競輪一発勝負



久留米「ふるさと」 決勝 11R 2003年04月20日

  1小倉竜二 徳島 77期自在
2吉岡稔真 福岡 65期逃捲
3伏見俊昭 福島 75期逃捲
  4佐藤慎太郎福島 78期差脚
5加倉正義 福岡 68期差脚
 6濱田浩司 愛媛 81期逃捲
×7小野俊之 大分 77期自在
  8室井竜二 徳島 65期差脚
  9鈴木誠 千葉 55期差脚

伏見が先行で押し切り優勝、吉岡沈没、捲りの小野が及ばず。

 周回は、吉岡−加倉、小野−鈴木、濱田−小倉−室井、伏見−佐藤、の並びとなった。 九州勢は吉岡と小野がお互いに持ち味を出す為に別れての戦いになった。吉岡は地元ホームバンク加倉の為に競争をする様である。 小野が吉岡の前を回ると、地元加倉が3番手となり、吉岡には許されない事の様である。小野に鈴木がマークしての細切れ戦となった。
 青板を過ぎると、伏見が上昇して濱田の横に並び併走して封じ込める。濱田に捨て身の先行をさせない為の策であろう。 そのまま赤板を、さらに打鐘を受ける。正攻法の吉岡もまだ動かない、第2センターを過ぎ4角あたりから伏見が発進した。
 最終HSで吉岡を伏見が交わして、伏見−佐藤、吉岡−加倉、小野−鈴木、小倉−濱田−室井、の順で第一センタを回り、吉岡は車間を空けて捲るタイミングを計っている。 5番手の小野が尽かさずに吉岡より早めに捲り込んで行く、吉岡を交わして小野は内を付いて佐藤を飛ばす、外に車を持ち出し、鈴木は空いた内を割るように直線に向いた。 小野は伏見を捲り切ることが出来ず、中から鈴木が伸びるが、伏見が後続を振り切って優勝した。
 良い競争であった。迷わず仕掛ける事の大切さ、を学習させて貰った。吉岡も打鐘で先行すれば良かったし、もっと早めに捲り発進していれば、結果は変わっていただろう。 何も迷わずに濱田の先行を封じて逃げた伏見に軍配が上がった。

伏見−鈴木の車連(3-9)は10,250円、枠連(3-6)は3,240円で逃げ切り車券でした。



地元九州勢は吉岡、加倉、小野の意地に期待したい。

 地元九州勢は小野、吉岡、加倉の3車、四国勢は小倉、濱田、室井の3車、北日本勢は佐藤、伏見の2車、南関で鈴木となった。 関東勢に中部、近畿勢が消えてしまった。ラインは伏見に佐藤の福島コンビに千葉の鈴木が3番手で東日本で結束する。 四国勢は濱田の番手に小倉で室井が追走する布陣だろう。九州勢は絶好調の吉岡が先頭で戦って貰いたいが、小野が前で風よけの競争も有り得る。 小野を先頭にして中団から捲る展開が優勝への近道ではないだろうか。
 並びは、伏見−佐藤−鈴木、小野−吉岡−加倉、濱田−小倉−室井、と想定した。 先行は伏見か濱田で何れかで、九州ラインは中団から脚を貯めての競争だろう。伏見も調子を上げている、それ以上に吉岡は気合いが加わり人気を二分しよう。 四国勢も小倉と室井で伏せ兵が切り込む場面もある。
 狙い目は、吉岡の優勝を祈願して、加倉、小野、伏見の折り返しだ。

吉岡−加倉(2-5)、吉岡−小野(2-7)、吉岡=伏見(2=3)の4点で勝負する。