|
11.イオニアの風 12.扉守 |
【作家歴】、風の交響楽、時計を忘れて森へいこう、空にかざったおくりもの、ほしのおくりもの、遠い約束、十八の夏、星月夜の夢がたり、最後の願い、銀の犬、橋を渡るとき |
●「イオニアの風」● ★★☆ |
|
2009/09/22
|
ギリシア神話となれば、誰しも子供の頃一度は夢中になって読んだことがあるのではないでしょうか。 最初は、ギリシア神話の現代版かと軽く思っていたのですが、第二部になってから俄然ストーリィは面白くなります。 ストーリィは、大神ゼウスの盟友プロメテウスが、自ら作り上げた人間に誤って意思を与えてしまったことが始まり。 最後、読み終えた時には、あー面白かった!の一言。 第一部 古の旅路/幕間/第二部 新たな旅立ち |
●「扉
守(とびらもり)−潮ノ道の旅人−」● ★★☆ |
|
2009/12/26
|
山と海に挟まれた坂道の多い町、潮ノ道。 いいなぁ、この短篇集。 「あとがき」で光原さん、<潮ノ道ファンタジー>というべきシリーズを一応意識していると述べられています。 「帰去来の井戸」:その水を飲めば必ずもう一度潮ノ道に戻ってこれるという“帰去来の井戸”をめぐる物語。 帰去来の井戸/天の音、地の声/扉守/桜絵師/写想家/旅の編み人/ピアニシモより小さな祈り |