|
|
1.恋都の狐さん 2.美都で恋めぐり 3.狐さんの恋結び 4.狐さんの恋活 |
●「恋都(こと)の狐さん」● ★★ | |
2014年03月
2012/03/07
|
古都=奈良を舞台にした、ちょっと不思議感ある、20年間彼氏なし歴を持つ女子大生の初恋ストーリィ。 主人公は奈良の女子大に通う大学生。節分の日、御利益を得ようと東大寺二月堂の豆まきに出かけた彼女は、そこで生涯忘れられない出会いをします。その相手は、着流し姿に立派な狐の面をつけた長身の男性。主人公は彼のことを“狐さん”と呼びます。 何となく「夜は短し歩けよ乙女」等の森見登美彦作品を思い起こします。京都と奈良という舞台の違いはありますが、ファンタジーなのか現実なのか定かではないようなところ、似た雰囲気があります。 |
「美都(みと)で恋めぐり」 ★☆ | |
2015年04月
2013/05/26
|
地元公立大学へ進学した彼氏と離れ、主人公=安藤友恵は関西の大学へ進学。 そんな友恵が、黒衣、殿下、サカイ、さらに3人絡みあるいはバイト先絡みで知り合った個性的な面々と大阪、京都、奈良の繁華街〜観光場所を巡る恋?&観光ストーリィ。 大阪〜京都〜奈良の関西三都を巡る観光双六に、女子大生らしい恋愛風味を加えた、気軽に楽しめるストーリィ。 プロローグ/1.ミナミたこ焼き探訪/2.弘法市での攻防/3.大阪城で愛を叫ぶ/4.春日の神へ/5.キタの宝石箱/エピローグ |
3. | |
「狐さんの恋結び」 ★☆ | |
2016年09月
2014/04/24
|
狐面を被った奇妙な青年=狐を中心人物とした「恋都の狐さん」の続編。 狐という主人公の特異なキャラクターから、前作同様、ついつい森見登美彦作品と似ている処を探してしまいます。 |
4. | |
「狐さんの恋活」 ★ | |
|
まぁ“恋都の狐さん”三部作の完結編、ということだそうなので読んだようなもの。 シリーズ第一作「恋都の狐さん」で、狐さんと揚羽さんが恋仲と思いこんで身を引いた理系女子大生のビンバこと鹿島、その後自分の思い違いと気付いたことから狐さんへの想いがぶり返し、悶々とする日々。 本書ではそのビンバ、狐、春菜が代わる代わる主人公となるのですが、その辺りが整然としていないためにどうしても中途半端な印象を受けざるを得ません。 |