“ハリー・ポッターと謎のプリンス” ★☆
Harry Potter and the Half-Blood Prince
(2008年アメリカ/イギリス映画)

監督:デヴィッド・イェーツ
原作:J・K・ローリング
脚本:スティーヴ・クローヴス
出演:ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルバート・グリント、ジム・ブロードベント、ヘレナ・ボトム=カーター、ロビー・コルトレーン、マイケル・ガンボン、アラン・リックマン、マギー・スミス、レイフ・ファインズ、ボニー・ライト

   

“ハリー・ポッター”シリーズ第6巻の映画化。

原作を読んでいた時もそうでしたが、正直言ってここまで来ると、早く決着をつけて欲しいという気持ち。半分はもう惰性で観続けているというところがありますから。

ヴォルデモートが復活して不吉な気配がロンドンまで覆う。冒頭、ロンドンの街を俯瞰するように飛び交う黒いものの映像がスピーディで見応えあります。
全体的にアングルが大きくなった感じ。ハリーたちの成長に合わせたような観があってこれは相応しい。

ストーリィとしては、これまでの展開に幕を下ろし、ヴォルデモートとの最終決戦に向かう序章という印象が色濃くでています。
そして主人公ハリーやハーマイオニー、ロン、そしてドラコ・マルフォイまで含め、運命や恋といった様々な面において自分の意思で進むべき道を選択する年代になったことが描き出されます。
ハリーやハーマイオニーが初めて味わう恋愛という部分、ハーマイオニーについては未だしもハリーに関しては物足りない。まぁこれは映画故に時間的制約がありますから、詳しくは原作で楽しむ他ないでしょう。

さあ残すところあと1巻と思ったところで、上映の最後に次作公開予定のお知らせ。2部構成になるとは聞いていましたが、「死の秘宝」の前編が2010年09月、後編は2011年の夏だそうです。あぁ、まだ長い。

2009.07.18

   
→ 原作:「ハリー・ポッターと謎のプリンス

 


   

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