競輪一発勝負



川崎記念 優秀 11R 2002年04月07日

1佐々木龍也神奈川57期差脚
  2山田裕仁 岐阜 61期自在
  3小野俊之 大分 77期逃捲
  4岡田雅之 熊本 67期差脚
× 5滝澤正光 千葉 43期自在
 6望月裕一郎静岡 65期差脚
7小倉竜二 徳島 77期自在
  8和田誠吾 広島 55期差捲
9岡部芳幸 福島 66期逃捲

最終HSから小野が先行、マーク岡田が微笑んだ。

 周回は、誘導員後位を佐々木と小野が主張して譲らず併走となった。 小野が正攻法を握ると、2番手は佐々木に山田が絡んで、なかなか並びが決まらない。 佐々木が正攻法を奪い返すと岡部と滝澤が上昇しラインが出来ると、山田−小倉−和田も上昇して赤板を通過した。
 イン岡部−佐々木−滝澤、アウト山田−小倉−和田、で併走、4番手には小野−岡田−望月、で打鐘を受ける。 山田が岡部を押さえて主導権を握る、車を外に持ち出して小野が山颪でカマシて先行体勢を決める。
 最終HSは、小野−岡田−望月、山田−小倉−和田、岡部−佐々木−滝澤、の一本棒となってしまった。 山田は車間を空けている、3角から7番手の岡部が捲り発進するが不発、そのまま4角を回り、山田も動けない。 小野マークの岡田がゴール線で小野を交わして九州ワンツーとなった。

岡田−小野の車連(4-3)は6,170円、枠連(3-4)は1,490円で先行番手車券でした。



山田、岡部、小野、好調な捲り狼は誰なのだ。

 記念競輪が4日制となり、前節と後節も無くなり1節開催となった。 初日特選3個レースの3着までによって争われるのが此の優秀競争となり、全ての選手が準決に勝ち上がれるのである。 しかし、準決もABCとランク付けがあり、息の抜けない勝ち上がりレースとなっている。
 自ら動けるのは、山田、小野、岡部、の3車であり、先行選手が不在となってしまった。 岡部と小野の捲りは強烈であり、山田もよくぞと直線伸びて2着は好調を頷かせる。
 並びは、山田−小倉−和田、小野−岡田、岡部−佐々木−滝澤−望月、と想定してみた。 先行は山田か、岡部か、小野のカマシも有りそうで展開が読みにくい競争となっている。 気楽に競争出来る選手を見つけるのが車券戦術であろう。
 地元南関勢のために岡部の先行と考えたい、先行番手の佐々木が位置に恵まれる。 小野と山田で捲り合戦をして、道中は脚色に衰えが生じるのである。
 狙い目は、佐々木から岡部の折り返し、滝澤、小倉に振り込んでみたい。

佐々木=岡部(1=9)、佐々木−滝澤(1-5)、佐々木−小倉(1-7)の4点で勝負する。