競輪一発勝負



平塚記念 決勝 11R 2003年05月05日

  1高木隆弘 神奈川64期差捲
2吉岡稔真 福岡 65期逃捲
3小嶋敬二 石川 74期逃捲
  4山口幸二 岐阜 62期差脚
  5新藤敦 神奈川62期差脚
 6平沼由充 福島 83期自在
 7新田康仁 静岡 74期逃捲
  8水書義弘 千葉 75期逃捲
× 9岡部芳幸 福島 66期自在

主導権争いとなり、吉岡の捲りが決まり番手岡部の優勝。

 周回は、小嶋−山口、吉岡−岡部−平沼、水書−新田−高木−新藤、の並びで南関4車が結束し、吉岡のマークは岡部−平沼の北日本勢となった。 赤板を通過すると、南関ラインが上昇をする、吉岡も絡む、誘導員との車間を小嶋が空けている。打鐘で水書、小嶋の主導権争いとなった。
 最終HSは、小嶋が抜け出し、水書と新田は外に浮いてしまい、小嶋−山口に新藤と高木が切り替えた。 吉岡が発進して捲り込んでいく、徐々にピッチが上がり、小嶋−山口を力で捲り切り、山口が岡部を牽制し、最終4角を回る。 岡部が吉岡を差し込んで優勝した。3着には地元ホームバンクの高木が意地でやって来た。
 前団が主導権争いとなり、吉岡の願っていた捲り展開になった。最終HSからの発進で力が不足していたのか、マーク岡部に交わされたのは仕方あるまい。

岡部−吉岡の車連(9-2)は1,370円、枠連(2=6)は580円で捲り番手車券でした。



蘇った吉岡から、自力の小嶋と岡部の力勝負だ。

 地元ホームバンクから高木と新藤が勝ち上がり、機関車も新田と水書が加わり4車となり並びがどうなるのであろうか。 九州は小野が沈んで吉岡1車となってしまった。吉岡の番手も空席のようで、準決では高木が先行した吉岡マークで1勝を得て、4車で連携があるのだろうか。 中部は小嶋と山口、北日本は岡部に平沼でラインが出来る。
 並びは、南関勢が2段ロケットで結束すれば、水書−新田−高木−新藤、小嶋−山口、吉岡、−岡部−平沼、となるのだろうか。 ならば岡部が吉岡に目標を絞るだろう。新藤も高木の後輪を見ていたのでは優勝が無いので、厳しい選択をするかも知れない。 南関勢が結束すれば、吉岡と小嶋を破る確率は上がる。
 注目の選手は平沼である。準決では吉岡−高木−平沼の並びで小野が平沼と小競り合いとなり、3番手を死守して小野を沈めた気迫が良かった。 岡部の捲りにも付いて、早めなら優勝を有り得る。山口の縦の伸びは良かった。地元の高木と新藤は機関車次第であろう。
 狙い目は、地元ラインを捨てる、自力同士の戦いと見て、吉岡から小嶋の折り返し、岡部の折り返しだ。

吉岡=小嶋(2=3)、吉岡=岡部(2=9)の4点で勝負する。


川原さんのコメント

 吉岡◎ですが優勝まず無理! 16年の熱狂的な吉岡ファンだけど身近に見てきたけどまず足がないと思います。
 絶対捲れないよ!