競輪一発勝負



小倉「競輪祭」 決勝 11R 2007年01月28日

有坂直樹 秋田 64期差脚
 山田裕仁 岐阜 61期自在
手嶋慶介 群馬 75期自在
×新田康仁 静岡 74期逃捲
山崎芳仁 福島 88期逃捲
 三ツ石康洋徳島 86期逃捲
 濱口高彰 岐阜 59期差脚
 大塚健一郎大分 82期差脚
伏見俊昭 福島 75期逃捲

先行1車で番手がもつれ、4車落車し山崎が押し切り優勝。

 周回は、三ツ石−大塚、手嶋−山田−濱口、山崎−伏見−有坂−新田、で折り合った。 青板を通過すると早くも山崎ラインが上昇を始ると手嶋が山崎番手の伏見に襲いかかる。手嶋と伏見は75期同期の戦いだ。 三ツ石を押さえながら赤板を向かえる、山崎が誘導員を外して主導権を握るとピッチを緩める。先行1車であるから当然だ。 番手の伏見と手嶋が叩き合い、山崎と並ぶと有坂が番手に入り込む状態となった。山崎のアウトで手嶋が伏見を飛ばすと、有坂と手嶋での叩き合いが生じた。 最終HS手前で手嶋と有坂が落車、避けきれずに山田と濱口が落車、なんと4車が落車してしまった。悪夢の最終ホームとなった。 山崎−伏見、落車の影響で大きく離れて、新田−大塚−三ツ石の468がバンクに戻った。 そのまま山崎が伏見を抑えてゴール線を駆け抜けて優勝した。
 山崎のスピードの緩急が巧みだった。番手の伏見と手嶋が勢い余ってが山崎の外に並ぶ状態を作ったということだ。 もう少し踏んでいれば、番手で競り合って有坂も欲を出さずに脚を貯める競争をしたか、新田なり、引いた三ツ石が捲り上げて面白い競争になったのではないか。 手嶋の自滅的なワンマンショーで終わったのか、それを讃えるべきか、憎しみを込めるのか。
 全ては勝負の世界の出来事で結果論でお茶を濁すだけのことであろう。

山崎−伏見−新田の車連(5-9)は2,320円、三連単(5-9-4)は34,640円で逃抜車券でした。


北日本勢が主導権を握り、GP覇者の有坂も狙える。

 準決勝は、驚きの三ツ石の猛ダッシュからの捲り、同じような感じで新田、そして自力強襲した手嶋、 それぞれに脚色が鮮やかであった。残念なのは平原と神山が沈んでしまった事だ。
 自力タイプは、三ツ石、伏見、新田、山崎、山田と手嶋を加える。マーク屋は濱口と有坂に大塚だ。 山田には濱口で岐阜コンビとなる、山田が特別競輪の決勝戦まで勝ち上がれるように脚が徐々に戻った現れだ。 北日本勢の並びは山崎に伏見の福島コンビに有坂がいつものように3番手となるのか。 三ツ石には取りあえず大塚がマークして西京ラインとなる。新田と手嶋の連携はあるのだろうか。優勝を狙うならば単騎で自在に動こう。
 並びは、山崎−伏見−有坂、新田、手嶋、三ツ石−大塚、山田−濱口、と想定した。 このメンバーなら山崎が先行せざるを得ない感じである。スンナリならば3番手の有坂が優勝を狙える位置に付いた。 新田と手嶋がどの様に前々に踏んでくるかであろう。三ツ石と山田は捲りで一発優勝のみを狙う展開を求め自らの力で駆ける。 手嶋と新田も自分なりの競争をイメージしての話だ。
 狙い目は、手嶋から伏見の折り返し、新田、有坂を絡めたい。

手嶋=伏見(3=9)、手嶋−新田(3-4)、伏見−有坂(9-1)の4点で勝負する。