競輪一発勝負



岸和田「全日本選抜」 特選 06R 2002年11月04日

× 1岡部芳幸 福島 66期自在
2新藤敦 神奈川62期差脚
3太田真一 埼玉 75期逃捲
  4幸田光博 栃木 67期自在
  5小川巧 岡山 57期差脚
 6谷津田将吾福島 83期逃捲
 7細川洋 神奈川69期差脚
  8三槻智清 佐賀 80期逃捲
9小橋正義 新潟 59期差脚

太田と谷津田の主導権争いは太田だが、番手の岡部が捲った。

 周回は、三槻−小川、谷津田−岡部−新藤−細川、太田−小橋−幸田、で折り合った。 第2センターから太田ラインが動き、谷津田ラインを押さえながら赤板を通過する。太田は三槻を射程圏内において打鐘を受ける。
 3角から太田が発進して主導権を握ると、谷津田がフル回転で此に襲いかかる。 最終HSはイン太田、アウト谷津田の先行争いの藻掻き合いとなった。岡部が内に包まれるのを嫌い2角から番手捲りを打った。 小橋が切り替えていく。太田が谷津田に競り勝つが、岡部が捲り切り、追走する。太田にもこんな根性があったのだ。
 岡部−太田−小橋の順で最終4角を回り、そのままの体勢でゴール線を抜けた。 太田は谷津田には負けられない意地があったようだ、しかし岡部が一枚上であった。

岡部−太田の車連(1-3)は2,440円、枠連(1-3)は1,550円で先手必勝車券でした。



負け戦を大切に、太田真一と谷津田に三槻との三分戦だ。

 自在屋は岡部、太田、谷津田、三槻の4車で、岡部は同県の谷津田に前を任せる。 太田には小橋と幸田で関東ラインが出来上がる。谷津田に岡部の福島コンビには新藤と細川の神奈川コンビが続きそうだ。 西日本勢は三槻に小川で西京ラインとなる。
 並びは、谷津田−岡部−新藤−細川、太田−小橋−幸田、三槻−小川、と想定した。 先行意欲は谷津田が一番強く、マーク岡部を浮上させ、南関を引き寄せれば益々優位だ。 太田も番手が小橋ならば安心して逃げられる、小橋が後続を牽制してくれるだろう。
 狙い目は、太田真一から小橋の折り返し、実績から岡部と新藤で充分だ。

太田=小橋(3=9)、太田−岡部(3-1)、太田−新藤(3-2)の4点で勝負する。


岸和田「全日本選抜」 決勝 11R 2002年11月04日

× 1神山雄一郎栃木 61期自在
2小野俊之 大分 77期自在
3村上義弘 京都 73期逃脚
  4渡会宏和 愛知 65期自在
  5渡邉晴智 静岡 73期差捲
 6戸辺英雄 茨城 51期差脚
 7市田佳寿浩福井 76期逃脚
  8合志正臣 熊本 81期逃捲
  9松永晃典 静岡 76期差脚

市田が逃げ、小野の先捲りを、外から村上が捲り優勝。

 周回は、神山−戸辺、小野−合志、市田−渡邉−松永、村上−度会、と想定通りのライン構成となった。 風の吹き荒れる岸和田バンクなのか、動きが無いまま早くも赤板を通過した。神山が逃げる気持ちは無いのでピッチを緩め、後方の動きを探っている。 2角過ぎて5番手の市田が動いて神山と並び打鐘を受けた。神山は当然の如く車を下げたいった。 市田−渡邉−松永に小野−合志が村上−度会を前に呼び込んだ。さすが小野のレース運びは上手い感じがする。
 最終HSは、市田−渡邉−松永−(イン神山−戸辺、アウト村上−度会)−小野−合志、の順で通り過ぎる。 小野−合志が4番手に上がる、市田が風を嫌いながら逃げている。小野−合志が先に捲り込んでいくと村上も続き第2センターから踏み込んで3角を回った。 小野が市田ラインを捕らえ、期待の小野かと思われたが、村上が外を伸びて特別競輪の初優勝と立川GPの切符を手に入れた。 2着には小野、3着には連日の縦脚が光った戸辺が中を割って強襲していた。
 村上は市田との主導権争いでの共倒れを嫌って、一歩遅れてこそ落ち着いて競争が出来たようだ。今節は小野がタイトルに近いと思ったが、小野の捲りを捲る村上に乾杯だ。 村上の徹底先行の競争スタイルが変わるとは思えないが、GPは松本が番手で京都コンビから目が離せなくなった。

村上−小野の車連(3-2)は2,460円、枠連(2-3)は1,000円で捲り狼車券でした。



神山と小野に村上が有力で、物足りない決勝戦メンバーだ。

 厳しい勝ち上がりから決勝に勝ち上がったメンバーを見ると、熊本の合志が見慣れない感じである。 私は大宮記念で合志を見て、今年の成長株として記憶に留めている選手の一人である。このメンバーでは小野と心中覚悟だ。 神山の準決での勢いは凄かったが、疲れた感じの顔が気に掛かる。 村上は先行で此処まで来たように誰がマークしようがスタイルは変えないだろう、よって市田との連携は無いような感じである。 南関静岡コンビに機関車が不在でどちらかの番手に行くのではないだろうか、度会が中部近畿で村上をマークするのだろうか。
 並びは、村上−度会、市田−渡邉−松永、小野−合志、神山−戸辺、と想定した。 村上と市田で先行争いをするのではないだろうか、村上が主導権を握りマークの度会が切れて、誰が潜り込んでいるかである。 おそらく小野が良い位置で競争しているように思える。小野、村上、神山、の3車から優勝者が生まれる確率が高いのではと考える。
 狙い目は、小野から村上と神山の折り返しで良さそうだ。

小野=村上(2=3)、小野=神山(2=1)の4点で勝負する。


どさけんさんの予想

 中部勢は山田 小嶋がぬけ なんと渡会が乗って来た。予想もしてなかったが豊橋競輪のいつかわすれたけどふるさとで2着、記念で優勝もしている。 これはあなどれない。地元豊橋が来年で消えるらしいから、めいどのみあげに優勝してしまえ・・・ だけど現実は神山の今回の意気込みがすごいので よって

神山=小野(1=2) 神山=渡邉(1=5) 神山=村上(1=3) キヤスメで神山=渡会(1=4)

 藤森さんの太田選手が最近G1の決勝にのれてないから苦々しいでしょうが腐らずがんばってください。 今度はグランプリでお会いしよう がははははは・・・・


もりながさんの予想

 周回中は、コメントどおりなら神山-戸邉、小野-合志、市田-渡邉-松永、村上-渡会。 村上、市田の近畿両者はどちらも逃げ屋のため、持ち味を生かすため別線となった。 この2人、現在ともに好調で甲乙つけがたいが、先手を取るのは村上、市田は捲りかカマシで叩き合いの可能性は低いとみる。 成績が示すように、現在の村上を逃がしたら捲るのは至難の業。 その村上と今回3度対戦して、差し、差し、捲りで、いずれも先着した小野のGI初制覇に期待する。 今年の小野は、とにかくレースがよく見えるようになった印象。村上3番手キープから早めの追い込みか、 村上と市田が叩き合いになった場合は捲りで優勝を狙う。

小野=村上(2=3)、小野−合志、小野−渡会で勝負 あ、そいと 村上−渡会 も追加。

 え? なんでかって?  2000年2月27日ふるさとダービー豊橋11R決勝での村上−渡会が、おいの今までの最高配当金やんねぇ。競輪・競馬通じて。 今回、配当つかんばってん、まぁご祝儀買い。


佐藤さんの予想

 名前は聞いた事ある連中だが、とても特別の決勝とは思えないメンバーというのが正直な感想。 かといって、敗れ去っていった強力な車に対して不満があるわけでもない。 松本・山田の両者はGPの権利があるにも関わらず、目先の1勝を追う姿に強い気持ちを感じた。 「どうしてもお金が欲しい」という気持ちが今の選手より強いのだろう。 A級でも月100万以上稼げるこのこ時世にどこまで本質を見極められるか? 80期代の連中にはそれが解らないのであろう。 競輪選手にローンは似合わない。キャッシュで買うべきだ。その為にも貪欲に上を目指してもらいたい。 競輪祭の野田は何処行った? 共同通信杯の大塚はどうした?  最近名前すら聞かない。もうお腹一杯なのか?
 さて展開予想。藤森さんと同じで近畿勢は分れて戦って初めて両者に勝ちが見えてくる。 神山-戸辺 小野-合志 村上-渡会 市田-渡邊-松永 の細切れ戦になると読んだ。間違ったら申し訳無いです。 先行意欲マンマンは村上。村上は後ろが誰であろうと先行以外勝ちは見えてこない。ラインは2車。 しかし実際は村上に先行してもらう様、小野ラインがここにつくと思われる。故に村上-渡会-小野-合志 と書くのが正解に近いのでは?
 小野の狙いは3番手をキープして5番手以降の捲りに合わせて発進すること。 村上の狙いはマイペースに持ち込んで、捲りと同時に自分も踏み込んで逃げ粘りを図る事、欲がぶつかったラインの完成である。 しかし、こんな欲も今の神山なら突き抜けてしまうだろう。5番手とれば勝機は十分。 小野が合わせて捲りに行けば、渡会や村上に張られないので神山にとって小野の3番手は歓迎なのでは?  展開・格・実績・メンバー・調子・気合・GP出場意欲・人気どれを取っても神山に風が吹いている。  いつもならばここで天邪鬼っぷりを如何なく発揮するところだが、これだけ条件が揃うと素直になるのが一番。 私も人の子。目の前にお金が落ちているのに拾わない手はない。相手はラインより実績を買いたい。 神山が捲って一緒についてくる小野、先行で粘る村上。市田ラインは市田が捨て身の先行をすれば松永あたり突っ込んでこれるが、今回は敬遠しておきたい。 今年の流れからいって3着は渡会か合志と見る。

神山-小野 神山-村上 の2点で勝負


eX−Dさんの予想

 まず今回の全日本選抜。決勝メンバーを見ると関東2人、南関2人、中部1人、近畿2人、九州2人となった。 中部1人というのは様々な要因が考えられる。山口兄弟は落車、濱口はスランプ、山田は準決勝いいレースはしたがetc…というふうである。
 並びは2通り想定した。
 その1 B村上−F市田−C渡会、A小野−G合志、@神山−E戸邉、−D渡邉−H松永
 その2 B村上−C渡会、F市田−D渡邉−H松永、A小野−G合志、@神山−E戸邉 と、いうことである。
 さて、GPポイントを持っている村上はGPに出られるかは微妙だ。 そこで同地区の市田がサポートをする事だって十分考えられるが、やはり両者G1が欲しいであろう、 よってその1のB村上、F市田の並びは逆も考えられる。
 さて本題に入って、本命はC渡会である。今開催の成績は2、3、1。準決勝こそは山田のサポートがあってこそだったが、2次予選は自力で3着に入ったので最後の脚も期待できる。 まして、ホームバンクの豊橋競輪場の閉鎖というニュースが入ってから最初のG1。何か見えない力があるように感じる。 とにかく地元のためにも頑張って欲しい。
 また、小野が渡会の位置を取るようなこともあるのでチェックはしておく。
 まとめると、◎…C度会、○B…村上、△…F市田、×…A小野、注…G合志よって、

渡会=村上(4=3)、度会=市田(4=7)、度会=小野(4=2)、村上=市田(3=7)、小野=合志(2=8)、村上=小野(3=2)の12点!!


中嶋さんの予想

 今、岸和田から帰った。今日はまともじゃなかった。 突風&寒風プラス雨、10年前平場のびわこ競輪で、一回競技順延というのを経験したが今日はそうなるかと思ったくらいでした。
 ところで明日の予想だが、村上の後ろは静岡とみた。よってかわいそうだが彼は飛ぶ。 いい選手だが...展開的には大分の絶好調男だが、今回は市田ハコの度会に漁夫の利があるとみた。 ゴール前は度会。横を見たら神山が居そうである。

よって今回のあたり車券は 4-1