競輪一発勝負



佐世保「ふるさと」 決勝 11R 2004年04月25日

1小野俊之 大分 77期自在
  2濱口高彰 岐阜 59期差脚
  3井上昌己 長崎 86期逃捲
4高谷雅彦 青森 67期逃捲
  5星島太 岡山 66期差脚
×6笹川竜治 新潟 71期差脚
 7山内卓也 愛知 77期自在
  8金子貴志 愛知 75期逃捲
9有坂直樹 秋田 64期差脚

鮮やかな捲りが決まり金子貴志が優勝。

 周回は、金子−濱口−山内、高谷−有坂−笹川、井上−小野−星島、の並びで綺麗な三分戦となった。 赤板手前から後方の井上ラインが上昇し、高谷ラインが中団を伺いに踏み込み、ラインの前と後が入れ替わる。
 打鐘では、井上−小野−星島、高谷−有坂−笹川、金子−濱口−山内、となり、井上の好回転で一列棒状のまま最終HSを通過する。 第1センターから4番手の高谷が踏み出すが、マーク有坂の動きが悪い。2角から金子がダッシュをして徐々に加速をしていく。 小野が高谷に併せて叩くと、外から金子が此を一気に捲り、前団を一気に飲み込んでしまった。中部ラインで123を独占した。
 金子は今開催@@A@と展開にも恵まれたが、逃げ捲りが冴え渡り佐世保バンクに風を味方に付け優勝した。 2着濱口も@A@Aと連を外すことなく中部勢が恵まれたようだ。また3着の山内GB@Bも今後の活躍が楽しみである。 それにしても地元九州勢は風向きが悪かったようである。

金子−濱口の車連(8-2)は1,180円、枠連(2-6)は480円で中部スジ車券でした。


地元井上と小野が人気を集めるが、北日本ラインに風が舞う。

 準決勝で伏見と吉岡が沈んでしまい、積極的な先行タイプは地元井上と金子が2着に粘り駒を進めた。 番手師として小野、高谷と笹川に山内のツキも落ちていない。北日本勢は高谷に有坂で並んで笹川が3番手を固める。 中部勢は金子と山内の愛知コンビに濱口で結束する。地元井上には小野で中国の星島が直線に駆ける。綺麗な三分戦となろう。
 並びは、金子−山内−濱口、高谷−有坂−笹川、井上−小野−星島、と想定した。 逃げるのは金子ではないだろうか、井上は優勝を意識するとマークが小野で踏みだしが遅くなるだろう。 高谷が自然体で金子と井上を主導権争いに導き、一気に捲り浮上しそうだ。
 狙い目は、有坂から高谷の折り返しに笹川の流れ込み、小野の残り目だ。

有坂=高谷(9=4)、有坂−笹川(9-6)、有坂−小野(9-1)の4点で勝負する。