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新内のルーツ |
「新内節」延享〜安永(1744〜1781)頃に生まれた江戸浄瑠璃となっています。 |
元々は豊後節の一派で鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)を流祖とし、後の弟子、 |
鶴賀新内が美声であったことから、当時のファンの間で、「新内」ともてはやされ |
「新内節」と呼ばれるようになった。 |
代表曲 | |||
俗称 | 正式名称 | 読み | 作者 |
明烏 | 明烏夢泡雪 | あけがらすゆめのあわゆき | 初代鶴賀若狭掾 |
蘭蝶 | 若木仇名草 | わかきのあだなくさ | 初代鶴賀若狭掾 |
伊太八 | 帰咲名残命毛 | かえりざきなごりのいのちげ | 初代鶴賀若狭掾 |
特徴 | |
当初は、他の流派と同じように歌舞伎に出演したりしていたようですが、後に独 | |
自の営業スタイル(寄席や流し)を確立し、独特の世界を作ります。 | |
音楽的には、営業スタイルの関係上、「前弾き」と呼ばれるイントロをつけ、語り | |
に入るという形態になっています。この為、語りに相応しい前弾きを沢山作りだ | |
しました。代表的な物では「中千(中甲)の前弾き」「江戸の前弾き」「鈴虫の前 | |
弾き」等があります。 | |
また、市内を流して客を取る形態から、テンポが歩く速さの大間に(ゆっくりした | |
間)にとってあり、それを補うために、もう一本の三味線で上調子を取らせて、演 | |
奏に緊張感を持たせています。この2丁三味線が最大の魅力です。 |
曲名 | 奏者 | RealAudio28kbps | Windows Media Player32kbps | MP3 |
新内流し | ||||
江戸前弾き | ||||
鈴虫前弾き | ||||
中干前弾き | 本手くにじ 上調子新内枝幸太夫 |
tyuuka28.rm | tyuuka.wma | tyuukan.mp3 |
若木前弾き | ||||
菊水前弾き | ||||
一の糸 | 弾き語り 新内枝幸太夫 | itino28.rm | itino.wma | itinoito.mp3 |