“ゴールデンスランバー” ★☆
(2009年日本映画)

監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎
脚本:中村義洋、林民夫、鈴木謙一
出演:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、柄本明、濱田岳、貫地谷しほり、香川照之

 

伊坂幸太郎のベストセラー小説の映画化。

仙台に暮らすごく平凡な独身男性、宅配ドライバーの青柳雅春が主人公。
金田首相が仙台で凱旋パレードを行うその日、大学時代の友人・森田から呼び出された彼は、突然森田から、「お前、オズワルドにされるぞ」「みっともなくてもいいから逃げろ」と告げられる。
そして、突然の爆発音、そのすぐ後、駆けつけてくる警官、自分の知らぬうちに首相暗殺の実行犯に仕立て上げられた青柳は、必死の逃走を開始する、というストーリィ。
彼を信じ、彼を気遣うかつての仲間たちが、直接あるいは間接的に彼の逃亡を手伝うというのが、本ストーリィのミソ。

原作に忠実に作られた映画だと思います。ただし、映画を観て感じる面白さは、原作自体がもつ面白さであって、原作を越えるには至らず、また原作とはまた違った映画独自の面白さは余り感じられない、というのが残念。

原作を読むのと映画を観るのと、どちらの方が良いかと問われたら、原作をとるべし、と私だったら答えます。

2010.01.31

 
※原作 → 「
ゴールデンスランバー

         


  

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