競輪一発勝負



静岡「日本選手権」 決勝 11R 2008年03月23日

渡邉晴智 静岡 73期差脚
 山田裕仁 岐阜 61期自在
平原康多 埼玉 87期逃捲
 山口幸二 岐阜 62期差脚
山崎芳仁 福島 88期逃捲
×藤原憲征 新潟 85期自在
 濱口高彰 岐阜 59期差脚
 合志正臣 熊本 81期差脚
小嶋敬二 石川 74期逃捲

山崎が主導権を奪い番手地元の渡邉晴智が交わして優勝。

 周回は、山崎−渡邉−合志、小嶋−山田−山口−濱口、平原−藤原、で重ねる。 青板3角から早くも8番手平原ラインが上昇を始めて赤板を回り山崎ラインを捕らえて先頭に出るとピッチを緩めた。 後方に引いた小嶋ラインがゆっくりと平原ラインを押さえ主導権を奪い打鐘を向かえる。 まだピッチが上がらないのを見て、山崎ラインが小嶋を叩きに踏み込んで行く。 最終ホームで小嶋ラインと並び主導権争いかと思えたが難なく小嶋ラインを押さえて渡邉と合志で出切った。 平原が捲り込んで行くが、渡邉と並べずに不発に終わる、直線は山崎を地元ホームバンクの渡辺が交わして1着となり、 中を割って合志が山崎を捕らえ2着となる。
 平原は山崎と小嶋では力不足の感じであった。コメント通りに山崎の積極的なレース運びに地元渡邉が微笑んだ。 小嶋も山崎に叩かれて失速してしまったのか、思い切って先行争いをしていたら、4回転で掛かってしまうと敵わないのか。 車券は外れたが渡邉晴智の優勝に乾杯だ。

渡邉−合志−山崎の車連(1-8)は2,280円、三連単(1-8-5)は4,930円で地元車券でした。


山崎の完全優勝となるか、小嶋と叩き合うと平原だ。

 自力タイプは、埼玉の平原、福島の山崎、石川の小嶋、の3車である。 平原には藤原で関東ライン、小嶋には山田に山口と濱口の中部4車で結束しよう。山崎の番手は北日本勢が不在で地元好気合いの渡邉が番手なる。 九州単騎の合志は山崎ラインの3番手に入り、関東ラインは2車となった。
 並びは、小嶋−山田−山口−濱口、山崎−渡邉−合志、平原−藤原、と想定した。 地元ホームバンクの渡邉のために山崎が積極的に逃げる談話を拾ったが、小嶋もラインが4車となり山崎を後方に置いて先行も有り得る。 まして山田と山口の状態も良く、濱口が4番手で結束というからには何かをしでかそう。 要するに山崎と小嶋の先行争いの展開となり、平原の捲り頃となろう。
 狙い目は、平原から地元渡邉の気迫の折り返し、藤原の流れ込み、山崎の絡みだ。しかし小嶋も捨てがたい。

平原=渡邉(3=1)、平原−藤原(3-6)、渡邉−山崎(1-5)の4点で勝負する。