競輪一発勝負



小倉「競輪祭」 一般 02R 2005年01月30日

太田真一 埼玉 75期逃捲
×鈴木一央 福井 63期差捲
 笹川竜治 新潟 71期差脚
 神徳隆司 福岡 82期逃捲
水島章 大阪 57期差脚
 田中弘章 福岡 68期差捲
 品田浩二 群馬 71期差脚
 八谷誠賢 福岡 77期逃捲
深井高志 東京 63期差脚

八谷が捨て身の先行、太田捲り切れず惨敗。

深井−神徳−田中の車連(9-4)は7,160円、三連単(9-4-6)は38,180円でスジ違い車券でした。


地元九州補充ライン.VS.どん底に喘ぐ太田ライン。

 補充選手が神徳、田中、八谷、深井と4車の中での一般戦となった。 特選シードで恥を捨ててお帰りにならなかった太田に稼ぐ意識を感じる。 地元九州勢は八谷と神徳で並び田中が3番手を固めるヨーロッパラインとなった。 関東ラインは太田に深井が順当な埼京ラインの並びだが補充だけに4番手に回る事になるかも知れない。 近畿勢の鈴木と水島は目標が無く苦しいと思うが、鈴木の秘めた捲り脚なら近況の太田を沈める事も難なくできよう。
 並びは、八谷−神徳−田中、鈴木−水島、太田−深井−笹川−品田、と想定した。 太田はGHHと大きな数字が並び正念場の番組となった。落ちる処まで落ちれば脚が地に着いて安定する筈である。まだ、あだ、落ちるのか。 地元九州ラインが控えめな競争をするのか、関係なく稼ぐ競争に徹するかであろう。面白いのは脚を温存したときの鈴木一央の捲りだ。
 狙い目は、太田から番手深井の折り返し、鈴木と水島だ。

太田=深井(1=9)、太田−鈴木(1-2)、太田−水島(1-5)の4点で勝負する。


小倉「競輪祭」 決勝 11R 2005年01月30日

 加藤慎平 岐阜 81期逃捲
後閑信一 群馬 65期差捲
 内林久徳 滋賀 62期差捲
 山口幸二 岐阜 62期差脚
×佐藤慎太郎福島 78期差脚
 川口満宏 東京 58期差脚
 山田裕仁 岐阜 61期自在
望月永悟 静岡 77期差脚
神山雄一郎栃木 61期自在

後閑信一が先行神山の番手から抜けだし、特別競輪初優勝。

 周回は、加藤−山田−山口−内林、佐藤、神山−後閑−川口−望月、で岐阜ラインが正攻法からの展開となった。 赤板手前で神山−後閑−川口−望月が上昇し、加藤ラインを抑え込みながら打鐘を向かえる。 神山が主導権を奪うと、後方で加藤マーク山田に内林が並び、山田が外に車を持ち出し、内林が山口と接触して落車してしまった。 佐藤が神山番手の後閑に襲いかかるが後閑があっさりと捌いて佐藤を沈める。
 最終2角は、神山−後閑−川口、佐藤−望月、加藤−山田−山口、となり、加藤が捲り発進する。3角で後閑が加藤に併せて踏み込み4角を回り直線となる。 神山を交わし後閑がそのままゴール線を通過して特別競輪の初優勝を飾りGPの権利を獲得した。立川FT、大宮GVに続いて3連勝である。 捲り追い込んだ加藤が及ばず2着、加藤も武雄FT、岐阜GVと連覇中であった。3着には後閑マークの川口が流れ込んだ。
 神山が先行してしまった。加藤も優勝を意識して先行する気持ちはなかったのではないだろうか。 中部ラインを内林が攻め込んで落車して山田の勝機が失われた感じである。「おめでとう、後閑信一」

後閑−加藤−川口の車連(2-1)は1,540円、三連単(2-1-6)は11,050円で先行番手車券でした。


九州勢が沈み中部と関東の流れから、伏兵が登場するのか。

 決勝戦に勝ち上がったのは、北日本から安定度一位の佐藤慎太郎、関東からは復調してきた神山雄一郎と後閑信一に恵まれた川口満宏の3車。 南関からは静岡で一番乗れている望月永悟だ。中部からは岐阜トリオとなって惜しくも10連勝で幕を閉じた加藤慎平に山田裕仁に山口幸二だ。 近畿から内林が運を持ち続けた。
 関東勢は神山と後閑に川口の順で並びは確定だろう。中部勢も加藤に山田と山口で結束する。目標のない佐藤に望月と内林は切れ目からの直線の縦脚に望みが見える。小倉バンクは風無く高速だけに難解であり前橋と異なる展開と成るようである。
 並びは、加藤−山田−山口−内林、佐藤、望月、神山−後閑−川口、と想定した。 先行は加藤と思われるが、岐阜ラインから優勝者をと考えるか、自らの優勝を意識するかであろう。何れにしても番手が山田なので遅めの踏みだしとなる。神山がカマシて主導権を握り、東日本5車で並ぶと乗れている後閑が大宮記念と同じような結果が待っていそうだ。 地元九州勢が沈んでしまって、中部と関東の戦いに福島の佐藤が、力を付けてきた静岡は望月が伏兵となろう。
 狙い目は、後閑から神山の折り返し、佐藤と望月に期待した。

後閑=神山(2=9)、後閑−佐藤(2-5)、後閑−望月(2-8)の4点で勝負する。