競輪一発勝負



静岡記念後節、門司記念(小倉)前節


静岡記念 後節 特選 11R 2002年02月23日

  1小橋正義 新潟 59期差脚
  2小野俊之 大分 77期逃捲
3渡邉晴智 静岡 73期差捲
  4小倉竜二 徳島 77期自在
5小嶋敬二 石川 74期逃捲
 6稲村成浩 群馬 69期自在
×7東出剛 千葉 54期差脚
  8内林久徳 滋賀 62期差捲
9神山雄一郎栃木 61期自在

先行1車の小嶋が押し切る、内林が流れ込んで人気に応えた。

 周回は、小嶋−内林、稲村−小橋、小野−小倉、神山−渡邉−東出、で競争得点118点以上の豪華メンバーとなった。 先行は小嶋1車となり正攻法に位置取った。赤板で神山ラインが上昇して小嶋を押さえ、打鐘を聞いた。神山が踏み出すと小嶋もインをついて突っ張る。 小野が位置取り巧みに中団3番手に追い上げ、神山は5番手に下がった。稲村は意志の弱さで8番手に置かれてしまった。
 最終HSは、小嶋−内林、−小野−小倉、神山−渡邉−東出、−稲村−小橋の一列棒状を作りながら最終BSを回る。 小嶋の掛かりが良く、車間を空けた神山も3角から捲り不発に終わった。小野が4角から捲るが此も及ばない。 ゴール線はそのままで小嶋の強い先行で押し切り、マーク内林が流れ込んで一番人気に応えた。

小嶋−内林の車連(5-8)は750円、枠連(4-6)は390円で人気スジ車券でした。



東西王座戦からの豪華なメンバーとなった。

 動ける選手は小野、小嶋、稲村、神山、と揃って展開は面白く単純なように感じられ、落とし穴が潜んでいる。 小野には連携実績が豊富となっている小倉が、小嶋には内林、稲村には上越ラインということで小橋、神山の後ろは南関の地元渡邉に東出になりそうだ。
 並びは、稲村−小橋、神山−渡辺−東出、小嶋−内林、小野−小倉、と想定した。 先行は事実上は小嶋1車なので、捲り好位置を巡る対戦になる。小嶋の仕上がり次第で押し切りが優位と思える。 神山の切れ、稲村の中途半端なイン切り、小野の力を付けた填った時の捲り一発。
 狙い目は、地元渡邉を軸に神山との折り返し、東出の流れ込み、小嶋の前残りではどうだろうか。

渡邉=神山(3=9)、渡邉−東出(3-7)、渡邉−小嶋(3-5)の4点で勝負する。


門司記念(小倉) 前節 特選 11R 2002年02月23日

× 1児玉広志 香川 66期差捲
2横田努 熊本 69期逃捲
  3松本整 京都 45期差捲
  4高木隆弘 神奈川64期差捲
  5濱口高彰 岐阜 59期差脚
6紫原政文 福岡 61期自在
 7齋藤登志信山形 80期逃捲
  8兵藤一也 群馬 82期逃捲
  9鈴木誠 千葉 55期差脚

兵藤のカマシに乗る松本を、児玉が強襲して捕らえる。

 周回は、横田−紫原−児玉、兵藤−松本−濱口、齋藤−高木−鈴木、で中部近畿勢の松本と濱口は兵藤を目標にした。 赤板で、齋藤ラインが上昇して正攻法の横田とならび打鐘を受ける。齋藤が踏み込むと横田も踏み込み、齋藤のイン粘りを横田は選んだ。 齋藤マークを高木と横田で奪い合って居るのを見て、兵藤が一気にカマシながら最終HSを通過した。
 兵藤−松本が出切ると、3番手濱口と粘る齋藤が縺れ合う。児玉は最後方で脚を貯めている様だ。 兵藤−松本−濱口が抜けだし、中団から高木が自力で捲り発進すると児玉が此に飛びついて行った。 松本が高木をブロックして、最終4角を回る。松本は兵藤を庇いながらゴール線で交わすが、外から児玉が強襲して抜け出した。

児玉−松本の車連(1-3)は6,510円、枠連(1-3)は2,670円で牛若丸車券でした。



下降線気味の選手の集合で、地元勢の噴気が上がる。

 機動型は横田、齋藤の2車で、何でも有りの兵藤にラインが出来るのであろうか。 齋藤には高木と鈴木の南関勢がマークしそうだが、兵藤マークに何れかが回る事も有り得る。 横田には地元紫原に児玉が付けそうだ。中部近畿のベテランマーカーの松本と濱口に機関車不在で注意が必要だ。
 並びは、齋藤−高木−鈴木、兵藤−濱口−松本、横田−紫原−児玉、と想定した。 先行力で齋藤が主導権を奪いそうだ、兵藤が番手に襲いかかり、横田が一気に捲る展開が見えてきている。 問題は九州勢の仕上がり状態であろう。
 狙い目は、九州ラインから横田と紫原の折り返しに児玉を絡めたい。

横田=紫原(2=6)、横田−児玉(2-1)、紫原−児玉(6-1)の4点で勝負する。