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●「文豪ディケンズと倒錯の館」● ★ |
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2001/11/07 |
本書は、チャールズ・ディケンズを探偵役に仕立てたミステリ・シリーズの第一作です。 ウィルキー・コリンズ(「月長石」の作者、実在)が、友人でもある先輩作家ディケンズと共に経験した冒険物語を書きとめた回想録という序文ですが、勿論フィクションです。
舞台は1851年のロンドン。ディケンズとコリンズは、首都警察隊の名警部フィールドと知り合い意気投合したことから、犯罪捜査に立ち会う機会を得る一方、フィールドの捜索を手伝うことになります。人気作家であるディケンズなら、何処でも歓迎され、容疑者に接近することもできるから、というのがその理由。 |