“サンダーバード55/GOGO(日本語劇場版)★☆
Thunderbirds PThe Anniversary Episodes


監督:スティーヴン・ラリビエー、ジャスティン・T・リー、デヴィッド・エリオット
脚本:アラン・フェネル、デヴィッド・グラハム、デスモンド・サンダース

吹替:
満島ひかり、井上和彦、大塚芳忠、森川智之、日野聡

 

「サンダーバード」は1965〜66年にイギリスで放送された特撮人形劇。“スーパーマリオネーション”と言うらしい。
日本ではNHK総合テレビで1966〜67年に放映され、私はこれを毎週楽しみに観ていました。

その「サンダーバード」、2015年に50周年を記念して、オリジナルシリーズ放送当時に音声ドラマとして発表された3つのエピソードを基に新たに映像を撮影して完全新作を製作するというプロジェクトが発動したのだそうです。
本作は、その3話のエピソードを日本公開用に独自に一本化した日本語劇場版、とのこと。

懐かしいです。当時は、最新メカに興奮して観ていたように思います。
何しろ舞台は近未来でしたから。人形劇であることは、まるで気になりませんでしたね。
ただ、本作の3ストーリィ、国際救助隊本来の救助活動はありません。
もっぱらレディ・ペネロープが中心で、
第1話は、レディ・ペネロープが国際救助隊のエージェントとなるべく、秘密基地である島を訪ねてジェフ・トレーシーからサンダーバード各機の紹介を受けるという内容。
第2話、第3話はレディ・ペネロープの諜報活動といった内容で、国際救助隊はその支援に回るというパターン。

ストーリィそのものには物足りなさがありますが、50年前の人形劇をそのままに再現して製作したというプロジェクトには、ファンとして拍手を送りたい。

当時、レディ・ペネロープの吹替は黒柳徹子さんが担当していましたが、今回は満島ひかりさん。聞いていて全く違和感は無かったです。

※なお、TV番組以外に劇場版が2本(一本は「サンダーバード6号」)製作されていますが、観ておらず。
また、2004年にアメリカで実写版「サンダーバード」が製作されましたが、こちらは観ています。

2022.01.11

 


  

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