競輪一発勝負
静岡「日本選手権」 決勝 11R 2004年03月28日
× | 1 | 小野俊之 | 大分 | 77期 | 自在 |
◎ | 2 | 村上義弘 | 京都 | 73期 | 逃捲 |
| 3 | 伏見俊昭 | 福島 | 75期 | 逃捲 |
| 4 | 大井啓世 | 奈良 | 58期 | 差脚 |
| 5 | 出口眞浩 | 神奈川 | 63期 | 差捲 |
注 | 6 | 濱口高彰 | 岐阜 | 59期 | 差脚 |
○ | 7 | 佐藤慎太郎 | 福島 | 78期 | 差脚 |
| 8 | 山口幸二 | 岐阜 | 62期 | 差脚 |
| 9 | 伊藤保文 | 京都 | 71期 | 自在 |
伏見が村上の先行を鮮やかにラインで捲り優勝。
周回は、伏見−佐藤−出口、山口−濱口、村上−伊藤−大井−小野、で青板を通過する。
2センターで小野が村上番手を奪いに動く、4角から村上が上昇を始めるとマークは伊藤と小野の競り合いとなった。
村上が伏見を抑えながら赤板を向かえ、打鐘を受けて主導権を握る。
村上−(イン小野、アウト伊藤)−大井、山口−濱口、伏見−佐藤−出口、となる。山口が追い上げて村上と並び最終HSを回る。
村上−(イン小野−伊藤、アウト山口−濱口)−大井、と村上マークを巡って脚を使う共倒れ状態となった。
最後は小野が番手を確保した。BSから伏見が発進して徐々に回転が上がり、第2センターで村上を交わして捲り切る。
ゴール線は伏見が佐藤を振り切って優勝、2着にマーク佐藤、3着にも出口が入り、伏見ラインで上位独占した。
村上の粘りが無かったのが残念である、やはり後続で競り合っていると精神的な重荷があるのであろう。
伏見が日に日に調子を上げて来た、以前の神山のように見事なまでのタイミングでライン戦をアピールしてくれた。
終わってみれば、村上は先行して澤田に捲られたように、伏見にもあっさりと捲られてしまった。
伏見−佐藤の車連(3-7)は2,370円、枠連(3-5)は1,030円で捲り車券でした。
村上と伏見の先行争いに、目標が無い小野、濱口、山口が鍵を握る。
機動型は西の村上と東の伏見が勝ち上がった。近畿勢は村上に伊藤と大井でラインが出来る。
東日本勢は伏見に佐藤と出口で連携する。目標のない九州の小野は自ら攻めの戦いとなり、中部の濱口と山口は苦しい展開になりそうである。
並びは、村上−伊藤−大井、小野、山口−濱口、伏見−佐藤−出口、と想定した。
準決から村上の強烈な捲りが印象に残り、内が空いてラッキーな大井の運が良い、澤田の高回転を使った伊藤が1着であった。
先行は村上なら、番手を巡り小野と山口が絡んで行き、伏見の捲りが村上に迫れるかである。その時は伏見、村上、佐藤、だ。
伏見が先行なら、村上が捲る展開になり、佐藤が牽制を入れると準決のような流れになり、村上、佐藤、伏見、だ。
伏見の仕上がりは徐々に上向いているが、山田が沈んだように疲れがある。村上はGPからの悪運を抜け出した感じがする。
大井は準決で運を使い切ってしまっただろう。ラインが乱れ伊藤が自ら動くと、小野や濱口が面白そうだ。
狙い目は、村上から佐藤の折り返し、小野と濱口を絡めたい。
村上=佐藤(2=7)、村上−小野(2-1)、村上−濱口(2-6)の4点で勝負する。
ミスターKEIRIN X さんの駿府ダービー決勝。
予想展開
@小野
A村上-H伊藤保-C大井 G山口幸 -E浜口高 B伏見-F佐藤慎-D出口
日本一の先行選手A村上の番手は@小野とH伊藤で激しい競り!競りがどちらかに
決着つけば、まってましたとばかりに今度はG山口が村上の番手を虎視眈々と狙う!
B伏見が勝つには村上の番手が切れたときにタイミングよく番手にはまった時だ。
しかし、準決勝の素晴らしい調子を見てしまえば、やはり村上が高人気になりそうだ。
A=C、A-E、A-F、A-D
しかし、駿府ダービーはこの結末では終わらない!
昨年の2003KEIRINグランプリを思い出して欲しい。
伏見と村上の先行日本一を賭けた歴史に残る先行争いを!
これは平成の先行日本一の伏見VS村上の伝説の序章に過ぎないのです。
ですからこの二人(A村上とB伏見)には優勝というより真っ向勝負で先行争いをして欲しい!
そしてKEIRINをもっともっと盛り上げて引っ張っていける選手なのです。
結論は最終的に番手を狙いに行くG山口幸の番手のE浜口、村上の3番手C大井の突っ込み、
伏見ラインのスピードに乗ってD出口の一発!
E浜口=C大井、D出口=E浜口、D出口=C大井 この大穴車単6点で駿府ダービーは勝負する。