競輪一発勝負



立川「日本選手権」優秀 09R 2002年03月24日

× 1岡部芳幸 福島 66期逃捲
2太田真一 埼玉 75期逃捲
  3小川圭二 徳島 68期差捲
  4渡会宏和 愛知 65期自在
  5鈴木誠 千葉 55期差脚
 6冨田卓 千葉 76期自在
7小橋正義 新潟 59期差脚
  8星島太 岡山 66期差脚
9小嶋敬二 石川 74期逃捲

太田真一の打鐘先行で、小橋との関東ワンツーを決めた。

 周回は、岡部−鈴木−冨田、小嶋−渡会−小川、太田−小橋−星島、の順で青板を通過する。 BSから早くも太田が上昇を始め、中団の小嶋を押さえ蓋をしながら赤板を回る。 2角から太田が踏み込んで岡部と並び、打鐘を受けた。
 ジャンから太田真一は発進した。すると小川が切り替えて4番手に入る。遅れを取った小嶋も踏み込んでいく。 太田の掛かりが良く、中団の岡部と併走状態となって最終第一センターを向かえ、小嶋マークの渡会は切れてしまい単騎となった。 意地の小嶋を小川がブロックした。
 太田はマーペース先行で最終4角を回り、小橋が首を振り降りゴール線で太田を交わしての関東ワンツー車券となった。 終日、積極的な先行で太田らしさが戻って、小細工無しに先行一本で頑張っていれば成績も付いてくるぞ。頑張れ、太田真一。

小橋−太田の車連(7-2)は2,140円、枠連(2-5)は1,250円で先行番手車券でした。



小嶋と太田の先行を岡部が捲る展開か。

 自在屋は岡部、太田、小嶋の3車でそれぞれにラインが出来そうだ。 太田には小橋、岡部には鈴木と冨田、小嶋には渡会、目標のない星島と小川は太田と小嶋の3番手になろう。
 並びは、太田−小橋−星島、岡部−鈴木−冨田、小嶋−渡会−小川、と想定した。 太田は気合いが入っているようだが、まだ未勝利である。小嶋も着こそまとめているが未勝利であり、立川バンクが先行泣かせか伺える。 さて、太田が逃げるか、小嶋が逃げるかは3番手次第ではないだろうか、実際は先行しなければ3番手は切り替えて最悪の8番手最終BSから捲れる脚は両車ともに失われているのではないだろうか。 すれば、先行を意識しての競争になる。
 狙い目は、太田の先行に期待して小橋との折り返し、岡部と小嶋に流してみたい。

太田=小橋(2=7)、太田−岡部(2-1)、太田−小嶋(2-9)の4点で勝負する。


立川「日本選手権」決勝 11R 2002年03月24日

1濱口高彰 岐阜 59期差脚
2佐藤慎太郎福島 78期自在
  3内林久徳 滋賀 62期差捲
  4高木隆弘 神奈川64期差捲
× 5児玉広志 香川 66期差捲
 6小林裕司 千葉 71期逃捲
 7村上義弘 京都 73期逃脚
  8古原勝己 大阪 60期差脚
9山田裕仁 岐阜 61期自在

山田裕二が「競輪祭」に続き、GT連覇を飾る。

 周回は、山田−濱口−児玉、小林−高木−佐藤、村上−内林−古原、と綺麗な三分戦となっての競争となった。 赤板手前で近畿ラインの村上が上昇を始め、正攻法の山田を押さ込もうとするが、山田が併せて踏み込み先頭を守りピッチを乱した。 村上は山田に突っ張られて頭が空白となったのではないだろうか。
 打鐘を聞いて、村上ラインが踏み上げて主導権を奪った。後方の小林は金縛り状態で、動かないのか、動けないのであろう。 山田ラインが中団に収まった。内林のマーク屋としての意地が頭を遮った。9番手の佐藤が児玉の後位に切り替えて行った。
 最終HSは、村上−内林−古原、山田−濱口−児玉−佐藤、小林−高木、の一列棒状で通過した。 佐藤が内を付き、児玉を弾いて濱口の後位となった。佐藤のこんな動きに好調さを感じる。第一センターから山田が車を外に持ち出して捲り込ん行く。 内林が山田をブロックするが、山田の力が強く、村上を飲み込んで捲りきってしまった。マーク濱口と内林の競り合いとなった。 捲り狼の山田が1着でゴール線を抜け、内林が濱口を潰して2着、3着には古原が入線しての3連単となった。
 小林が動かずに、東日本ラインが寂しい結果となった。しかし佐藤の動きは立派で、脚に力が付いてくると面白い選手になるだろう。 内林マークは古原の3着は見事であった。児玉も内を突いてきていたが位置が無く惨敗した。 山田マークの濱口も、内林との競り合いとなり不運だったが、山田の優勝の要因が其処にあったのではないだろうか。

山田−内林の車連(9-3)は1,960円、枠連(3-6)は680円で実力車券でした。


佐藤さんの感想

 どこのメディアも前予想で「村上先行で佐藤、山田が割り込む可能性あり」とか書いてありましたが、スンナリの展開の例年にない特別の決勝となった感じがあります。 とにかく小林にしろ佐藤にしろ、山田には格の違いを見せ付けられた感じがある。私自身、「山田はあんなに位置取りが上手かったのか?」とびっくりした。 岐阜勢の特別3連覇、それよりも山田自身の特別連覇になるとは・・・・ 少しでも山田を知っている人ならば、人気になればなるほど山田からは買いたくないと思う。 過去何度も裏切られた実績があるからだ。内林も準決勝は山田を差せて、決勝は届かずで惜しくも苦汁を飲んだ。 確かに捲りへの切り替えだから否めないところもあるが、折角なら内林に豪快に差して欲しかった。(車券も当たる事だし) 村上は以外にモロい様に見えるが、山田の4番手捲りでは仕方ない。むしろ、がんばったと思う。相手が強すぎたと、それだけの事だろう?  しかし、山田はこれから信用してもいいのだろうか?



村上の先行1車で内林と、女神が付いた濱口も。

 年後末で業務が忙しく、競輪に集中できない事を反省させて頂きます。 決勝戦は勝ち上がり戦の影響が大きく、番組編成に疑問符を残すメンバーになった感もある。 やはり競輪は強さではなく、展開に左右される予想を楽しむギャンブルであろう。
 並びは、村上−内林−古原、山田−濱口−児玉、小林−高木−佐藤、と想定した。 村上が先行すると思われ、無風で回れるならば内林が優勝だ。小林が出遅れれば高木、佐藤が前々に躍り出よう。 問題は山田の動きである、濱口の為の捨て身の先行もある、内林と競る事も有る。 冷静に脚を貯められるのは児玉、佐藤、古原の3番手である。中でも児玉と佐藤は自ら動ける脚を持っている。
 狙い目は、山田が何もしない事は無い、すれば番手濱口の完全優勝が出来上がるのではないだろうか、ヒモは3番手の児玉と佐藤が面白い。

濱口=山田(1=9)、濱口−児玉(1-5)、濱口−佐藤(1-2)の4点で勝負する。


佐藤さんの予想

 勝ちあがり戦の変更に伴い準決勝での戦いが一変した感がある。準決勝4個レースで落車2レースというのもそれを証明している。 1着を目指さなければ2着以内に入れない。イン粘り、番手競り、何でもありの戦いになってしまった。その中で小嶋と野田の先行争いにはすばらしいものを感じた。
 並びは 山田-浜口-児玉、小林-高木-佐藤、村上-内林-古原、の3分線チックな様相の実は児玉、佐藤、古原は線ではなく点での勝負ムンムンといった感じ。 さて、気付けば初優出が村上・小林・古原・佐藤の4人。それに対して、特別競輪優勝した経験のある人は山田・浜口・高木・児玉と4人。 古参対新参者と言った感じであろうか。今大会調子絶好調は村上に小林。共に準決勝は頭で勝ち進んだが結果を見れば他のメンバーと比べて力上位に思える。 小林は前回の川崎S級あたりから随分と良くなっている。
 展開は村上が逃げて、山田・小林が捲る展開というのがミエミエ。そうなると頭筆頭は内林。本人自身「ダービーを取るために競輪をやっている」と豪語している。 ここ数年、内林のダービーの成績は失格が多く、不本意な結果に終わっているが、今年は最初で最後のチャンスだろう。機関車にも恵まれた今、彼以外本命は居ない。 相手には絶好調:村上の逃げ残りに準決勝で余裕の勝ち方を見せた小林の捲り、あとは児玉の追い込み、山田の捲りといったところか?  ただ、問題は山田が浜口の為に捨て身の先行をした時である。現代の特別の決勝で捨て身先行というのは考えにくいのだが、今の山田ならやりかねない。 番手には1・1と勝ちあがってきた浜口が居る。そうなると浜口の頭も見えてくるだろう。浜口頭なら、相手は児玉・小林といったところだろうか。

内林=村上 内林-児玉 内林-小林 内林-山田 浜口=児玉 浜口-小林 で勝負


もりながさんの予想

 今大会は勝ち上がりの仕組みが変わり、GR賞1着が準決勝免除で決勝進出、 敗者復活戦の導入、準決勝が2着権利×4Rと実に興味深いものであった。 小野俊之や伊藤保文などは、その準決勝2着権利を意識しすぎて消極的になり失敗した感がする。
周回中は、山田-濱口-児玉、小林-高木-佐藤、村上-内林-古原と予想。 ほぼ間違いなく、村上が主導権、山田・小林が捲くる展開。村上が絶好調なうえ、後ろが内林、古原とライン的には一番しっかりしている。 今の村上の調子だと、マイペース逃げれば直線長い立川でも十分に逃げ粘れる状態にあると見て、村上、内林の直線勝負と考える。 山田の動きも悪くないが、捲くり一辺倒で読まれやすいのが難点。3角までに出切らないと内林、古原とうるさいマーク屋のヨコの仕事の餌食となるか。

村上=内林、村上−濱口 、村上−古原 、内林−濱口 で勝負

え?3連単?2車単が当たらないのに、当たるわけ無かろうもん・・・。(泣)


どさけんのいいかげん予想!

第55回日本選手権競輪 立川 11R
 はじまる前 優勝するのは村上義弘と思っていたのでまさかそのとおりになるとは驚きです・・・・ ここは山田 濱口と地元(岐阜)を応援したいけど先行一車の村上のそう流し。よって 

村上ー濱口、佐藤、内林、高木、児玉、小林、古原、山田(7−1、2、3、4、5、6、8、9)