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北大恵迪寮寮歌について

1997年5月31日21:19、北海道大学出身のYさん(@mespc4.fish.hokudai.ac.jp)より
初めまして。大変楽しく拝見させていただきました。
私は北大恵迪寮を卒寮し、現在、北大水産学部にて教鞭をとっているYといいます。
寮生時代は典型的な寮歌オンチでありまして当時すでに90曲以上を数えた恵迪寮歌とともに
疾風怒濤の生活をおくっておりました。
寮では寮歌普及委員会に属しておりました。寮歌普及委員会とは、毎年の新寮歌の募集選考及び
新入寮生への寮歌指導、寮歌集の編纂発行などの業務と、北大関連歌の研究機関としての活動を
行う寮内団体でありました。
恵迪寮寮歌集は今でも毎年刊行されていることと思いますので、寮に書留で請求すれば折り返し
発送してもらえると思います。(最近は寮生気質も寮文化も変わっていることとは思いますが、
毎年、新寮歌を選定することは続いていると聞いています。)
宛先は札幌市北区(9字伏せ字 − 引用者)北海道大学恵迪寮・寮歌普及委員会です。
電話は(12字伏せ字 − 引用者)です。
著作権の問題についてですが、恵迪寮歌についてはこれを主張することはありません。
かくいう私も一曲、作曲者として名を連ねておりますが、ひとたび寮歌として選定されたものは
寮生および、寮歌を愛する全ての人にとっての共有財産であるとの認識から、過去の寮歌に関しても
著作権を設定しない意向が、恵迪寮にはありました。
加藤トキコのレコードやカラオケなど、著作権についての問い合わせがあったこともありましたが、
自由にさせていたように記憶しています。
各・時代における「正調」寮歌の歌い方について、世代間での差が大きく、(特にテンポ。昭和初期
には都ぞ弥生一曲を一時間もかけて歌う程、ゆっくり引き延ばした歌い方もされていました。)
また、寮生以外の団体、例えば大学の合唱団などのキレイな歌いかたを聞くにつれ「あんなものは寮歌
ではない!」などと憤慨していたくらいですから、寮以外の場所でどんな使われ方をしても、結局
「一言もの申す!」という程度には意見がでるものです。
ただ、著作権がどうの、ということは言わないことになっています。
事後に連絡されれば、それで十分でしょう。
それでは、また。おじゃまします。

えんたろうより:
1997/1/9 のGさんのメールに登場する 「Y氏」 ご本人のようです。
それにしても、北海道大学には寮歌を愛する方が多くて うらやましい限りです。

北大の寮歌の著作権については、上のメールが正式の見解とみていいようです。


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