競輪一発勝負
オールスター 熊本 特選 06R 2002年09月23日
× | 1 | 佐々木則幸 | 高知 | 79期 | 逃捲 |
◎ | 2 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
| 3 | 舘泰守 | 愛知 | 80期 | 逃捲 |
| 4 | 北野武史 | 石川 | 78期 | 差脚 |
| 5 | 梶應弘樹 | 愛媛 | 57期 | 差脚 |
| 6 | 中澤孝之 | 大阪 | 56期 | 差脚 |
注 | 7 | 渡会宏和 | 愛知 | 65期 | 自在 |
| 8 | 加倉正義 | 福岡 | 68期 | 差捲 |
○ | 9 | 坂本英一 | 栃木 | 59期 | 差脚 |
太田真一は逃げるが、長い直線で7着に沈んだ。
度会−坂本の車連(7-9)は2,550円、枠連(5-6)は710円で番手番手車券でした。
太田真一が、自分の力を出し切って頭を狙う。
先行車は佐々木、太田、館と1、2、3番車と揃った。太田には坂本で関東ライン、佐々木には梶應で四国ライン、館には度会と北野で中部ラインとなる。
加倉は四国ライン、中澤は関東ライン3番手ではないだろうか。
並びは、太田−坂本−中澤、佐々木−梶應−加倉、館−度会−北野、と想定した。
勝負運に泣かされたメンバーの負け戦となったようである。やはり此処も東日本勢が少なく、太田にとっては負けられぬ試練のメンバーであろう。
じっくりと落ち着いて力を出し切る自分の競争をして貰いたい。すれば自ずと成績も付いてくる。
狙い目は、太田真一から坂本の折り返し、佐々木と度会に振り込みたい。
太田=坂本(2=9)、太田−佐々木(2-1)、太田−度会(2-7)の4点で勝負する。
オールスター 熊本 決勝 2002年09月23日
▲ | 1 | 横田努 | 熊本 | 69期 | 自在 |
◎ | 2 | 神山雄一郎 | 栃木 | 61期 | 自在 |
| 3 | 齋藤登志信 | 山形 | 80期 | 逃捲 |
| 4 | 新藤敦 | 神奈川 | 62期 | 差脚 |
× | 5 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 自在 |
| 6 | 池尻浩一 | 福岡 | 63期 | 差脚 |
| 7 | 岡部芳幸 | 福島 | 66期 | 自在 |
○ | 8 | 高木隆弘 | 神奈川 | 64期 | 差捲 |
△ | 9 | 松本整 | 京都 | 45期 | 差捲 |
山田の捲りに乗った松本が展開に恵まれ、特別競輪2連覇。
周回は、齋藤−岡部−新藤、山田−松本−池尻、神山−高木−横田、の並びとなった。
新藤は先行すると思われる北日本ライン3番手、池尻は中部近畿ライン3番手、地元横田は空いている神山ライン3番手となった。
直線の長いバンクなので前々3番手なら勝算はある。
赤板手前4角で神山が後攻めを嫌ってか車を上げて正攻法の齋藤ラインを封じながら併走する。山田ラインは落ち着いて後方で様子を伺っている。
打鐘を受けると神山が踏み込んで先頭に出るとピッチを緩め先行はしない、出来ない。
中団に引いた齋藤がアウトバンクを使いながら、神山ラインを叩いて主導権を奪い返すとペースを落とす。
最終HSは、齋藤−岡部−新藤、神山−高木−横田、山田−松本−池尻、の一本棒で通過した。
1角から齋藤が全開発進する、後方から神山より先に山田が発進した。山田の回転が良く、3角で綺麗にラインで捲り切った。
こうなれば山田マークの松本が展開優位だ。しかも神山も動けない、横田が動くが力不足だ。
山田−松本−池尻で最終4角を回り、ゴール線では松本と池尻で突き抜け、山田が3着に残った。
山田ラインの3車で123を独占してしまった。
松本−池尻の車連(9-6)は3,890円、枠連(5-6)は870円でズブズブ車券でした。
佐藤さんの感想
さすが熊本500バンク。よほどの力が無い限り先行した時点で自分が要らなくなってしまう。斎藤の不運な所はそこなのであろう。
ただ、予想通り新藤が3番手に付いたおかげで多少の覚悟は出来ていたのではないのか? いずれにせよ80期NO1の斎藤には今後期待したい。
神山の凡走には驚いた。いや凡走なのだろうか? 斎藤の逃げが強烈だったのか? 4日目・5日目と比べて重く見えたのは私だけじゃないはず。
期待していただけに残念。
さて、松本には天晴の一言なのだが、こうも簡単に連覇できるとは思わなかった。
私の予想では山田の捲りに付いて行くのが精一杯と見ていただけにびっくり。
まさか? を考え買い目には入れたが。そろそろGP出場者が決まってくる。だがこのまま行くと今年のGP、先行が居なくなる。
又、古原など出てくると盛り上がりに欠けるのは?
そのあたりどう思うかは個々の考えだが、今の制度で考えると、今年なんかで考えると特別で2or3着に1回でも入ればGPの当確線上に浮き出てくる。
細川・古原・池尻。この3人が嫌いなのではない。細川選手は私は大ファンだ。
ただ、GPに出れる器で無く感じ取られる。そのあたりもう少しマシな制度は無いのであろうか?
もりながさんの感想
戦前の予想通り誰も逃げたくないスローな展開。こんな時に必要なのはやはり思いきりの良さなのであろう。
個人的に、近年の山田の一番評価できるのはその思いきりの良さ。このレースでもまさにそれを思い知らされた。
齋藤にしても自分が優勝するためにはギリギリまで仕掛けを遅らせたいのは解る。
齋藤はスプリンタータイプで騙し逃げしにくいというのもあったのだろう。
1角までスローに落としたのは仕方がない。称えるべきは、それを見透かしたかのような山田の動きだろう。
昨日の予想文でも書いたとおり、今回の山田の動きは決して良いとは言えなかった。
さらに言えば、後ろの松本はマークの仕事せず遠慮なく交わすタイプで、早い仕掛けでは優勝の可能性は少なくなる。
にもかかわらず齋藤の仕掛けに合わせて動き、捲りきった。いや、脱帽である。
(いや、山田の動きを予想しなかったわけではない。ただ、捲れない、と思ってしまった・・・。反省。)
もう一つ言えることとして、山田にとっての神山の存在。既にグランプリ出走を決めている
山田は、ここまでGPポイント無しの神山を如何に沈めるかを考えていただろう。
先捲りを打ってしまえば神山を沈められる。後から考えれば、あたりまえの展開だったわけだ。
きっちり差して優勝した松本はさすがの一言。寛仁親王牌で8年も更新した自身の最年長GI優勝記録を、あっさりと更新した。いやはや、恐るべき43歳だ。
2着池尻は惜しいの一言。個人的にこの人は2つイメージを持っている。
(1)脚で不足する分を頭でカバーするクレバーな選手
(2)よく言えばいい人、悪く言えばお人よし、
であるのだが、好感持てる選手であるだけに頑張ってほしかった。
これでGPポイントを伸ばし2度目のグランプリ出走も視野に入ってきた。
最後に地元横田。結果はともかくせめて齋藤後位で競ってほしかった。
ドライに言い切ってしまえば、「『何でもする』と言うた選手に限って何もできんったいな」ということになるだろうが・・・。
ただ、6月に交通事故にあってからここまで復活しただけに、一応、今後に期待しておこう。一応、ね。
熊本バンクでは、競輪の女神は3番手に微笑む。
先行は齋藤1車となり岡部と北日本ラインで結束、動ける神山に南関勢は高木と新藤がマークする。
中部近畿勢は山田と松本の連携となり、地元九州勢の横田と池尻は優勝を狙うならば自力であろう。
池尻が前で地元ホームバンクの横田を引きだそう。
並びは、齋藤−岡部、神山−高木−新藤、山田−松本、池尻−横田、と想定した。
齋藤の先行と思われる、神山も優勝狙いで捲りは勝ち上がりでは番手に交わされる競争をしていたので、遅めになるだろう。
中部近畿の山田と松本は競争を楽しむ場面で気楽に、チャンスあらばワンツーを決めるだろう。問題は九州勢で、地元でファンを魅了し、地の利をどこまで行かせるかである。
池尻が前なら捨て身の先行で横田を勝負権に導くだろう。
齋藤の動きも良い、岡部の準決での伸びは良かった。神山は勝ち上がりを意識しての競争で番手に交わされていたが、決勝戦なら全力で挑もう。
山田は精神的な強さで、松本は経験を物にして、高木と新藤は展開に恵まれた。横田と池尻は共に地の利を活かして勝ち上がった。
齋藤−岡部の3番手は誰なのか、最終4角を3番手で回る選手に注目したい。山田だろうか、捲り込んだ神山か。あるいは神山と山田で中団を叩き合い岡部のご馳走様になってしまうのか。
此処は、やはり、神山と山田に松本も実績を評価に加える必要があろう。
狙い目は、神山を軸にして、高木、山田、松本、横田、に流したい。穴は新藤ではないだろうか。
神山−高木(2-8)、神山−山田(2-5)、神山−松本(2-9)、神山−横田(2-1)の4点で勝負する。
どさけんのいいかげん予想!
第45回オールスター競輪 決勝
おおおい中部が山田ひとりになったがやあ! 2じゅう数名だったのが山田だけ・・・
さて今回はもう熊本の横田の優勝そして涙がみたいんだがここはもう神山の8割がた優勝とみている。
オールスターに強い(だけ)池尻が吉岡にかわって優勝してもおかしくないでしょう
山田にも今年3回目のG1をとって賞金独り占め状態にも注目する。
神山ー横田 斎藤 新藤 山田 池尻 岡部 高木 松本(2−1 3 4 5 6 7 8 9)
神山から総流しじゃけえのう (ここでなぜか広島弁)
佐藤さんの予想
個人的には333バンクより500バンクが好き。特に熊本では直線が長く別線の3番手同士とかで来たりすると大変な配当になる。
初日はそうでも無かったが、2日目以降逃げ粘りが少なくなった。おかげをもって徹底先行が決勝に乗ってこないメンバーになってしまったが、それは否めないだろう。
巷では貴乃花が敗れたとはいえ千秋楽まで見せ場を作り、巨人・西武が順当に勝ち上がり、「強いものが勝つ」という風潮が久しぶりに感じられた。
競輪もそうである。勝ち上がり戦、久しぶりに強い神山を見た。なんだかんだ言ってまだ神山は横綱である。横綱が出ない決勝戦は買う気も起きない。
展開予想ですが少し悩む所。斎藤-岡部 山田-松本 横田-池尻 神山-高木-新藤 と考えるのが普通だろうが、新藤はこの位置でいいのか?
ここは遠征:熊本オールスター決勝。南関ラインとか言ってられないはず。新藤だって若くはないのだから、これが最後のチャンスと思ってるに違いない。
この中で一番先行が有力視されるのは斎藤。神山が捲りを狙っていると
解っている以上、神山の3番手から巻くりに乗るより斎藤の3番手で岡部がブロックした時にすかさずインを狙うのが一番の優勝の近道ではないのだろうか?
私はあえて斎藤-岡部-新藤と並べてみたい。
展開は先にも書きましたが斎藤が逃げて山田・横田・神山で中段を争う展開。こうなれば中団を取ったラインの捲りか岡部の差しと解るのだが、さてどうだろう。
岡部は勝ち上がり戦、追い込みで確保してきた。岡部の中では1着より勝ち上がりを狙ったのだろう。それは戦法は違えども神山にも言える。
神山は2次予選・準決勝と巻くりで番手に食われた様に見えるがはたしてそうなのだろうか? 神山の中では後ろに差されるより前団を飲み込む方が先決と考えての捲り。
後ろに差されても勝ち上がりに影響は無いほどの仕上がりで臨んで来ている。おそらく決勝は無理に4番手を取りに行かないだろう。
4番手を山田・横田が競り、比較的隊列が短くなったのを見て捲り一発、それが遅れても500の熊本なら3コーナーからの捲り追込みで勝機が見えてくるだろう。
相手はラインの高木、と言いたい所だが相手筆頭は新藤と冒険してみたい。新藤のマーク屋としての意地、突っ込みを信じる。飲まれると信じきって斎藤・岡部は捨て。
池尻の準決勝の足も信じたいが、後は高木に松本、山田。山田だけはウラオモで。面白いのが 松本=高木=新藤 。このバンクならありえる。
神山=山田 神山-新藤 神山-松本 神山-高木 遊びで松本・高木・新藤のBOX買い。
もりながさんの予想
二次予選までは、500バンクを意識して仕掛けが遅くなりがちで先行選手が数多く勝ち残ってたが、
さすが滑走路と揶揄される長い直線の熊本500バンク、準決勝でものの見事に若手先行選手が散っていった。
齋藤以外は45期の松本と60期代と、なんとも平均年齢の高いメンバー。さて、決勝はどうなるか。
周回中は神山-高木-新藤、山田-松本、齋藤-岡部、横田-池尻と予想。
神奈川両者の前後は微妙。最近では新藤の方が点数が上なだけに番手廻りもあるか。
九州は分かれてそれぞれ3番手になる可能性も無くはないが、熊本は横田の地元だけに横田-池尻で連携し初手は北の後位につける可能性が高いか。
各ライン見渡してみても、積極的に逃げようとする選手はいない。逃げるとしたら齋藤だが、できるだけ仕掛けを遅くした逃げになるだろう。
そうなったときに他のラインが果たして捲れるか?神山は確かに動きのよさは目立つ。
しかし、二次予選は松岡と友定が、準決勝は小嶋と小川が叩き合って、いかにも捲ってくださいと言わんばかりの展開。
動きの良さ以上に恵まれた印象が強い。齋藤がマイペースの逃げに持ち込んだときにどの位置にいるかが問題。
これで11回連続GI決勝進出の山田はなんとか決勝に乗ったものの、今回は調子が悪そう。
準決勝もあの展開で3着はいただけない。加えて後ろが松本なら積極的な仕掛けは無いとみる。
横田も地元の意地で決勝乗ったものの、まだまだ怪我から復帰途上。一応齋藤=岡部中心で考えていいだろうが、スロー必至なだけに紛れもありそうな感じ。
岡部=齋藤、岡部−池尻、岡部−新藤、岡部-松本で勝負。
心情的にゃあ横田よか池尻ば勝たせたかっちゃけどな・・・。