競輪一発勝負
小倉「競輪祭」 決勝 11R 2004年01月25日
◎ | 1 | 岡部芳幸 | 福島 | 66期 | 自在 |
| 2 | 小野俊之 | 大分 | 77期 | 自在 |
△ | 3 | 佐々木則幸 | 高知 | 79期 | 逃捲 |
| 4 | 香川雄介 | 香川 | 76期 | 自在 |
| 5 | 小橋正義 | 新潟 | 59期 | 差脚 |
▲ | 6 | 友定祐己 | 岡山 | 82期 | 逃捲 |
○ | 7 | 佐藤慎太郎 | 福島 | 78期 | 差脚 |
| 8 | 池尻浩一 | 福岡 | 63期 | 差脚 |
| 9 | 小川圭二 | 徳島 | 68期 | 差捲 |
鬼脚の小橋が佐々木番手を奪い優勝、GP指定席を確保した。
周回は、岡部−佐藤−小橋、佐々木−小川−香川−小野−池尻、友定、と並んだ。
友定が単騎となり、佐々木の番手は小川と小野に小橋が名乗りを上げている。人気は競りを嫌って、北日本の岡部=佐藤が佐々木絡みの車券を上回った。
赤板を通過すると小野が上昇して佐々木番手を伺う、素直に小川が車を下げて打鐘を受けた。小橋は後ろの佐々木の踏みだ出しに合わせて外に持ち込む。
小川が追い上げて佐々木マークはイン小野でアウト小川となり、小橋とのサンドイッチを嫌って外コースでの競り合いとなり、小橋が最内で3車が佐々木の番手戦となった。
佐々木はピッチを上げられず、友定が一気にカマシて先頭に出て最終HSを回った。佐々木は友定のカマシに離されてしまった。
佐々木の番手は小野と小川の競り合いを横目で見て小橋がご馳走様と確保した、岡部−佐藤が捲り込んで行く。岡部が捲り失速、佐藤が切り替える。
友定と佐々木の大きく空いた車間の差が縮まって、第2センターで友定を捕らえた。佐々木−小橋−佐藤となり直線勝負となった。
ゴール線で小橋が僅かに佐々木を差して優勝した。
結果論として、先行1車の佐々木番手が競りになればマーク選手も脚を使い先行優位に戦える、小川と小野は共倒れした隙に小橋が脚を残してマーク出来たようだ。
際どい勝負に持ち込んだ佐々木のペース配分も良かった。岡部の失速はどうしたのかがっくりした。友定もカマシて見せ場を作ったが、持続する力が足りなかった。
もう少し遅めのタイミングで北日本ラインを引き連れていれば話は変わったかも知れない。
小橋−佐々木の車連(5-3)は3,890円、枠連(3-4)は1,040円で番手師車券でした。
中部近畿勢は消えて、西京勢の天下となったようだ。
北日本は岡部と佐藤の福島2車、関東は小橋のみで1車、中国は友定1車、四国は佐々木と小川に香川で3車、九州からは池尻と小野で2車となった。
中部と近畿は不在となって風向きが西京優位となった。東日本勢は岡部に佐藤を小橋が3番手追走、四国トリオは佐々木に小川と香川で並びそうだ。
友定が4番手となって中四国ラインで纏まることも考えられるが、友定は捲り主体であり、位置のない九州勢は小野と池尻がマークしそうだ。
並びは、佐々木−小川−香川、岡部−佐藤−小橋、友定−小野−池尻、と想定した。
先行は佐々木であろう、早めに友定が動いて、ここは貫禄で岡部が佐藤を引き連れてグランプリレーサーとしての実績と経験でねじ伏せることになろう。
しかし、見事に有力選手が沈没してしまったか、それはドームとなり高速バンクなので先行タイプが押し切れずに沈んでしまった事だ。
実力が均衡してきた証拠でもある。調子が良いのは佐々木と友定の2車であろう。特に友定は連日のように強いイメージを見せてくれた。
狙い目は、ズバリ岡部と佐藤の折り返しを本線にしたい。お遊びで絶好調は先行1車の佐々木@A@と友定B@@の折り返しが妙味だ。
岡部=佐藤(1=7)、佐々木=友定(3=6)、の4点で勝負する。
もりながさんの予想
一応日本海側で、毎年2、3回は雪が降る北九州。とはいえ、4〜5cm積もっても大体が昼ごろに解ける積雪。
朝降った雪が翌日まで凍って残るほど寒い日が続くのは、私が北九州に来てからの9年間で記憶に無い。
ドーム開催だけに競争自体は関係無いのだが、雪に弱い九州の交通網はガタガタで集客に影響しそう。
なにも競輪祭に重ならなくても・・・。
周回中は、小野-池尻、友定-小橋、岡部-佐藤、佐々木-小川-香川と予想。九州は小野が頭で好位置狙いのコメント
で佐々木後位でイン粘りか捲り、小橋は最終的には好位のコメントで、佐々木後位で競る可能性もあるが、旧岡山で
初手は友定後位もあるかもしれない。
逃げ・捲りが残る高速バンクのはずの小倉で、先行選手が意識しすぎてか壊滅状態。さらにグランプリメンバーも
準決勝の段階で2人しか残ってないという大波乱の今年の競輪祭。そんな中、ただ一人逃げで実績を残して
勝ち上がった佐々木ラインが中心。2日目、準決勝のレース振りを見て最も安定している。なんとなく1993年の海田が勝った
ダービーを思い起こさせ、ここは佐々木の逃げ切りを中心視。すんなりなら小川の差しも互角だが、小川というと
3番手なら凄い差し足で突き抜けるのに番手だと何故か抜けず2着に甘んじる印象。しかも佐々木後位は小野、小橋、
もしかしたら岡部も狙う位置。一応2着小川中心で考えるも、筋違いの可能性も十分。連日捲り炸裂の友定も小倉
バンクは優勝経験もあり相性がいい。佐々木後位がもつれるようだと捲り一発も。
2車単 佐々木=小川、友定、佐々木−池尻、小橋、で勝負
あとは、現場でオッズ見て3連単を検討。
そいにしても寒かああ!こぎゃん寒か九州っちゅうとは、おい32年生きてきたばってん、初めてばい。
芹沢薫さんの予想
グランプリ、まさか伏見が逃げるとは・・・。どうしても『逃げるのは村上!!!』と言う幻想ばかり纏わり付いていた気がしますね。
そして大宮記念の太田の優勝・・・。メンバーや番組の利も有りましたが、悲願の地元記念Vに、乾杯。
さて、競輪祭ですが、GPメンバーの低たらくばかりが目立ちますね。
しかも小倉は大雪・・・小倉競馬の中継の映像で、相当の豪雪と言うのは分かりますが、まさに『ドーム様様』ですね。
で、並びですが、佐々木−小川−香川−友定・小野−池尻・岡部−佐藤−小橋と見ました。
ただ小橋の事ですから、『佐々木のハコ』とか、『池尻君の後ろ』とか言いそうですが・・・。
車券はスジ重視で2=8・1=7・9=4に、力の123ボックスと言った所でしょうか?
競輪祭も1月に移行して、グランプリメンバーの調整が難しい気がしますが、一つの傾向が掴めた気がしますね。