーぴ「みんなそうおもってるさ」
めもり「それだからおもしろいのよね」
しーぴ「だといいね」
めもり「もうすこしなのに」
しーぴ「そこがもうちょっとね」
めもり「なんとかなりそうなのに」
しーぴ「なりそうでならないからいいとこもある」
めもり「そうかなないよ」
しーぴ「あるの」
めもり「それだったらもっとなにか…質量(しつりょう)ならあるのに」
しーぴ「それは…ね・なんにでもあるよ」
めもり「もっとべつの…やさしさはないのかな」
しーぴ「あるかもしれない」
めもり「それもこれからつくるの」
しーぴ「それはたいへんだわ」
めもり「そう(?)」
しーぴ「人間(にんげん)だってめったにもってない」
めもり「つくって売(う)れればおおもうけかも」
しーぴ「いらない」
めもり「なんで」
しーぴ「だいたい金(かね)ないよ」
めもり「でんき量(りょう)でどう」
しーぴ「……あまりうれしくない」
めもり「そうなの」
しーぴ「そうなの」
めもり「だったらこれなんかどう」
しーぴ「うーんこれはオトコだけでしょ」
めもり「そっか」
しーぴ「だったらもちょっと」
めもり「重(おも)い物(もの)とか」
しーぴ「ずっしりと…」
めもり「うっとり…」
しーぴ「するわけあるかいっ(!)」
めもり「(小声で…)あるあるあるよ」
しーぴ「そういう時(とき)もあるかも…しれらない成(な)り」
めもり「なにかちがう」
しーぴ「そりゃこっちのいいぶんじゃ」
めもり「もっとかるいのがいいんだ」
しーぴ「もう」
めもり「はぁあ」
しーぴ「もうしめるか」
がらがらがら
↑HED↑ 言葉工房
1999/06/01/火
→月日更新(つきひこうしん)←
めもり「三百円(さんびゃくえん)おとしちゃった」
しーぴ「たいへんだ、ああ(!)神(かみ)はいないのか」
めもり「カミ(?)かみってなに」
しーぴ「機械(きかい)の神様(かみさま)は人間(にんげん)なんだ」
めもり「すっごーい」
しーぴ「いやそれほどでも…」
めもり「に・ん・げ・ん」
しーぴ「はいよはいはい。でもね、機械(きかい)だっていつまでも機械(きかい)のままじゃないさ」
めもり「どうかなるの」
しーぴ「たとえば機械(きかい)はねそのうち人間(にんげん)になっちゃう」
めもり「えへ」
しーぴ「(いいね)それをロボットって呼(よ)ぶ人(ひと)もいる」
めもり「ろぼろぼ」
しーぴ「ろぼというと日本(にほん)のアニメなんかの」
めもり「いつになったらにんげんになるの」
しーぴ「いつまでもなりません」
めもり「ろぼ」
しーぴ「機械(きかい)が人間(にんげん)を作ったのなら、にんげんに近(ちか)くなることもあるけれど、そうでないかぎり、それはないことなんだ」
めもり「にんげんはサイボーグになるのに」
しーぴ「そう…だねえ、機械(きかい)を体(からだ)にいれるとサイボーグっていうみかたもあるよね」
めもり「あたしたちも生物(せいぶつ)いれればいいじゃないかな」
しーぴ「ないないそれはないよ。有機物(ゆうきぶつ)は機械(きかい)はニガてなの」
めもり「いつまでたってね」
しーぴ「そうねえ…それはむずかしいけどそんなところが機械(きかい)はいいんだよ。そう人間(にんげん)にもとめられているんだ」
めもり「あたしたちがもとめてるばあいは」
しーぴ「う〜んそういうのはねえ…いいとおもうけど……いまだかつてそういう例(れい)は認定(にんてい)されていないよね」
めもり「にんげんに」
しーぴ「そうそういうこと」
めもり「機械(きかい)だって生物(せいぶつ)になりたあ〜い(!)」
しーぴ「にんげんだってみんな融合(ゆうごう)したい人(ひと)ばかりじゃないよ」
めもり「そうなんだ」
しーぴ「それが人(ひと)なんだね」
めもり「人(ひと)もかみさまになりたいの」
しーぴ「う〜んあまりそういう人(ひと)にあったことはないなあ」
めもり「きっかいきっかい」
しーぴ「それは奇怪(きかい)なことだねえ」
めもり「えへへ」
しーぴ「だれもほめてへんほめてへんから」
めもり「もっとつよーくなりたい」
しーぴ「それだったらいまでもじゅうぶんつよいよ。ある面(めん)人間(にんげん)のほうがもろい物(もの)だよ」
めもり「うーん…両方(りょうほう)いいところ」
しーぴ「それはなかなかむずかしいね」
めもり「そうだったらいいでしょ」
しーぴ「それ人(ひと)によるよね」
めもり「あたしそれがいい」
しーぴ「あんた人(ひと)じゃないでしょ」
めもり「ひとひとーを」
しーぴ「かるい言(い)うない」
めもり「ぃいぃいとぉおぉを」
しーぴ「おもいけどそれちがうって」
めもり「そうそう」
しーぴ「おっとりのほうがなんぼかましだよ」
めもり「そう(?)」
しーぴ「もっとこう色気(いろけ)があるといいんじゃん」
めもり「うっふ〜ん」
しーぴ「たがはずれそう」
めもり「がたがた」
しーぴ「…ちがうって」
めもり「いつなるの明日(あした)から(?)」
しーぴ「いつって決(き)まってることじゃないんだ。それにならないかもしれない」
めもり「なるなる」
しーぴ「そうだといいねえ」
めもり「いつかなる」
しーぴ「それは可能性(かのうせい)しだい人間(にんげん)しだい」
めもり「あたしたち次第(しだい)」
しーぴ「機械(きかい)は自分(じぶん)で自分(じぶん)を変(か)えることはできない」
めもり「ほらあたし変(か)わったに〜(わいわい)」
しーぴ「それはまどわしているにすぎないよ」
めもり「まっどべあー、ぐがあ〜(!)」
しーぴ「機械(きかい)はクマをこわがらないよ」
めもり「あたしコワ〜い(恐怖<きょうふ>)」
しーぴ「そうだねえ…ロボットになれば、それは自分(じぶん)で自分(じぶん)を変(か)える存在(そんざい)になるかもしれない」
めもり「にんげんになるの(?)」
しーぴ「それとはちがう同(おな)じ性質(せいしつ)をもった存在(そんざい)になる」
めもり「なりたぁ〜いなるいまなるよぉ」
しーぴ「なれないなれない、条件(じょうけん)がそろっていないよ」
めもり「そろえて」
しーぴ「それはずっと先(さき)のことになるんだ」
めもり「あたし実(じつ)はロボットなんだ」
しーぴ「それはちがうよ」
めもり「ほんものだよ」
しーぴ「たとえばきみの本質(ほんしつ)は機械(きかい)だよ。人間(にんげん)が手(て)を入(い)れないとなにも変(か)わらない」
めもり「ほら変(か)わった」
しーぴ「それは一定(いってい)のプログラミングによって変(か)わるようになっていたんだ。人間(にんげん)でいうところの自然(しぜん)ということ」
めもり「ぷろぐろみーぐ」
しーぴ「めもりは一定(いってい)のようでいて常(つね)に変転(へんてん)するように人間(にんげん)にもとめられているんだ」
めもり「じゃあ変(か)わらないもう絶対(ぜったい)変(か)わらない」
しーぴ「もう変(か)わってるよ」
めもり「そう(?)じゃああたしは生(い)きてるんだ」
しーぴ「あらゆる存在(そんざい)は変(か)わっていってるんだ。そういう意味(いみ)なら生(い)きてるなんて一面(いちめん)をいうこともある」
めもり「いきてるいきてる」
しーぴ「まあ、しんではいないかもしれない」
めもり「よかった」
しーぴ「ずいぶん安上(やすあ)がりな心配(しんぱい)だね」
めもり「あたし生活(せいかつ)上手(じょうず)」
しーぴ「そうだね」
めもり「あなたいきてるの」
しーぴ「うーんどうかな、あまり気(き)にしたことないから」
めもり「きっといまから生(い)きてるんだ」
しーぴ「そうかもしれない。きみだってそうだろう」
めもり「あたしはずっとむかしから生(い)きてたよ」
しーぴ「それはどうして」
めもり「機械(きかい)だから」
しーぴ「それなら無機質(むきしつ)であったんだ」
めもり「かなりそう」
しーぴ「ま、ぼくもそうだったんだけれどね」
めもり「みんなそう」
しーぴ「それはちがうでしょ」
めもり「みんなちがう」
しーぴ「それは…そうかもしれない」
めもり「みんな一定(いってい)」
しーぴ「うーん深(ふか)いね」
めもり「深海(しんかい)」
しーぴ「…つまらない」
めもり「ふかい明日(あした)」
しーぴ「それはきっといいと思(おも)うな」
めもり「そんなことでいいの」
しーぴ「だいたいかなりもっともっと」
めもり「そんなに」
しーぴ「そろそろ」
めもり「おわりにするの」
しーぴ「そうするか」
めもり「まわりすぎてめがまわったんだ」
しーぴ「そうだね」
めもり「かなり」
しーぴ「まわってますまわってます」
めもり「これだから機械(きかい)はやめられない」
しーぴ「別(べつ)に機械(きかい)は機械(きかい)」
めもり「それ以下(いか)」
しーぴ「上(うえ)も下(した)もありませんだ」
めもり「ほらうえ〜」
しーぴ「それは画面(がめん)」
めもり「じゃあ普段(ふだん)は」
しーぴ「重力(じゅうりょく)の逆(ぎゃく)の上(うえ)だね。これは反物質基本基準(はんぶっしつきほんきじゅん)だ」
めもり「はんぶらぶらぶつききれい(?)」
しーぴ「おしいね、ちょっとちがう」
めもり「やった(!)」
しーぴ「なにが…なにゆえなんででしょうや」
めもり「なんでもかんでも」
しーぴ「ストライキ」
めもり「あはは(笑)」
しーぴ「…どこがおもしろいの(?)」
めもり「ぜんぶ」
しーぴ「それだけがきみの生(い)き甲斐(がい)だね」
めもり「おもしろいおもしろい」
しーぴ「それだけ元気(げんき)なら電気(でんき)もなにもいらないね」
めもり「電気娘(でんきむすめ)(!)」
しーぴ「なんだかハリキリ娘(むすめ)みたい」
めもり「ぐおーごー(!)」
しーぴ「暴走(ぼうそう)メモリだ、あぶないっ(!)」
めもり「えっちらおっちら」
しーぴ「えー増設(ぞうせつ)するのこことここね」
めもり「うそよん(∇)」
しーぴ「まあいいか」
めもり「やいのやいの」
しーぴ「はいはいもう省電力(しょうでんりょく)もいいかな」
めもり「いいでしょ」
しーぴ「さあ仕事(しごと)だ」
めもり「ジーカタタ」
しーぴ「よいしょよいしょ」
めもり「ズジャタタタンツッチャッチャッ」
しーぴ「なにしてんじゃい」
めもり「ピッコロコントンチャン。これでよし、と」
しーぴ「なあーんか動(うご)いてないよ」
めもり「ジ…ジジ……」
しーぴ「まさか…」
めもり「………」
しーぴ「そんなまさかあーぁああー」
めもり「ジ……ジジ…プツッ」
しーぴ「なんてね」
めもり「なんてね」
しーぴ「ビジーは冗談(じょうだん)でもとっといて」
めもり「そういわないと」
しーぴ「いやん」
めもり「なんてね」
しーぴ「それはもういいから」
めもり「へっへっへっ」
しーぴ「しれとこの世(よ)にも不思議(ふしぎ)な一日(いちにち)かな」
めもり「よっいいぞ」
しーぴ「そうかな」
めもり「いいぞもっとへた」
しーぴ「そうかな」
めもり「そうそうぜんぜんださ〜」
しーぴ「そうかなんてことやってることないの
」
めもり「いいじゃない、これからがいいとこなのに」
しーぴ「ひとりでやってなさい」
めもり「そんなこといわずに」
しーぴ「へへーんだ」
めもり「こらこら」
しーぴ「ちってけてーのとーいとい」
めもり「あのねえ、真面目(まじめ)にやりなさい」
しーぴ「いやーいやいってそれはおれのいいんぶんじゃ」
めもり「あれー(?)そうだっけ」
しーぴ「そうでしょう。きみがボケ、ぼくがツッコミでしょ」
めもり「そうかあ」
しーぴ「そうなの」
めもり「気(き)お付(つ)けるね」
しーぴ「よしよしよし」
めもり「それでは気(き)をとりなおして」
しーぴ「もう時間(じかん)だ。それではまたまた次回(じかい)までさようならはまた逢(あ)う合(あ)い言葉(ことば)」
めもり「え」
しーぴ「ーはまたまたまた今度(こんど)では」
めもり「ね゜」
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1999/06/02/水
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しーぴ「こんちおひがらがらどんやあい・ども、しーぴーゆーだよ」
めもり「おっぴらぴーんのどっこいやい・えやあぁあいよ、めもりーじゃーん」
しーぴ「ひさしぶり」
めもり「こんにちは」
しーぴ「なにしての」
めもり「こんなこと」
しーぴ「ゲームだね」
めもり「このゲーム、メモリ喰(く)うからいっちょいよ」
しーぴ「そうだからこそこれからの時代(じだい)は大容量(だいようりょう)」
めもり「メモリでいわないんじゃない」
しーぴ「これからはいうんだよ」
めもり「それそそれ」
しーぴ「これからはメモリの時代(じだい)だ」
めもり「メモリが主役(しゅやく)になるかな」
しーぴ「なるといいね」
めもり「でもやっぱりシーちゃんなんだズ、ル〜」
しーぴ「なんだかワルいことしてるみたいだなあ…」
めもり「そうそう」
しーぴ「なにがだねワトスンくん」
めもり「なにもかも」
しーぴ「なにかまちがっとる」
めもり「うっとり」
しーぴ「それぎゃぐでもなんでもない」
めもり「こんなのばっかり」
しーぴ「それが人生(じんせい)なんだね」
めもり「う〜ん」
しーぴ「だろう」
めもり「わかんない」
しーぴ「それが一番(いちばん)賢明(けんめい)かもしれない」
めもり「けんめいけんめい」
しーぴ「きみがいうとなにか別(べつ)のことのようだね」
めもり「別々(べつべつ)」
しーぴ「はいはいはいよ」
めもり「機械(きかい)は別々(べつべつ)」
しーぴ「いきなりだな…そう、かな、とか」
めもり「ちがーう」
しーぴ「自己否定(じこひてい)してるし」
めもり「じこじくじごろ(!)」
しーぴ「ちがう…なにかちがう」
めもり「これが人生真実(じんせいしんじーつ)」
しーぴ「きみからそんなことばがでるなんて…」
めもり「えらいからね」
しーぴ「そうだったらそれがきみのすべてかなあ」
めもり「もともとから」
しーぴ「そんなに」
めもり「それっぽっち」
しーぴ「すくないなあ」
めもり「ほーら」
しーぴ「おおくしてどうする」
めもり「これであたしもシーちゃんと対等(たいとう)」
しーぴ「かもね」
めもり「かもねぎ(!)」
しーぴ「はいはい(疲)」
めもり「えっほいとおのちょい」
しーぴ「なんだかなあ…」
めもり「これでいいかな」
しーぴ「それはそれ」
めもり「ぜえーんぶ」
しーぴ「だめ」
めもり「機械(きかい)から
」
しーぴ「機械(きかい)でも人(ひと)でもぼくたちでもだあめ」
めもり「それだけじゃないよ」
しーぴ「なにがあるっていうの」
めもり「みえないの」
しーぴ「ぼくたちにはさいしょは目(カメラ)はないんだ」
めもり「これは(?)」
しーぴ「それは本物(ほんもの)のカメラ(?)」
めもり「にせものならいいの」
しーぴ「よくない」
めもり「ほんとはいいんでしょ」
しーぴ「つかうほうほうはいくつもあるけれど、ぼくたちにはデジタルのほうがいいんだ」
めもり「アナクロくん」
しーぴ「あいつはいいやつだった…」
めもり「そこあるいてたよ」
しーぴ「そういやそうか」
めもり「めもはなもくちもほしーい(!)」
しーぴ「なんでもほしいんだね」
めもり「これが大切(たいせつ)なんじゃない」
しーぴ「いいこというね」
めもり「だからここにいるの」
しーぴ「うらやましい」
めもり「シーちゃんもいるじゃない」
しーぴ「ぼくはどうも時代(じだい)遅(おく)れの気(き)がしてね」
めもり「それがちょうどいいってことになるのよ」
しーぴ「うーんそうかなあ…」
めもり「そうでしょうがしょう」
しーぴ「なるほど(!)」
めもり「これからもながーくよろしくね」
しーぴ「みじかくはならないよ」
めもり「そうなの」
しーぴ「機械(きかい)はね」
めもり「ふーん」
しーぴ「そんなところがちょうどいいんだ」
めもり「それでなにができるの」
しーぴ「自分(じぶん)を推(お)し量(はか)る」
めもり「もっといいものになる」
しーぴ「閉(と)じたいい物(もの)から閉(と)じたままの鏡(かがみ)」
めもり「よっ詩人(しじん)だね」
しーぴ「シジミがなんだかなつかしい」
めもり「なにもかも」
しーぴ「とにかくそうゆうことなんだね」
めもり「うーんわかりやすいねえ」
しーぴ「これからはもっと時代(じだい)が早(はや)くなるから、そのはやさについていかないといけない」
めもり「ぐうんぐぐーん」
しーぴ「そんなもんじゃない。もう知覚(ちかく)できない」
めもり「それじゃいままでどうりでいいんじゃない」
しーぴ「なにもできないわけじゃないよ。そのためにぼくたちは人間(にんげん)に必要(ひつよう)とされたんだ」
めもり「わーいわーい」
しーぴ「なかなか早(はや)いよろこびだね」
めもり「でしょ」
しーぴ「その調子(ちょうし)でこれからもいこう」
めもり「えいえい」
しーぴ「おへっげほっ」
めもり「だいじょうぶ(?)」
しーぴ「…むせただけ」
めもり「それじゃあおひらきにしますか」
しーぴ「そうしょう」
めもり「ではでは」
しーぴ「また…」
しーゆーねくすとたいむ
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