“スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム” ★★☆
SPIDER-MAN:Far From Home
(2019年アメリカ映画)

監督:ジョン・アッツ
原作:スタン・リー、スティーヴ・ディッコ
脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ

出演:
トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロン、コビー・スマルダーズ、ジョン・ファヴロー、マリサ・トメイ、ジェイク・グレンホール

 

過去の2シリーズ(トビー・マグワイヤ&キルステン・ダンスト主演「スパイダーマン」、アンドリュー・ガーフィルド&エマ・ストーン主演「アメイジング・スパイダーマン」)と異なり、迷える現役高校生スパイダーマンかつアベンジャーズチームの一員として描く最新シリーズ、「スパイダーマン:ホームカミング」に続く第2作。

舞台設定は「アベンジャーズ/エンドゲーム」の後、自らの指針としていたアイアンマンことトニー・スターク亡き後の世界。
本作には、SFヒーローアクション映画を超える良さがありました。

・アイアンマンの後継者と期待される重さ。
・16歳の高校生として普通に高校生活を楽しみたい、好きな女の子への恋心を大事にしたいという思い。
・ヒーローとしての役割を自分が果たせるのか、という不安。

今回は海外旅行の楽しさも加えられていて、クラスでヴェネツィア、ロンドン、パリという観光名所を巡るヨーロッパ旅行に出掛けます。そしてパリでは、エッフェル塔の上でMJに告白する、というのがピーターの秘めた計画。
ところが、“エレメンタルズ”という新たな敵、そしてその敵を追って異次元の地球からやってきたというヒーロー“ミステリオ”と共に戦うことになります。

敵を倒し、トニー・スタークから託された特注サングラスもミステリオに託し、すべての問題は解決したと思われたのですが・・・・。

主人公ピーターの青春ドラマ、スケールアップしたアクション、何度も繰り返される予想を超えた仕掛け・逆転劇と、観応えたっぷり。まさに出色の出来です。

※しかし、エンディングでもその仕掛けは繰り返されるのですから、呆れます。

2019.06.29

 


  

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