競輪一発勝負



ヤンググランプリ'03 12R 2003年12月29日

1稲垣裕之 京都 86期逃捲
  2矢口啓一郎群馬 86期逃捲
3井上昌己 長崎 86期逃捲
4岡田征陽 東京 85期逃捲
5吉田敏洋 愛知 85期逃捲
 6吉川誠 神奈川86期逃捲
 7藤原憲征 新潟 85期逃捲
8中川誠一郎熊本 85期逃捲
  9海老根恵太千葉 86期逃捲

海老根が捲り、マーク岡田が昨年2着の鬱憤を晴らす。

 周回は、井上−中川、矢口−藤原−吉川、稲垣−吉田−海老根−岡田、の並びで南関連携が無くなり岡田が単騎勝負となった。 青板を通過して早くも3角から稲垣−吉田−海老根−岡田が上昇をして赤板を向かえた。2角で稲垣は先頭固定誘導員を外して先頭に出た。
 打鐘では、稲垣−吉田−海老根−岡田、(イン井上−中川、アウト矢口−藤原−吉川)と中団が併走となった。 稲垣がピッチを上げないので、矢口が発進すると稲垣も併せて踏み込んだ。最終HSで矢口が稲垣と並び、両者の主導権争いになった。 前が短くなり2角から海老根が自力で捲り込んで行くと、岡田と吉川が追走する。井上−中川が後方に置かれたまま動けない。 3角で海老根−岡田が捲りきると、藤原が切り替えて最終4角を回り3車の直線勝負となった。 岡田が海老根を捕らえて優勝、海老根が2着に残った。

岡田−海老根の車連(4-9)は8,290円、枠連(4-6)は360円で気楽な単騎車券でした。



ラインから点と点の一発勝負だ。

 関東勢は矢口に藤原の上越ラインに岡田が追走かと思われる。南関勢は海老根に吉川であるが前後は微妙である。 中部近畿勢は稲垣に吉田、九州勢は井上に中川の連携と考えられる。何れにしても1着を狙う一発勝負なので線というより点の戦いだろう。
 並びは、矢口−藤原−岡田、井上−中川、海老根−吉川、稲垣−吉田、と想定した。 誰が先行してもおかしくない競争である、とりわけ稲垣が逃げるのではないかと思われる。 関東勢でまとまれば矢口もラインが長くなり先行しやすい状態になる。気軽に競争できるのは無欲に逃げる稲垣かも知れない、同県村上の指導があろう。 直線で脚を貯めての一発屋は誰になるのか、展開次第であろう。岡田あたりの連絡みが面白そうである。海老根も好調を維持して吉川に貢献する場面も有りそうだ。 矢口が逃げれば藤原の番手捲り、稲垣が逃げると吉田が優位だが狙われる位置で脚を使いそうである。 すんなり九州なり南関のワンツーになったり、人気は割れそうだ。
 狙い目は、中部近畿ラインは稲垣と吉田、九州ラインの井上と中川、折り返しだ。

稲垣=吉田(1=5)、井上=中川(3=8)の4点で勝負する。