競輪一発勝負



観音寺記念 順位 10R 2002年10月27日

× 1山田裕仁 岐阜 61期自在
  2鈴木誠 千葉 55期差脚
3太田真一 埼玉 75期逃捲
4坂巻正己 茨城 55期差脚
  5和田誠吾 広島 55期差捲
 6郡司盛夫 神奈川50期差脚
 7松本一成 新潟 77期逃捲
  8川口秀人 徳島 57期差脚
9新藤敦 神奈川62期差脚

松本が先行で、中団の山田の捲りが決まる。

 周回は、山田−和田−川口、太田−坂巻−鈴木、松本−新藤−郡司、の想定通りの並びとなって赤板を通過した。 第一センターから松本ラインが踏み上げて、山田を抑えると打鐘を受けた。太田は追走するが、松本が流し気味になると中途半端に7番手に下がった。
 最終HSは、松本−新藤−郡司、山田−和田−川口、太田−坂巻−鈴木、となり太田が発進するが、松本の掛かりが良く回転が上がらない。 どうした太田真一! 最終BSから山田が捲り発進する、太田は番手の和田に弾かれて飛んで失速してしまった。 山田ラインが松本ラインを捲りきって、そのままラインで123独占となった。

山田−和田の車連(1-5)は640円、枠連(1-4)は420円で捲り車券でした。



決勝戦でも恥じないメンバーでの負け戦だ。

 自在屋は山田、太田、松本の3車である。山田には和田と川口でラインが出来そうだ。太田と松本の結束は同脚質なので、神奈川コンビの新藤と郡司は松本マークになるのか。 太田には坂巻になり、鈴木が3番手と思われる。
 並びは、太田−坂巻−鈴木、松本−新藤−郡司、山田−和田−川口、と想定した。 太田はAAEとまだ1着が無い。準決は頭を狙いにいったのだろうか、意外な展開で力を出し切ることが無く沈んだのは残念であった。 それを反省して、松本には負けない競争をして貰いたい。
 狙い目は、太田から坂巻、山田の折り返し、新藤あたりで良いだろう。

太田−坂巻(3-4)、太田=山田(3=1)、太田−新藤(3-9)の4点で勝負する。


観音寺記念 決勝 11R 2002年10月27日

1小倉竜二 徳島 77期自在
2児玉広志 香川 66期差捲
  3岩見潤 三重 71期自在
  4阿部康雄 新潟 68期差脚
5三宅伸 岡山 64期自在
 6川崎洋 岡山 69期自在
×7渡会宏和 愛知 65期自在
  8安福洋一 奈良 41期差脚
  9佐々木則幸高知 79期逃捲

地元四国3車が佐々木のカマシ先行で綺麗に123を決める。

 周回は、佐々木−児玉−小倉−阿部、度会−岩見−安福、三宅−川崎、の4−3−2の隊列となった。 赤板で三宅−川崎が上昇すると度会−岩見−安福が続き、佐々木ラインを押さえて打鐘を受ける。 三宅は誘導員をどかして主導権を握ると阿部も切り替えて、佐々木−児玉−小倉は後方に引いた。 4角で佐々木が一気にダッシュして前団をカマシて店頭に出る。
 最終BSは、佐々木−児玉−小倉、三宅−川崎、度会−岩見−安福−阿部、となり三宅が切れて小倉との車間が空きすぎている。 完全に四国3車の争いとなり最終4角を回った。ゴール線で児玉が佐々木を交わして優勝、2着は佐々木が小倉を振りきった。

児玉−佐々木の車連(2-9)は1,120円、枠連(2-6)は700円でカマシ車券でした。



先行1車は地元四国の佐々木に児玉と小倉の強力ラインだが、

 決勝戦のメンバーだろうか、山田、太田、吉岡、新藤、鈴木が敗れ去った。 地元四国勢にとっては最高のメンバーとなったのではないだろうか。先行は佐々木1車で児玉と小倉で結束するのである。 三宅には川崎の岡山コンビに東日本1車となってしまった阿部が続きそうだ。中部近畿勢は度会に岩見と安福の順であろう。
 並びは、佐々木−児玉−小倉、三宅−川崎−阿部、度会−岩見−安福、と想定した。 準決の佐々木の競争は1着を意識しての走りだったのであろうか。児玉を引き出す為に捨て身の先行策ではなかったのだろうか、主導権を奪えず中団に納まり頭を意識したのか。 先頭の掛かりが良く、追走一杯で中団で休んで緩んだ処から一気にゴール線を駆け抜けたように誰もが見えたのでないだろうか。 度会のカマシも、三宅の先行も、ベテランの領域で競争が見えている様だ。
 狙い目は、児玉から小倉の折り返しが一番人気であろう。自ら動く三宅と度会が絡みそうだ。

児玉=小倉(2=1)、児玉−度会(2-7)、児玉−三宅(2-5)の4点で勝負する。