競輪一発勝負



向日町「ふるさと」 決勝 11R 2003年06月29日

1村上義弘 京都 73期逃脚
2小橋正義 新潟 59期差脚
× 3大井啓世 奈良 58期差脚
  4坂本英一 栃木 59期差脚
  5濱口高彰 岐阜 59期差脚
 6室井健一 徳島 69期差捲
7松本整 京都 45期差捲
  8有賀高士 石川 61期差脚
  9横田努 熊本 69期自在

村上が逃げ切り優勝、マーク松本は横田と濱口に攻められ沈没。

 周回は、横田−室井、小橋−坂本、濱口−有賀、村上−松本−大井、の並びとなり地元勢は後方から攻める展開となった。 ゆっくりと脚を貯めて赤板を通過する。先頭誘導員のピッチが上がり2角から村上が上昇して、打鐘を聞いて先頭に出る。
 横田が村上の番手は松本に飛び付いた。松本と横田が叩き合っていると、後方から濱口が追い上げて、松本は横田と濱口に挟まれサンドイッチとなる。 横田が潰れ、村上の番手は松本と濱口で競り合っている。後方で小橋と大井が落車、村上はマイペースで風を切っている。 BSから坂本が自力で捲り込んでくる。濱口マークの有賀が脚を貯めて最終4角で車を外に持ち出す。
 直線では村上が、番手争いの松本と濱口は失速し、有賀が、外から坂本が突っ込んできた。 村上が後続を千切って優勝、坂本が直線伸びて2着、有賀が3着の順で幕を閉じた。 信念で走る村上の先行1車の競争を見せて貰った。

村上−坂本の車連(1-4)は2,590円、枠連(1-4)は710円で先行1車車券でした。



先行1車は村上でマーク松本が無風で追走できるか。

 準決で強い競争をしたのは村上である。伸び脚が良かったのは小橋が目に付いた。 さらに有賀と好調な大井も侮れない。村上は松本の地元京都コンビがそのままワンツーを決める展開に持ち込めるのであろうか。 京都コンビに大井が3番手を固めそうである。西京勢は横田に室井、中部勢は濱口に有賀、関東勢は小橋と坂本である。 横田は自力勝負か、番手狙いか。関東ラインと中部ラインは共に目標が無く苦しい展開になりそうである。
 並びは、村上−松本−大井、横田−室井、小橋−坂本、濱口−有賀、と想定した。 先行は村上で、松本が番手を無風で回れるのか。3番手の大井に競るよりも番手松本と競り合わなければ、村上を交わす事はできないだろう。 競り込むのは横田と小橋か、あるいは格下の室井と有賀が松本の天敵となるか。
 坂本に小橋と濱口の59期トリオ、横田と室井の69期コンビ、なんともベテランが経験と実績で優出してきたものである。 個人的には大井に優勝して貰いたい、村上の番手で無く3番手では苦しいかな。松本が競られて沈没すれば内を掬って村上を差し込むチャンスはあるのだ。
 狙い目は、村上から松本の折り返し、松本と大井の突き抜け、村上と小橋の欲に賭けたい。

村上=松本(1=7)、松本−大井(7-3)、村上−小橋(1-2)の4点で勝負する。