競輪一発勝負



大垣記念 決勝 11R 2002年05月06日

  1松本整 京都 45期差捲
  2山口富生 岐阜 68期差脚
× 3小嶋敬二 石川 74期逃捲
  4金子貴志 愛知 75期逃捲
  5内林久徳 滋賀 62期差捲
 6西郷剛 兵庫 69期自在
7山口幸二 岐阜 62期差脚
8小川巧 岡山 57期差脚
9山田裕仁 岐阜 61期自在

地元トリオは山田が捨て身で先行したが、西郷が外を伸びて優勝した。

 周回は、金子−松本−小川、山田−山口富生−山口幸二、小嶋−内林−西郷、の並びとなった。 小嶋と別れて山田と山口兄弟のホームバンク3車で結束する。金子には松本と小川、小嶋には内林が番手を指名した。 西郷は自力含みという。赤板から7番手の小嶋が上昇して山田ラインを抑えながら、先行のタイミングを伺っている。 打鐘で小嶋が主導権を握り、後ろに付いていた地元山田が発進してきた。 小嶋と山田の先行争いかと思われたが、小嶋は難なく地元トリオに主導権を譲った。山田の捨て身とも言われる先行だ。
 最終HSは、山田−山口富生−山口幸二、小嶋−内林−西郷、金子−松本−小川、の順で通過する。 金子が捲り発進するが山田のハイピッチで不発、小嶋は地元勢を庇うように車間を空けている。こうなれば山口兄弟で人気に答えそうだ。 3角から中団で脚を貯めていた西郷が単騎で踏み込んで、小嶋と並び最終4角を回る。 直線で山口富生が山田を交わす、外から捲り上げた西郷が伸びて優勝をさらってしまった。 中部地元トリオで、山田の先行で良い作戦であったが、西郷という伏せ兵に食われてしまった。

西郷−山口の車連(6-2)は12,740円、枠連(2-5)は640円で直線勝負車券でした。



東日本勢が不在となり、岐阜トリオの並びは如何に。

 機関車の小嶋と金子は共に中部地区で分かれるのであろうか。小嶋には山田に山口兄弟で本線を作ろう。 近畿勢は西郷の捲り脚に松本と内林のベテランマーカーがラインを結成。金子には小川が番手を伺おう。 これが素直な考え方であろう。中部は一つで金子を使って並びを考えても良いだろう。
 並びは、小嶋−山田−山口−山口、金子−小川、西郷−松本−内林、と想定した。 先行は小嶋であろう、問題は山田が小嶋を切り離すタイミングであろう。小嶋も調子は良く、勝負は直線になるのではないだろうか。 誰かが中部分断に挑むだろう。内林や松本のベテラン、小川という伏せ兵、西郷や金子の動きも軽快だぞ。
 狙い目は、地の利を生かす岐阜トリオを本線にして、優勝なら山田から山口幸二の折り返し、小嶋の前残り、小川のヒモ付けだ。

山田=山口(9=7)、山田−小嶋(9-3)、山田−小川(9-8)の4点で勝負する。