競輪一発勝負



岐阜記念 決勝 11R 2002年12月23日

1加藤慎平 岐阜 81期逃捲
  2伏見俊昭 福島 75期逃脚
3渡邉晴智 静岡 73期差捲
  4中川誠一郎熊本 85期逃捲
  5兵藤一也 群馬 82期自在
 6渡邊秀明 神奈川68期差捲
×7合志正臣 熊本 81期逃捲
  8川原義哲 大阪 72期逃捲
9濱口高彰 岐阜 59期差脚

伏見が先行して、3番手の渡邊秀明が番手渡邉晴智を交わして優勝。

 周回は、加藤−濱口−川原、伏見−渡邉−渡邊、中川、合志−兵藤、となる。合志が後攻めを嫌って上昇し、川原を退かして3番手に潜り込んだ。 中川が上昇して合志が迎え入れた。加藤−濱口−中川−合志−川原、兵藤−伏見−渡邉−渡邊と変わった。 伏見ラインがゆっくりと上昇して、中川ラインを押さえ込みながら赤板を向かえる。
 赤板は、加藤−濱口−(イン中川−合志−兵藤、アウト伏見−渡邉−渡邊)−川原、で通過した。 伏見は2角から踏み込んで加藤を押さえ打鐘を受けた。
 最終HSは、伏見−渡邉−渡邊−兵藤がアウトバンクを使って発進すると、中川がこれに襲いかかる高回転となり、合志は切れてしまった。 2角で渡邉が中川をブロックするが、中川は巻き返して伏見と並ぶがアウトコースで捲り切る事は出来ないで、最終4角を回った。 大きく横に広がると、先行番手の渡邉を3番手の脚を貯めていた渡邊が交わして、ワタナベコンビのワンツーとなった。
 合志の動きがいかがわしい、中川の根性が目に付いた。伏見は押し切る事が出来ないのでまだまだの感じである。

渡邊−渡邉の車連(6-3)は5,850円、枠連(3-5)は680円でワタナベ車券でした。



最後の記念競輪は地元岐阜コンビのワンツーか。

 厳しい準決を勝ち上がってきた選手の好調振りが目に付いて、動ける選手がそれだけに多くなったようである。 伏見には南関勢の渡邉と渡邊で結束すると思われる。地元中部地区は加藤に濱口となって川原が続きそうである。 九州勢は中川と合志の熊本コンビに位置のない兵藤が3番手で様子をみるのではないだろうか。
 並びは、伏見−渡邉−渡邊、中川−合志−兵藤、加藤−濱口−川原、と想定した。 先手は誰が奪うのであろうか、加藤、中川には同県の濱口と合志がマークして血の濃いラインとなっている。 伏見には南関勢で、自己の優勝を狙うようだと動きが遅くなりそうである。地元の加藤も優勝を狙うに濱口のガードを信頼しては先行で勝負するだろう。 気楽なのは中川と合志の第三のラインとなろう。
 有馬記念も武豊の騎乗に疑問が残るが、人気薄で逃げた馬が2着に残る波乱となった。 準決は川原、渡邊、合志、の動きがよかった様な感じであった。今年最後の記念競輪を征するのはやはり地元勢ではないだろうか。
 狙い目は、加藤マークの濱口を頭にして折り返し、合志と渡邉に振り込んでみたい。

濱口=加藤(9=1)、濱口−合志(9-7)、濱口−渡邉(9-3)の4点で勝負する。