競輪一発勝負



平塚「KEIRINグランプリ'05」 12R 2005年12月30日

神山雄一郎栃木 61期自在オールスター
小嶋敬二 石川 74期逃捲寛仁親王稗
 伏見俊昭 福島 75期逃捲賞金獲得額5位
加藤慎平 岐阜 81期逃捲全日本選抜
 後閑信一 群馬 65期差捲競輪祭
 村本大輔 静岡 77期差脚高松宮記念杯
佐藤慎太郎福島 78期差脚賞金獲得額2位
 鈴木誠 千葉 55期差脚日本選手権
×武田豊樹 茨城 88期逃捲賞金獲得額7位

祝、巧みな走行で加藤慎平が初出場で初優勝。

 周回は、伏見−佐藤−鈴木、小嶋−加藤−村本、武田−神山−後閑、の並びとなった。 青板を通過して動きがないまま赤板で武田が上昇、小嶋の動きを牽制しながら主導権を握り打鐘を受ける。 先頭にでるとピッチを緩め、小嶋の動きに併せて武田が踏み込む。武田の掛かりも良い、最終HSを回る。 2角で捲り込んで来る小嶋を後閑が牽制する。内が空くと加藤がスルスルと入り込む。 後方で7番車佐藤が落車、8番車がそれを避けて失速している。
 小嶋は衰えずに外から捲り込むと今度は神山がブロックする。再度インが空いて加藤が武田の番手に潜り込む。 最終4角で、武田を加藤が捕らえようすると、後閑が猛追走でゴール線を目指し来るが届かない。 加藤がゴール線を抜ける、後閑は惜しくも届かない、武田が3着に粘った。
 熾烈な競争となった、武田ラインの神山と後閑は番手師として「競輪道」に徹した生き様を見せてくれた。 加藤は隙を付く近代的なピンポイント競輪を披露して、好調時を蘇らせ持ち味を活かしてグランプリ初出場で勝利を飾った。 中部の作戦だったのだろうか、小嶋も恐るべきパワーであった。やはり伏見は競争をさせて貰えず今年の成績通りで佐藤も落車、3番手鈴木も失速してしまった。 武田はマイペースで先行させて貰ったが、3番手後閑に喰われる詰め甘さが消えない。 神山は先行番手となると必ず捲る選手を大きく外に振る守勢があり、3番手後閑は狙い目だったか。 後閑のガッツポーズも幻に消えた。
 来年はもっともっと競輪が面白く成りそうである。今年もありがとうございました。来年もマイペースで頑張ります。

加藤−後閑−武田の車連(4-5)は10,840円、三連単(4-5-9)は145,740円で巧み車券でした。


東日本封じ、鍛え上げた小嶋の捲り一発に期待した。

 2005年を締めを飾る一発勝負「ケイリングランプリ」である。 ギャンブルの売り上げが下降線となっているが、株価が上昇トレンドに風向きが変化したのを切っ掛けにギャンブルも追い風となろう。 1年の総決算であるが、7割弱の払い戻しに甘んじている。やはり寺銭としての2割5分をなんとか改善して貰いたい。
 関東勢は武田に神山と後閑で結束する。福島コンビは伏見に佐藤で目標の無い南関の鈴木が3番手だ。 中部勢は小嶋に加藤と強力打戦となり、目標が無い南関のラッキー男は村本が3番手から直線に駆ける。
 並びは、武田−神山−後閑、伏見−佐藤−鈴木、小嶋−加藤−村本、と想定した。 ラインの先頭は武田、伏見、小嶋、やはり貫禄で小嶋ではないか、武田と伏見で叩き合う場面となると小嶋の弾丸捲り炸裂だ。 1億円ともなると欲の皮が張る。無欲はないだろう、ファンも熾烈な戦いを望んでいる。
 番手で自力含みは神山と加藤であり、容赦のない番手捲りがあるのか、それとも先行選手を庇うのか。 神山は武田を守る競争になるのではないだろうか、後閑も動けない。武田の頭からの狙いだ。 伏見に前を任せた佐藤も共倒れ覚悟だ。気楽な目標のない3番手の鈴木と村本は頭こそ苦しいがヒモ付けで狙える。
 個人的には神山にタイトルを飾って貰いたいが2着ジンクスが蘇る。ここは中部ラインの一発を狙いたい。 後は武田の逃げ切りから神山、佐藤へと流したい。

小嶋=加藤(2=4)、武田−佐藤(9-7)、武田−神山(9-1)の4点で勝負する。


平塚FT 決勝 11R 2005年12月30日

×高木隆弘 神奈川64期差捲
小倉竜二 徳島 77期差脚
 石丸寛之 岡山 76期自在
 飯嶋則之 栃木 81期自在
 荒井崇博 佐賀 82期逃捲
 鈴木栄司 千葉 50期差脚
小橋正義 新潟 59期差脚
太田真一 埼玉 75期逃捲
 小川巧 岡山 57期差脚

太田と荒井の主導権争いを、石丸が捲り優勝。

石丸−小川−小橋の車連(3-9)は1,090円、三連単(3-9-7)は2,410円で捲り車券でした。


地元ホームバンクの高木には申し訳ないが、太田が頭だ。

 前座のFT決勝戦だ、関東勢は太田に小橋と飯島で並びそうだ。中四国勢は石丸に小川で小倉も追走するようだ。 恐らく荒井番手に南関の高木と鈴木がマークするからだ。
 並びは、太田−小橋−飯島、荒井−高木−鈴木、石丸−小川−小倉、と想定した。 先行は荒井であろう。太田は準決こそ力及ばずの3着であったが、展開を読んでいた感じである。 小橋のリードで先行策もあろうが、来年へ向けて弾みを付ける為にも優勝で今年を締めくくりたい。 グランプリの風向きを見るためにも重要参考レースとなる。
 狙い目は、太田が自力で優勝だ。小橋の折り返し、高木と小倉に流したい。

太田=小橋(8=7)、太田−高木(8-1)、太田−小倉(8-2)の4点で勝負する。