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1.万事快調(オール・グリーンズ) 2.順風満帆(クラウド・ナイン) |
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「万事快調 (オール・グリーンズ)」 ★★ 松本清張賞 |
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2023年06月
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田舎の、底辺高校というべき工業高校が舞台。 機械科ということもあり、2年生クラスで女子はたった3人。 だからといって3人の仲が良い、という訳ではないところが現実的ですねぇ。 ところが紆余曲折があってこの3人(朴秀実・岩隈真子・矢口美流紅)、園芸同好会を立ち上げ、何と校舎の屋上で大麻栽培を始めるとは! いくら何でもそれはアウトだろう、と言うべき処ですが、その背後にある閉塞感、鬱積感を描き出すための道具立て、ということなのではないか。 なんとなく金城一紀“ゾンビーズ”シリーズを思い出させられましたが、同作におけるような明朗感がなくひたすら破壊的であるのは、今やそれだけ閉塞感が深刻になっているということなのでしょう。 柄でもないのに、朴秀実が3度も乱闘騒ぎに巻き込まれるのですから、堪えてきたものを一気に爆発させた、という印象です。 最後はもうメチャクチャ。ストーリィがということではなく、朴たちや、その周辺にある人物たちの置かれた状況が。 結末の後、主人公たちがどうなるのか、楽しみというより心配になりますよね。 |
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「順風満帆(クラウド・ナイン)」 ★☆ |
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2026/01/16 |
「万事快調」のスピンオフ短篇である「順風満帆」+4篇。 「順風満帆」、前作の記憶が薄れてしまった所為なのか、どういうスピンオフなのか分からず、面白さは感じるものの、消化不良が残った感じです。 他4篇、いずれの主人公も、今のモヤモヤっとした状況に留め置かれている、いや囚われているといった印象を受けます。 ただ、思い切り足を踏み出せば、壁を突き破れば、そこに新しい世界を見出すことが出来る、そんな雰囲気を漂わせている。 そんな感じは、前作「万事快調」に通じる処があると思います。 順風満帆(クラウド・ナイン)/ラッキーパンチ・ドランカー/結局のところ、わたしたちはみな/フェイクファー/楽園ベイベー |