3. gcjhの実行
gcjh
プログラムは、
クラスファイルからヘッダファイルを生成するのに使われます。
CNIヘッダファイル、
JNIヘッダファイルの両方を生成することができます。
また、
必要とされるネィティブメソッドを実装するための基盤として使うことのできるスタブ実装ファイルも生成します。
-stubs
gcjh
に、
ヘッダファイルではなくスタブファイルを生成させます。
デフォルトでは、
スタブファイルの名前はクラスの名前に拡張子`.cc'を付けたものになります。
JNIモードでは、
出力ファイルにはデフォルトで`.c'という拡張子が付きます。
-jni
gcjh
に対して、
JNIヘッダまたはJNIスタブを生成するよう知らせます。
デフォルトではCNIヘッダが生成されます。
-add text
- textをクラス本体に挿入します。
JNIモードでは無視されます。
-append text
- textをヘッダファイルのクラス宣言の後ろに挿入します。
JNIモードでは無視されます。
-friend text
- textを
friend
宣言としてクラスの中に挿入します。
JNIモードでは無視されます。
-prepend text
- textをヘッダファイルのクラス宣言の前に挿入します。
JNIモードでは無視されます。
--classpath=path
--CLASSPATH=path
-Idirectory
-d directory
-o file
- これらのオプションはすべて
gcj
の対応するオプションと同じものです。
-o file
- 出力ファイル名を設定します。
コマンドライン上に複数のクラスが指定されている場合、
このオプションを使うことはできません。
-td directory
- 一時ファイルの作成場所として使うディレクトリの名前を設定します。
-M
- すべての依存情報を標準出力に出力します。
通常の出力は抑止されます。
-MM
- システム以外の依存性情報を標準出力に出力します。
通常の出力は抑止されます。
-MD
- すべての依存性情報を標準出力に出力します。
-MMD
- システム以外の依存性情報を標準出力に出力します。
--help
gcjh
に関するヘルプ情報を出力して終了します。
それ以上の処理は行なわれません。
--version
gcjh
のバージョン情報を出力して終了します。
それ以上の処理は行なわれません。
-v, --verbose
- 実行中に追加情報を出力します。
これ以外のオプションはすべてクラスの名前とみなされます。
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by TurboLinux User on February, 6 2003
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