●「最悪のはじまり−世にも不幸なできごと1−」● ★★ |
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2005/10/08 |
映画が面白く、また米国はじめ世界中で“ハリー・ポッター”と並ぶ超人気シリーズであると聞いて、早速図書館から借り出して読みました。 どんな作品かというと、冒頭の部分を抜き出してご紹介するのが一番早い。 こんな不幸ばかりの物語に何故惹き付けられるかというと、オラフ伯爵の単純明快な悪人ぶり、ミスター・ポーらの呆れるくらいの愚かぶりがむしろユーモラス。そして、3人の一致団結した姉弟妹愛、叡智にスカットした気持ち良さがあるからです。 |
※映画化 → “レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語”
●「爬虫類の部屋にきた−世にも不幸なできごと2−」● ★ |
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2005/10/29 |
今度の後見人、モンゴメリー・モンゴメリー氏(モンティおじさん)は爬虫類学者で、研究室の中は珍しい蛇でいっぱい。 本シリーズの特徴は、ヴァイオレット、クラウス、サニーの3人を本来守ってしかるべき大人たちが、揃いも揃って間が抜けていることです。 |
●「大きな窓に気をつけろ−世にも不幸なできごと3−」● ★☆ |
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2005/11/05 |
映画のストーリィは、この3巻までをまとめてアレンジしたものなので、本書の内容もだいたい承知済。 今回の後見人は、やたらと文法にこだわるジョゼフィーンおばさん。そのうえ極端な臆病もの。電話に触れるのも恐い、火を使うなんて恐ろしくてとてもできないと、家の中は寒いまま、食事は冷たいスープと3人は可哀相な有様。 子供だって洞察力も判断力もあるということを、まるで考えもしない大人ばかり(ミスター・ボー他)が出てくるのが3人の不幸なのですが、ジョゼフィーンおばさんはもっとひどい。臆病だけれど本当は優しいのだと期待したにもかかわらず、3人を保護するどころか自分の身の安全を考えているだけの女性。3人が不幸なのは、決してオラフ伯爵ばかりが原因ではないのです。 |
●「残酷な材木工場−世にも不幸なできごと4−」● ★ |
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2006/05/07 |
ボードレール3姉弟妹の不幸な境遇は相変わらず。いや、ますます酷くなっていく一方と言うべきでしょうか。 それにしても、 |