競輪一発勝負
広島「共同通信社杯」 二予 11R 2003年10月11日
× | 1 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 自在 |
| 2 | 澤田義和 | 兵庫 | 69期 | 自在 |
◎ | 3 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
注 | 4 | 三宅伸 | 岡山 | 64期 | 自在 |
| 5 | 松永晃典 | 静岡 | 76期 | 差脚 |
| 6 | 吉田敏洋 | 愛知 | 85期 | 逃捲 |
| 7 | 佐々木龍也 | 神奈川 | 57期 | 差脚 |
| 8 | 佐々木則幸 | 高知 | 79期 | 逃捲 |
○ | 9 | 後閑信一 | 群馬 | 65期 | 差捲 |
吉田の先行に乗った山田が楽勝となった。
周回は、佐々木則−三宅、澤田−松永、太田−後閑、吉田−山田−佐々木龍、の細切れ戦となった。
赤板手前から吉田ラインがゆっくりと上昇すると太田ラインが続く、正攻法の佐々木則を押さえ打鐘を向かえた。
主導権を握った吉田は中団が併走になるのを確認して4角から踏み出した。
最終HSは、吉田−山田−佐々木龍−(イン佐々木則−三宅、アウト太田−後閑)−澤田−松永、となった。
2角でなんとなんと佐々木則が太田を弾いて飛ばしてしまった。山田は車間を空けて逃げる吉田を援護している余裕がある様だ。
2角から佐々木則が捲り込んでいくと、山田が牽制を入れると内が空いたのを見て、後方の澤田が掬っていく。
直線を向くと山田が楽勝といった展開となった。山田、澤田、佐々木龍、の順でゴール線を抜けた。
太田真一は余りにも中途半端な競争をしてくれたものであろうか。中団を狙うのも良いが、併走とも成ると脚を使い、弱すぎる太田を見てしまった。
積極的に先行すべきであった。
山田−澤田の車連(1-2)は1,650円、枠連(1-2)は1,040円で先行番手車券でした。
自力型が揃って、太田には苦しい展開となるのか。
山田、澤田、太田、三宅、吉田、佐々木則幸と自力型が揃って太田にとっては試練の競争になった。
山田と太田は下降線、吉田と佐々木則幸は上昇線であろう。後は経験が物申す競輪だ。さらに展開も味方に付ける事が出来るかである。
並びは、澤田−松永、太田−後閑、佐々木則幸−三宅、吉田−山田−佐々木龍也、と想定されている。
位置のない南関勢は松永と佐々木龍也の選択と切り替えが生じよう。先行は吉田が有力と思われ番手から山田が早気に動くのか。
太田もマークが後閑なら安心して先行で挑み、南関勢の切り替えを誘いたい、山田も吉田に前を任す事で自力を封じるマイナスもあろう。
狙い目は、太田真一から後閑の折り返し、山田と三宅に流した。
太田=後閑(3=9)、太田−山田(3-1)、太田−三宅(3-4)の4点で勝負する。
広島「共同通信社杯」 ひろしまピースカップ 12R 2003年10月11日
| 1 | 堤洋 | 徳島 | 75期 | 自在 |
○ | 2 | 吉岡稔真 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
× | 3 | 小橋正義 | 新潟 | 59期 | 差脚 |
| 4 | 松岡彰洋 | 三重 | 69期 | 逃捲 |
◎ | 5 | 加倉正義 | 福岡 | 68期 | 差脚 |
| 6 | 一丸安貴 | 愛知 | 70期 | 自在 |
| 7 | 小倉竜二 | 徳島 | 77期 | 自在 |
| 8 | 鈴木誠 | 千葉 | 55期 | 差脚 |
注 | 9 | 濱口高彰 | 岐阜 | 59期 | 差脚 |
堤と吉岡の先行争いが長引き、マーク屋の出番となった。
周回は、松岡−一丸−濱口、吉岡−加倉−小橋、堤−小倉−鈴木、の三分戦となった。
青板のBSから早くも堤ラインが上昇を始め、松岡ラインと並んで赤板を通過する。
正攻法に堤ライン、中団にイン松岡ラインとアウト吉岡ラインで打鐘を受けた。
ピッチが上がらずに4角で吉岡が発進すると堤も併せて踏み込だ。
最終HSは、(イン堤−小倉−鈴木、アウト吉岡−加倉−小橋)−松岡−一丸−濱口、となり堤と吉岡の主導権争いに成っている。
堤も引かない、吉岡が追いすがる、1センターから松岡が捲り込んでくると加倉が牽制する。堤と吉岡が並んだまま最終4角となった。
吉岡が頭一つ抜け出して直線を向いた。ゴール線は吉岡、小倉、加倉、小橋の4車が横に並んだ。吉岡は力を出し切って差のない4着に残ったのは本物だ。
「倉」より「小」となり、小倉と小橋で加倉は3着となった。
伏見、太田、堤と競争を見たが、太田は自分の競争をしていないのに恥じ入るべきである。
小倉−小橋の車連(7-3)は13,410円、枠連(3-5)は2,720円で直線勝負車券でした。
吉岡が捨てられない、マーク加倉の頭を期待した。
九州から吉岡と小橋、四国から堤と小倉、中部勢は松岡に一丸と濱口の3車となり、東日本勢は小橋1車と非常に寂しい感じである。
小橋は吉岡ラインをマークすると思われる。
並びは、吉岡−加倉−小橋、堤−小倉−鈴木、松岡−一丸−濱口、と想定した。
先頭の吉岡、堤、松岡を考えると、加倉と小橋を連れて吉岡の先行が有りそうだ。
特選2個レースは先行が沈んで捲りが冴えた競争結果が精神的に影響するのか。
何れにしても吉岡が先行する確率が高いのではないだろうか。松岡も番手が動ける一丸の為の競争は避けたいが中部結束で風よけになれるか。
隙をついて堤と小倉の徳島コンビが浮上する展開も読める。
狙い目は、先行番手の加倉と吉岡の折り返し、小橋、濱口に振り込んだ。
加倉=吉岡(5=2)、加倉−小橋(5-3)、加倉−濱口(5-9)の4点で勝負する。