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2.水上音楽堂の冒険 3.火天風神 5.プレゼント 6.スクランブル 7.名探偵は密航中 8.依頼人は死んだ 9.悪いうさぎ 10.親切なおばけ |
プラスマイナスゼロ、みんなのふこう |
●「ぼくのミステリな日常」● ★ |
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突然社内報の編集長に抜擢されたOL・若竹七海。
日常ミステリあり、ホラー話あり、学園小説的なノリあり、そしてまた犯罪もあり、とまさに玉石混交という感じの連作短篇集。 配達された三通の手紙 |
●「水上音楽堂の冒険」● ★ |
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高校を舞台にした長編ミステリ。 |
●「火天風神」● ★ |
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2000年05月 2006年08月 1999/03/24 |
三浦半島にある一棟だけ建つリゾートマンション。それぞれの問題を抱えながら短期滞在しに来た登場人物らが大型台風の直撃を受け、想像もし難い状況下に追い込まれるというパニック・ストーリィ。
実際読み進むと、これでもかこれでもかという程のストーリィが早いテンポで展開されます。かなり迫真的ですが、現実感という面では差は開くばかり、という気もします。 |
●「マレー半島すちゃらか紀行」(加門七海・高野宣李と共著)● ★ |
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1995年07月 1998年10月
1999/08/21 |
女3人のマレー半島旅行。3人で代わる代わるに綴っていく形式の紀行文。 |
●「プレゼント」● ★ |
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1999/03/07 |
フリーター・葉村晶と警部補・小林舜太郎が交互に探偵役となる連作8篇。
ストーリィは日常ミステリではなく、本当の事件。 海の底/物語/ロバの穴/殺人工作/あんたのせいよ/プレゼント/再生/トラブル・メイカー |
●「スクランブル」● ★ |
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2000年07月
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「80年代を背景に描く渾身の学園ミステリ」というのが帯の文句。
主要な登場人物は、当時の文芸部仲間、彦坂夏見、貝原マナミ、五十嵐洋子、沢渡静子、飛鳥しのぶ、宇佐春美の面々。 スクランブル/ボイルド/サニーサイド・アップ/ココット/フライド/オムレット |
●「名探偵は密航中」● ★☆ 画:杉田比呂美 |
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2003年03月 |
昭和5年、倫敦へ向かう豪華客船・箱根丸。 今頃、何でまた昭和期初頭が舞台?と思ったのですが、長い船旅だからこそのミステリ。 船は錨をあげる(プロローグ)/殺人者出帆/お嬢様乗船/猫は航海中/名探偵は密航中/幽霊船出現/船上の悪女/別れの汽笛/船は錨をおろす(エピローグ) |
●「依頼人は死んだ」● ★ 画:杉田比呂美 |
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2003年06月 |
連作短篇ミステリ「プレゼント」で初登場した、葉村晶を主人公とするミステリ短篇集。 「プレゼント」では長谷川探偵調査所というところに勤めていたことから、その縁で探偵役を務めた葉村晶でしたが、今回登場時点では調査所を退職済。職に就かずぶらぶらしていたところを、長谷川所長から声をかけられ、人手が足りない時だけ応援する契約探偵という立場で探偵業に復帰します。 濃紺の悪魔/詩人の死/たぶん、暑かったから/鉄格子の女/アヴェ・マリア/依頼人は死んだ/女探偵の夏休み/わたしの調査に手加減はない/都合のいい地獄 |
●「悪いうさぎ」● ★ 画:杉田比呂美 |
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2004年7月
2001/12/17 |
フリーター調査員・葉村晶が活躍する3作目にして、初の長篇ミステリ。
今回葉村晶が依頼を受けた仕事は、家出した女子高生ミチルを連れ戻すというもの。しかし、いざ現場に至ると、晶はとんでもない目にあいます。しかも、それを契機に、ミチルの友人たちが次々と行方不明になっている事件の調査を請け負うことになります。腹をさされた傷をかばい、腫れ上がった脚を引きずりつつ、晶は事件を追っていきます。 ※乃南アサさんののバツイチ刑事・音道貴子と比べてみるのも面白そうです。(似ていないようで似ている) |
●「親切なおばけ」●(文・若竹七海、絵・杉田比呂美) ★☆ |
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2007/02/24
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杉田比呂美さんの絵は以前から大好きなので、杉田さんが絵を描いての絵本となれば手がでるのは私にとっては当然のこと。 その本書、子供向け絵本というより、大人も子供も楽しめる大人向け絵本といった作品だろうと思います。 ストーリィもなかなかしっかりしています。それでいて子供の世界だからこそあり得るだろう、コミカルな結末。 主人公のノノコちゃんという女の子が両親、祖父とともに暮らしている一軒家はとても古くて家の中が傾いている程。 ※私が子供の頃住んでいた一軒家も、近所の建設工事等の影響で傾いていました。ビー玉を置くと自然に転がっていってしまう。だからノノコちゃんの家は他人事でなく懐かしい。 |