高楼方子
(たかどのほうこ)作品のページ

 
1955年北海道函館市生、東京女子大学文理学部日本文学科卒。

 


   

●「時計坂の家」●(絵:千葉史子) ★☆

 
時計坂の家画像
 
1992年10月
リブリオ出版

(1800円+税)

2009/09/21

amazon.co.jp

12歳のフー子、従姉妹のマリカから手紙で誘われ、夏休みを祖父の住む汀館(みぎわだて)で過ごそうとやってきます。
その家は、時計台のある坂からちょっと入ったところで、祖父は古いお手伝いのリサさんと2人だけで暮らしている。
その家でカチカチという音がして懐中時計が花時計に変わると、その扉は壁でしかない筈なのに、その向こうには不思議な緑の園が広がっているのをフー子は目にします。

ロシア革命から亡命してきた有名なロシア人の時計師チェルヌイシェフと、行方知れずになった祖母がその不思議に関係しているらしい。
フー子はその緑の園をさらに知ろうと足を踏み入れ、一方、従兄の中学生・映介はチェルヌイシェフの謎を調べ始めます。
2人が経験する、ひと夏のミステリ冒険+ファンタジー冒険という複合ストーリィ。

その結果何がどうなるというより、“ひと夏の冒険”で終わった観があるのは、やはり児童向け物語らしいところか。

         


   

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