競輪一発勝負
岸和田「全日本選抜」 二予 08R 2002年11月02日
注 | 1 | 小川巧 | 岡山 | 57期 | 差脚 |
× | 2 | 山口幸二 | 岐阜 | 62期 | 差脚 |
◎ | 3 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
| 4 | 笠松信幸 | 愛知 | 84期 | 逃捲 |
| 5 | 戸辺英雄 | 茨城 | 51期 | 差脚 |
| 6 | 増田鉄男 | 徳島 | 74期 | 差脚 |
○ | 7 | 小橋正義 | 新潟 | 59期 | 差脚 |
| 8 | 前反祐一郎 | 広島 | 81期 | 逃捲 |
| 9 | 島野浩司 | 愛知 | 62期 | 自在 |
太田マークは、番手師としての勝負根性が小橋に光り輝いた。
周回は、前反−小川−増田、笠松−島野−山口、太田−小橋−戸辺、の並びとなった。
太田はスタートを出渋って後攻めを選び先行意欲を見せている。3角から太田ラインが動いて中団の笠松ラインを押さえながら赤板を通過した。
笠松は此を嫌って車を下げて7番手となった。並びが、前反−小川−増田、太田−小橋−戸辺、笠松−島野−山口、と中後団が入れ代わった。
打鐘から太田が発進して前反ラインをカマシテ主導権を握り、中団が縺れるのを見てピッチを緩める。
笠松が捲り発進して最終HSを回る、太田番手は小橋がキッチリと笠松を第一センターで飛ばした。
太田−小橋−戸辺が綺麗に最終BSを通過すると、島野が単騎で捲ってくるが、小橋が捌いて最終4角を回る。
ゴール線は横に並んだが、小橋、戸辺、太田、の順で通過した。内から山口、外から増田が強襲したが関東ラインには及ばなかった。
先行太田の番手は小橋が勝負師としての貫禄を示した。太田も小橋がマークするなら、安心して逃げたいものである。
小橋−戸辺の車連(7-5)は690円、枠連(4-5)は570円で先行突き抜け車券でした。
関東、中四国、中部、綺麗な三分戦の番組構成だ。
関東勢は太田に小橋が番手で戸辺が3番手、中部勢は笠松に同県の島野で山口が3番手、中四国勢は前反に小川で増田が3番手、なにか3番手に匂いが漂う。
初日の太田は先行、前反は捲り、笠松は追い込みで勝ち上がった。太田の先行意欲が強いのではないだろうか。
並びは、太田−小橋−戸辺、前反−小川−増田、笠松−島野−山口、と想定した。
太田が先行して小橋がキッチリと番手の仕事をして前反の捲りを封じてくれるだろう。前で混戦になると島野が自力で山口とのワンツーがあるのか。
狙い目は、太田真一から小橋の折り返し、山口と小川をヒモ付けにしたい。
太田=小橋(3=7)、太田−山口(3-2)、太田−小川(3-1)の4点で勝負する。
岸和田「全日本選抜」 スタールビー賞 12R 2002年11月02日
◎ | 1 | 村上義弘 | 京都 | 73期 | 逃脚 |
| 2 | 山口富生 | 岐阜 | 68期 | 差脚 |
| 3 | 神山雄一郎 | 栃木 | 61期 | 自在 |
○ | 4 | 松本整 | 京都 | 45期 | 差捲 |
| 5 | 岡部芳幸 | 福島 | 66期 | 自在 |
| 6 | 後閑信一 | 群馬 | 65期 | 差捲 |
| 7 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 自在 |
注 | 8 | 佐藤慎太郎 | 福島 | 78期 | 差脚 |
× | 9 | 小野俊之 | 大分 | 77期 | 自在 |
村上の先行に誰も動けず、番手松本が抜け出す。
周回は、岡部−佐藤、山田−山口、神山−後閑、村上−松本−小野、の並びとなった。
動きがないまま赤板を通過する。7番手から村上−松本−小野が上昇をして、村上が正攻法の岡部を捕らえると打鐘を聞いた。
岡部は飛びつかずに車を下げ4番手をキープした。4角から村上が踏み出す。
最終HSは、村上−松本−小野、岡部−佐藤、山田−山口、神山−後閑、の一列棒状となり、山田が車間を空けている。
村上がフル回転で、後続の岡部、山田、神山も捲って行けない。そのままハイピッチのまま村上が風を切って最終4角を回った。
松本、小野が横に広がり、岡部が内を、佐藤が外を、攻め込んでいった。
ゴール線は先行番手の松本が抜け出し、佐藤が外を伸びて2着になった。
村上に先行は日本一であろう。すごかった、松本を引き出す捨て身の先行となってしまったが、誰も捲れない先行であった。
山田と神山にとっては勝ち上がりに影響のない競争と言うべきかも知れない。
松本−佐藤の車連(4-8)は13,850円、枠連(4-6)は410円で鉄人車券でした。
南関勢と中四国勢が消えたが、先行は村上1車だ。
地元近畿勢は京都コンビの村上に松本、中部勢は山田に山口の岐阜コンビ、九州の小野は単騎となり巧みな競争スタイルを発揮しそうだ。
関東勢は神山に後閑の懐かしコンビ、北日本勢は岡部と佐藤の福島コンビとなり、同県が3組となった。
並びは、村上−松本、山田−山口、小野、岡部−佐藤、神山−後閑、と想定した。
最終ホームでは村上が風を切って、小野が中団に居るか、神山が後方8番手に下げているのか。
見所が沢山ありそうな番組である。
すんなり村上が先行して中団が縺れるのではないだろうか、すれば村上が押し切るチャンスがある。
神山も岡部の先捲りで内に包まれて失速する心配がある。小野の単騎で自由に動ける競争スタイルが生きてきそうだ。
狙い目は、神山を切り捨てて村上から松本の折り返し、小野、佐藤に光を見いだした。
村上=松本(1=4)、村上−小野(1-9)、村上−佐藤(1-8)の4点で勝負する。