競輪一発勝負



平塚「日本選手権」 選抜 01R 2007年03月25日

太田真一 埼玉 75期逃捲
 豊田知之 岡山 59期差脚
川口満宏 東京 58期差脚
 西川親幸 熊本 57期差脚
岡村潤 静岡 86期逃捲
 須田雄一 栃木 56期差脚
友定祐己 岡山 82期自在
 東口善朋 和歌山85期自在
望月永悟 静岡 77期差脚

太田が積極的に逃げるが、3番手須田が直線で伸びる。

須田−豊田−望月の車連(6-2)は40,080円、三連単(6-2-9)は277,440円で3番手車券でした。


最終日、第一競争の一番車で太田真一が登場だ。

 自力タイプは、埼玉の太田、静岡の岡村、岡山の友定、和歌山の東口、である。先行力は岡村であろう。 太田には東京の川口で埼京ラインとなり、栃木の須田が3番手を固める。岡村には同県の望月がマークし南関ラインとなる。 友定にも同県の豊田で血が濃くなる。東口には目標のに西川がマークすると思われる。
 並びは、岡村−望月、太田−川口−須田、東口−西川、友定−豊田、と想定した。 岡村が逃げれば、望月に展開が優位になるのは間違いがない。友定に東口は元気がない、 太田も先行することが見られなくなり、中団の位置を得るが、内に包まれる状況で力を出し切れない感じだ。 後方に引いて、思い切って捲る展開なら力を発揮する事になろう。
 狙い目は、太田と川口の折り返し、望月と岡村の絡みだ。

太田=川口(1=3)、太田−望月(1-9)、望月−岡村(9-5)の4点で勝負する。


平塚「日本選手権」 決勝 11R 2007年03月25日

有坂直樹 秋田 64期差脚
 小倉竜二 徳島 77期差脚
平原康多 埼玉 87期逃捲
 加藤慎平 岐阜 81期差脚
兵藤一也 群馬 82期差脚
 村上義弘 京都 73期逃捲
×小野俊之 大分 77期差脚
 稲村成浩 群馬 69期自在
渡邉晴智 静岡 73期差脚

波乱3車落車、GPレーサーの有坂が渾身の捲りで優勝した。

 周回は、村上−加藤、小野−小倉、有坂、渡邉、平原−兵藤−稲村、で折り合って青板を通過する。 平原が踏み込んで、正攻法の村上と並んで押さえ蓋をする。イン村上−加藤−小野−小倉、アウト平原−兵藤−稲村−渡邉、有坂、で赤板を向かえた。 平原が誘導員を交わして、主導権を握るがスローペースのまま、村上は車を引いていった。
 打鐘を受けるがピッチが上がらない、並びは、平原−兵藤−稲村−渡邉−有坂、村上−加藤−小野−小倉、村上が車間を空けている。 小野が我慢できずに内から平原番手を奪いに行くも、3番手は稲村と並んで止まる。村上が捲り発進して最終ホームで平原に襲いかかる。 その時、平原と接触してバランスを崩して落車転倒、加藤が乗り上げ、渡邉も避けきれずに落車した。平原は車体故障で沈没だ。 後方の有坂が外に避けた勢いで、前団の兵藤−小野−稲村−小倉を捲り込んで行く、小野も自力で捲り追い上げるが、有坂のスピードには敵わない。 有坂−小野−兵藤−稲村−小倉で最終4角を回り、そのままで決まる。小野と平原は失格となり、GPレーサー有坂が優勝、兵藤が2着、稲村が3着となった。
 後味の悪い競争となってしまった。全ては主導権を握った平原のペースダウンによるものであろう。 先行するなら、思い切ってトップギア全開で逃げるべきであろう。稲村を後方に置いて、小野と小倉が切り替えてくれば、番手が縺れて押し切っていたかも知れない。 びわこ500バンクで太田がスローペースにして後続を縺れさせて外バンクから山颪に加速した競争で、不評を招いた。 全ては人間の欲が成せる技であろう。無欲で後方で脚を貯めていた有坂の優勝に人生の縮図を見た。

有坂−兵藤−稲村の車連(1-5)は6,640円、三連単(1-5-8)は46,650円で捲り車券でした。


平原が主導権を握り、後続の縺れを活かして押し切ろう。

 一次予選から勝ち上がったのは村上だけである。どんなに特選シードからの勝ち上がりが優位か判るであろう。 此でいいのだろうか、特選組が強いので当然の結果なのであろうか。自転車協議会に疑問を投げかけたい。 得点制も良いかも知れぬが、問題は山積みだ。
 先行タイプは埼玉の平原と京都の村上となり、平塚バンクの癖が出たのではないだろうか。 平原には兵藤と稲村の群馬コンビで関東ラインが出来る。村上には加藤で中部近畿ラインだ。 北日本の有坂、南関の渡邉、四国の小倉、九州の小野、には目標が無いのが波乱要因である。
 並びは、平原−兵藤−稲村、有坂、渡邉、村上−加藤、小倉、小野、と想定した。 平原が主導権を握る確立はラインがしっかりと纏まるので高くなり、番手に競り込んで来るのではないだろうか。 準決の渡邉の自力捲りには調子の良さが伺われた。有坂にはGP覇者としての運がまだまだ温存されている。 平原が後続の叩き合いを活かして押し切るか、村上が復活の狼煙を上げるか。マーク陣の有坂、渡邉、小倉、小野、が何処から仕掛けるのか。
 狙い目は、平原の押し切りで、渡邉、小野、兵藤、有坂へ流したい。

平原−渡邉(3-9)、平原−小野(3-7)、平原−兵藤(3-5)、平原−有坂(3-1)の4点で勝負する。


尾張小牧の松ちゃん

 準決勝戦は、壮絶なるレースでびっくりでした。静岡在住時代にファンとなった、渡辺ハルトモのロング捲り・・・これには口あんぐりでした。 お陰で、口座残高も気が付けば、3,000円しか無くて、これもびっくりでした。これでは、決勝戦は戦えません。 でも、参戦したいし、大口勝負は出来ないし、何とか、添付の表のとおり、いいかげんな目を買いました。
 誰が優勝してもおかしくないメンバーですが、村上が先行して、加藤が差すという構図で枠単・4−5だけは、1,000円。