“サンダーバード” 
THUNDERBIRDS
(2004年アメリカ映画)

監督:ジョナサン・フレイクス
出演:ビル・パクストン、ソフィア・マイルズ、ベン・キングスレー、ブラディ・コーベット、ヴァネッサ・アン・ハジンズ

 

子供の頃夢中になって見ていた、1966年放映開始のTV連続ドラマ・SF人形劇“サンダーバード”の映画化。
何故今頃と思うくらい時間が経っての映画化ですが、昨今昔の人気マンガやドラマがやたらと映画化されている流れの一つでしょうし、CGI技術の進歩等で実写版が作りやすくなったという背景故でしょう。
昔のファンとしては、内容はともあれ、観ずにはいられないというところです。

映画ストーリィは、以前の人形劇とちょっと設定が違っていて、トレーシー兄弟の5男アランがまだ学生で、国際救助隊の隊員にまだなれていない、というところから始まります。
ジェフ・トレーシーと5人の息子、ロンドン駐在諜報員のレディ・ペネロープと執事パーカー、悪党フットという面々は以前どおり。一方、サンダバードのメカ担当である天才技術者ブレインズが、ジェフと同じオジサンでアランと同級生の息子がいるというところが以前と違うところ。

ストーリィは、サンダーバードを乗っ取ってイングランド銀行の金庫破りを計画するフットの陰謀に、アランらが立ち向かうというもの。5号がミサイル攻撃を受け、3号で駆けつけたジェフと4人の息子達が5号の中で立ち往生させられてしまうため、後はアラン、ハーマット(ブレインズの息子)、ティンティン(ミンミン?)ら子供たち3人が活躍するという展開になります。
その意味では、子供向けのSF冒険映画と言うべきかもしれません。
でも、往年のサンダーバード・ファンにとっては、ノスタルジーをかき立ててくれる作品なのです。
今こうしてみると、レディ・ペネロープの颯爽とした諜報員ぶりが魅力あり。

※“サンダーバード”の公式HPに、トレーシー兄弟ら主要人物の生年月日および経歴まで紹介されていますが、それによると長男スコットが26歳で、末弟のアランが21歳。皆若かったんですねェ。レディ・ペネロープは黒柳徹子さんが吹き替えをしていた所為かオールド・ミス的な印象があったのですが、スコットと同じ26歳とのこと。ふむふむ。兄弟の中にはオリンピックの金メダリストもいるというのですから、いくらなんでもと笑ってしまう。

2004.11.23

 
 → “サンダーバード・日本オフィシャルサイト

 


  

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