“ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー” ★★
High School Musical 3:Senior Year
(2008年アメリカ映画)

監督:ケニー・オルテガ
脚本:ピーター・バルソチーニ
出演:ザック・エフロン、ヴァネッサ・ハジェンズ、アシュレイ・ティスデール、ルーカス・グラビール、モニク・コールマン、オレーシャ・ルーリン

 

ハイスクールを舞台にしたTVムービー版青春ミュージカル、「ハイスクール・ミュージカル」の第3弾は、劇場公開版。
そのためか、前2作に比べてパワーアップしています。
ただストーリィとしては、第1作が一番良かったと思う。

ハイスクールの最終学年、バスケの最終公式戦も終わり、トロイ、ガブリエラはいよいよ卒業を目前に控えます。
プロムを初めとする卒業イベント、それらに向けた浮かれ気分、進路に関する悩み・苦しみ、そして友人たちとの別れ、それを越えて最後の大団円=卒業式と、歌と踊りで彼らの最後の学園生活が軽快に描かれていきます。
前2作より、歌・踊りの場面はずっと増えている印象です。劇場公開版だけのことはあるのかも。
作中ミュージカルは、彼らの学生生活を題材にした卒業記念ミュージカル。指導にあたるのはいつもの女性音楽教師。今回は体格だけでなく、教師という意味でも充分に存在感を示しています。それは嬉しかったこと。

基本的にハッピーな学園ストーリィですから、最後は各々収まるべきところに収まり、大団円。
その後、最後を飾る卒業生全員で歌い踊りまくるシーンは、実にパワフル。
ハイスクールが舞台ですから、皆が卒業する本巻が完結篇ということでしょう。パワフルな歌と踊りで見事に締め、納得してこのシリーズを観終わった気分。

やはりミュージカルは、歌い踊るダンサーの人数が多いほど、楽しさをスケールアップする、というものです。

2009.02.07


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